昨日。ある方の講演がどうしても聞きたくて、猛暑が続く京都まで足を運びました。ある方とは、東京大学 大学総合教育研究センター准教授の中原淳先生。京都大学で開かれた「大学生研究フォーラム2010」の基調講演者として登壇され、「企業人材育成のフロンティア」をテーマにお話されました。 そもそも「大学生研究フォーラム」の主旨は、「大学生の成長とキャリア形成を支援すること」と、案内に書かれています。中原先生の専門は職場学習論、学習支援学であり、キャリア形成そのものではありません。しかしながら昨今の企業が抱える組織的課題が、組織構成員である人材の育成と表裏一体にあることは、ビジネスパースンなら誰もが感じているところでしょう。中原先生の多岐にわたる研究、企業との実践内容は、大学生が社会に巣立ってからのキャリア形成を考える上で示唆に富んだものであり、今夏のフォーラムでも基調講演を引き受けるに至ったものと想像