この記事は2007年4月に掲載されたものです。 状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。 能の世界を身近に感じさせるニュースが2本続きました。 まずは、東京郊外の遊園地・よみうりランドで5月12日~13日に観世流の薪能が行なわれます。園内にある多宝塔が改修された記念ということですが、読売新聞東京本社版4月16日付夕刊によると、開演前にシテ方自ら解説をするそうで、遊園地での開催と併せてめずらしいとしています。 同じく東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルでは、館内にある能楽堂を使ったオリジナルセレモニー「壽―KOTOHOGI―」を発表しました。11月以降実施の人前式で、日本経済新聞東京本社版4月18日付朝刊によると、所要時間約20分で能「高砂」の一部を演じるそうです。料金は63万円と、同ホテルの教会式(231,000円)や神前式(63,000円)よりかなり高額ですが、こだわ
当ブログは、慶長寿彰個人の責任において発信しているものです。所属する組織の見解、方針とは全く関係ありません。 バージニア工科大学の事件があったからでしょうが、金曜日に娘たちの学校から父兄あてに一枚のプリントが配られました。それには、「悲劇があった後の子供たちへの接し方」というようなタイトルがついていました。今回のような事件を知って怖がっている子供たちにどう対処するか、という内容が書かれています。ちょっと簡単に訳してみましょう。 1.あなたは安全だから大丈夫だよと安心させる。 2.不安や疑問を聞いてあげる。 3.子供の年齢に応じてきちんと説明する。 4.学校や家庭での安全に関する手順を子供と一緒に再確認する。 5.不安を言葉でうまく表現できない子供の反応をよく観察する。 6.子供が、事件に関するテレビなどの報道に触れるのを制限する。 7.何よりも、普段どおりの生活を心がける。 うちの娘たちは
小宮山 ご紹介いただきました小宮山です。今、朝日新聞の三浦さんのほうから、東京大学と朝日新聞が協力して、5年間にわたって、年1回シンポジウムを開催するというお話がございました。21世紀、非常に難しい時代、あるいは、うまくいけば非常におもしろくなりそうな時代を人類は迎えております。そうしたときに朝日新聞と長期にわたるこのような企画ができますことは、東京大学としても大変光栄だし、やりがいのあるものだと考えております。 さきほど三浦さんのほうから、ここに集まる大学側の人間を、東京大学のネットワークからベストな人たちを選び出すという話がございましたが、私たちは今、いろんなネットワークを持っております。国際的にも国内的にもいろいろなものを持っております。例えば、サスティナビリティ、持続可能性というんですが、これに関しては、国内的なネットワークですと、京都大学、あるいは、きょうご登壇いただく宮原総長の
私の場合、九時間以上の国際線フライトに年に二十回くらい乗る。その機内での時間の使い方に、最近、私なりの小さなブレークスルーが生まれた。ふとしたことがきっかけで発見したのだが、機内は、講演を聞くのにじつに適した場所なのである。座席はあたかも講演会場のように窮屈だし、適度に暗い。途中で離席する自由がないからこそ逆にゆっくり話が聞ける。集中しても読書や映画鑑賞と違い目が疲れない。気がつくと一時間半とか二時間が経過し、退屈な機内の残り時間がどんどん減っていくのは快感でもある。 この発見以来、「小林秀雄講演」全六巻、「司馬遼太郎が語る」全八集、「三島由紀夫 学生との対話」(いずれも新潮社)を買って「iPod」に収め、ここ数回の日米往復ですべて聞いてしまった。日本出張を控え、さて次は何を聞こうかと思い、脳科学者・茂木健一郎がそのブログ「クオリア日記」に講演や対談の音声ファイルをこまめにアップしている
熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト」が、「許可しない合理的な理由はない」という判断の下に、熊本市から設置許可を得た。(匿名の親が赤ちゃんを置くことが出来るような施設を設置すべく、病院の施設を改造することを許可した、ということのようだ) 一方、政府は、赤ちゃんポストの設置に対して、これを実力行使で差し止めるという方針ではないようだが、かなり明確に反対・批判している。安倍首相は、親が子供を捨てるというようなことは、あってはならないことで、こうしたものを全国に拡げることには反対だ、といった談話を発表している。 捨てられ、生きることが出来なかった筈の命が救われるから「よい」のか、捨て子行為を助長するから「わるい」のか。 私は、「赤ちゃんポスト」の設置は、三つの意味で「よい」と思っている。 先ず、意思決定の問題として、赤ちゃんポストを設置することの方が「やり直し」が効くことだ。 将来、赤
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