TOP > 栃木のニュース > 県内主要 > 伊達政宗の直筆書状、県立博物館が取得 秀吉へ宇都宮遅参説明、16日から展示文字サイズ 県立博物館は13日、戦国大名で初代仙台藩主・伊達政宗(だてまさむね)の直筆書状を取得したと発表した。書状は1590(天正18)年8月、政宗が豊臣秀吉(とよとみひでよし)の宇都宮(宇都宮城)到着に間に合わなかったため、生き残りをかけて遅参の状況を説明し、徹夜で宇都宮に向かう内容。調査した江田郁夫(えだいくお)同館学芸部長は「宇都宮で天下統一の総仕上げをしたことを裏付ける貴重な資料」とし、16日から30日まで同館で特別展示する。 書状は横101・2センチ、縦17・6センチで京都市内の出版社から購入。字のくせや花押、他の文書などと比較した結果、政宗の直筆と分かった。特に「明日」という文字は政宗の特徴を表していた。 書状によると、政宗は同年7月23日に居城の米沢城(山