DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューの連載「リーダーは『描く』」第13回は、六花亭製菓株式会社の小田豊前社長が登場。帯広本社での取材が実現しました。 今回は、ダイヤモンド社書籍編集局の今野が執筆を担当します。初めて「描く」の現場を体感した感動と、このプログラムの魅力を、読者のみなさまに少しでもお伝えできれば幸いです。取材は2月。その1か月後に、小田さんは21年間務めた社長を退任されることを発表されました。結果的に退任直前の取材となりました(写真・鈴木愛子、構成・今野良介)。 不安と疑念たっぷりの参加者たち 2月の帯広は想像を絶する寒さでした。取材前日、深夜の最低気温は-16℃。試しに外を歩いてみると、5分もたたずに肺の奥が痛くなるほど、空気が冷えきっています。 当日は快晴。木々に囲まれた六花亭本社の応接室が、今回の会場です。全面ガラス張りの窓からキラキラと日差しが降り注ぐ中、「描く