Chef(ChefInc)の管理ツールKnifeのプラグインで、Knife-Zeroというのを作りました。 https://github.com/higanworks/knife-zero 追記: バージョンアップして、knife zero chef_client/convergeサブコマンドを追加しました。 追記: ひと通りの機能を実装したので、knife-zeroのことをまとめるドキュメントをゆるやかに作成しています。 https://knife-zero.github.io 端的にいうとAnsibleのやり方をパクりつつ、Chef-Serverから構成管理を含む機能全部を頂戴しながら本体の管理を捨てました。 Knife-ZeroとChefのローカルモードを使うと、手元のChef-Repoだけで状態込みのサーバインフラ管理が完結するので色々と楽ができそうです。 参考: About th
今年の6月にChef Soloは役割を終え、今後引退への道をたどると言うアナウンスがChefの公式ブログでありました。Chef Soloがなくなるということは、必ずChef Serverが必要になると言うことでしょうか?答えはなんとYesです。 しかし安心してください。そのためにChef Zeroが用意されています。一言で言うと、Chef Zeroはローカルで動かせるChef Serverです。 そしてChef Clientをローカルモードで動かすことでローカルのChef Zeroに接続するため、別のChef Serverは必要ありません。要するにChef Soloと同じような感覚でChefを使い続けることができます。 更にKnife-Zeroを使うとChef Solo同様にセットアップ先のマシンにChef Clientを簡単に入れることができます。そこで今回はこのKnife-Zeroを使
はじめに 前回はChef-SoloとChef-Clientローカルモードを比較し、ローカルホストの収束を行いました。今回はリモートホストを管理するためのKnife-SoloとKnife-Zeroを比較してみます。 Knife-Soloでは次図のように、ローカルファイルシステム上にあるCookbookやAttributeなどのポリシーをssh+rsyncでリモートホストに転送し、sshでリモートホストにログインしてChef-Soloを実行してポリシーを参照して収束を行います。 Knife-Zeroでは次図のように、ローカルホスト上にあるポリシーやNode Objectを参照するためのChef-Zeroを起動し、sshでリモートホストにログインすると同時にTCPポートフォワーディングを設定し、ローカルホストのChef-Zeroにあるポリシーを参照して収束を行います。 大変簡単に言うと、Knif
$ knife zero bootstrap 127.0.0.1 --ssh-port 2201 --ssh-user vagrant --node-name test -i ./.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key --sudo Doing old-style registration with the validation key at ... Delete your validation key in order to use your user credentials instead Connecting to 127.0.0.1 127.0.0.1 Installing Chef Client... 127.0.0.1 --2015-06-18 09:25:51-- https://www.opscode.com/che
伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(後編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015 最新のITと関連技術をエンジニアの視点で掘り下げるイベント「QCon Tokyo 2015 Conference」が4月21日に都内で開催されました。 そのセッションの1つとしてKAIZEN platform Inc.の伊藤直也氏が行ったのが、「モダンWebシステム開発」と題して、最近のWebアプリケーションに関する技術に共通する傾向を探った講演です。 (本記事は「伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(前編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015」の続きです) いわゆるAjaxが登場してから、動的にWebアプリ
