(CNN) 和歌山県太地町で行われているバンドウイルカの追い込み漁に、自然保護団体などから改めて非難が集中している。ケネディ駐日大使は短文投稿サイトの「ツイッター」で懸念を表明した。 ケネディ大使は「イルカ追い込み漁の非人道性を深く懸念している」としたうえで、「米政府は追い込み漁に反対する」とツイートした。 また、反捕鯨団体「シー・シェパード」は17日以降、イルカが入り江に追い込まれたとして、選別作業などの模様を実況映像やツイッターで逐一報告。「暴力的な選別で親子が引き裂かれ、一生捕らわれの身となるか、殺されるか、海へ追い返されるかが決まる」などと伝えている。 追い込み漁は、イルカの群れを入り江などに追い込んで捕獲する伝統漁法。2009年にアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」で、太地町の漁が残酷な風習として紹介され、国際的な批判の対象となった。地元当局は当時、偏見に基づ