伊藤直也氏が語る、モダンなWebテクノロジーに共通する傾向とは?(前編) Chef、Docker、MicroservicesからReact、FRPまで。QCon TOkyo 2015 最新のITと関連技術をエンジニアの視点で掘り下げるイベント「QCon Tokyo 2015 Conference」が4月21日に都内で開催されました。 そのセッションの1つとしてKAIZEN platform Inc.の伊藤直也氏が行ったのが、「モダンWebシステム開発」と題して、最近のWebアプリケーションに関する技術に共通する傾向を探った講演です。 ChefやPuppetなどによるInfrastructre as CodeからImmutable Infrastructureなどのインフラ周りからReactなどのフロントエンドにまで共通する考え方とは何か、示唆に富むその内容をダイジェストで紹介します。 モダ
知っていることはブログに書いておかないと不安になる病気にかかってしまいましたので、Chef についてのメモを残しておきます。 はじめに アプリケーションサーバに MySQL とか Nginx とか様々なパッケージをインストールしているかと思います。皆さんはこれらのパッケージをどうやってインストールしていますか。 「パーケッジ管理ツールを使って手動でインストールしているよ!」 お疲れ様です>< 「必要なパッケージをまとめてインストールするシェルスクリプトを作ったよ!」 シェルスクリプトを書くのは楽しいですね! 「構成管理ツールを使っているよ!」 わぉ!ツールの思想や使い方を私に教えてください! 「アプリケーションサーバを構築したことがないよ!」 一緒に勉強しましょう。 ……まあ、そんな感じで様々な方がいらっしゃると思うのですが、一番最初にあげた「手動でインストールしていく方法」には以下のよう
Chef の Cookbook の管理方針をどうしようかな〜と考えていたところ、The Environment Cookbook Pattern という方法を見つけました。 The Environment Cookbook Pattern 使い回しの効くような汎用的な Cookbook は完全に疎結合な状態で管理して、ノードに固有なサーバーの仕様を含む Cookbook とは切り離しておきたい。かつ、汎用的な Cookbook は、使い回す際には簡単に使えるようにしておきたい。これを実現する方法として、The Environment Cookbook Pattern は有効かと思います。 The Environment Cookbook Pattern の Cookbook は5分類される 日本語の情報源としては、オリジナルを訳してまとめてある以下が分かりやすいです。 大規模にchefを使
Chef Server12をKCPS上に構築、活用方法を検証 2回目の投稿になります岡澤です。先日Chef meetup 10thがKDDIビルにて開催されました。今回もChef社からAlex Vinyar 氏、HiganWorksの澤登 亨彦氏、クリエーションラインの浦底 博幸氏と内容の濃い発表がありました。Chef meetupは第1回から参加していますが徐々に規模も大きくなってきています。参加者の方も初めてChefに触れる方や企業でガンガン開発、運用している方など様々です。継続してChefの注目度があることが伺えます。Chefに興味のある方は、次回、是非参加してみてください。さて今回ですが、Chef meetupで弊社の取り組みを紹介させていただいたので、こちらにも記載したいと思います。 Chef Server12の検証を実施。Chef11との違い Chef Server12が昨年末
類似のソフトウェアとして、Puppet や Ansible といったものもあります。こういったインフラ自動化まわりのソフトウェアについてはペパボの宮下さんの インフラ系技術の流れ が参考になります。 Chef in グリー さて、グリーでのChefまわりの構成をご紹介します。下図が全体の構成です。 開発環境 開発は各個人のマシン上で仮想マシンを立ち上げて行なっています。クックブックの開発では、クックブックを開発する人が serverspec でテストを書くようにしていて、構築後のサーバが期待通り動くことをテストしています。一つのクックブックでも設定値などの条件によって動作が変わってくるため、test-kitchen を用いて複数の条件(ランリストやノードのアトリビュート(以下、「アトリビュート」)などの組み合わせ)でテストを行っています。 また、一部仮想マシンを使う必要がないテスト(att
システム構築・運用の問題 近年、HadoopやOpenStackといった大規模分散基盤が注目を集めています。それに伴い多数のサーバーを構築・運用する機会のある方も増えてきているのではないでしょうか。 筆者も以前、数百台のHadoopクラスタ構築を担当したことがあり、構築台数の多さと作業の煩雑さに愕然としました。特に以下の点が問題でした。 (1)設定ミスにより膨大な作業が発生するリスクがある 検証環境の構築で、当初筆者は同じようなサーバーの構築を何度も行っていました。同じ作業を何度も繰り返していると、すぐに作業がマンネリ化し集中力が続かなくなり、設定ミスが多くなりました。その様な設定ミスが致命的な場合は、切り分け作業や設定の見直し作業が発生します。最悪の場合、全サーバの設定を確認することも考えられます。 (2)全体の待ち時間が大きな時間のロスになる パッケージのインストールなどは待ち時間が1
本稿は 「Chef活用ガイド コードではじめる構成管理」発売1周年 (2015/04/28) からのゲスト投稿です。 「Chef活用ガイド コードではじめる構成管理 (大型本), (Kindle版)」が 2014/4/28 に世に出て1年、「Infrastructure as Code」という考え方や本書で提唱する基本コンセプトはいささかも古くなっておらず、まだまだ通用するものです。しかし、Chef を取り巻く技術要素には大きな変化があった 1年でした。特に大きかったものを振り返って見ていきましょう。 Chef社公式サイト URL 本書執筆中に Opscode 社から Chef Software 社へと社名が変更されたことと共に公式サイトの URL が http://www.opscode.com/ から http://www.getchef.com/ となり、置換作業にてんてこ舞いになっ
2015年3月31日から4月2日まで実施されたChefConf 2015の現地レポートです。 全7回のレポートとなります。今回ChefConf 2015にできなかった方、英語がちょっと・・という方、ChefConf 2016に参加するために社内稟議の資料作成が大変な方、、是非ご活用ください^^ 会場の様子 登録者の受付カウンター:Chefのロゴをあしらったポスターやディスプレイがいたるところに配置 合計、2000人程度の参加者を募っており、ほとんどがプログラマ/開発者、という構成 スーツを着ている人はほぼ皆無、という状況 総勢2000人くらいの参加者で、ほぼ100%がプログラマー、という雰囲気。 Santa Clara Convention Centerは昔からIT系のイベントを行う会場として有名だが、今回のイベントはその中でもかなり金をかけている事が会場の雰囲気でよくわかる。 ステージ左
データセンター自動化ツールとして知られるChefの開発元であるOpscodeは、Private Chef、Hosted Chefの2つの製品を1つのブランドにまとめた「Enterprise Chef」を発表しました。 これまで商用製品としてのChefは、オンプレミス版の「Private Chef」と、Opscodeによるサービス版の「Hosted Chef」の2つがありました。「Enterprise Chef」はこれらを1つのブランドにまとめ、ノード数に対応した価格体系にしたものです。 Enterprise Chefのソフトウェアは無料でダウンロードでき、5ノードまでは無料で利用可能。価格設定は20ノードまでが120ドル、50ノードまでが300ドルなどとなっています。オープンソース版のChefも引き続き提供されます。 企業向けの機能強化でネットワークOSなどとも統合 Enterprise
はじめに 最近 Chef をよく使うようになり、必要に駆られて Chef server を構築することとなりましたが、「Chef serverの運用って大変だよね」って話をよく聞きます。 「大変」って聞いただけで敬遠するのはもったいないので、何が大変で、どうすればいいのか、をこの記事でまとめたいと思います。 大した運用経験がないので、気になる点や間違っている点がありましたらご指摘頂けると幸いです。 Chef server とは http://docs.opscode.com/chef_quick_overview.html より転載 簡単に言うと、Cookbook や 構築対象のサーバ(Nodes) の情報を一元管理しているサーバです。 Nodes にインストールされた Chef client からのAPIアクセスを受け付けて必要な情報を提供します。 Chef server の種類 Che
珍しくブログに連投。 このWindows + Cygwin + Proxy環境でChefを試した時に書いたレシピの中から、 いくつかピックアップして掲載。もっと良い書き方があると思うんだけどなー。 いずれの書き方も、Ubuntu 12.10への環境構築を前提にしての記述。 Proxy環境への適応 Proxy環境だと、色々事前にセットしないとネットワーク経由でのapt-getやらgitやらgemが使えない。 まずは、Proxy環境への適応。 attributes/default.rb ProxyのURLを直接レシピに入れたくないので、以下のような内容をattributesとして設定しておく。 default["private"]["proxy"] = "http://ユーザ名:パスワード@ProxyのURL:ポート番号/" recipes/default.rb その上でレシピに以下を入れる。
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