タグ

ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (40)

  • 遅まきながら『トーク・トゥ・ハー』 - ohnosakiko’s blog

    トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 日活発売日: 2004/02/16メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (124件) を見るやっとDVDで見た(2002年、ペドロ・アルモドバル)。 ここでは女は、男に発見され一方的に見られ愛されるだけの存在だ。ほとんど男の幻想とフェティシズムの対象。ああやっぱりそういうことだったのかということです、身も蓋もなく言ってしまうと。 いずれも女の方が事故で植物人間になってしまった二組の男女。 片方はもともと男の方が片思い(ほとんどストーカー)だったべニグノ&バレリーナのアリシア、もう片方は恋人同士だった女闘牛士リディア&マルコ。女性がいずれも「一方的に見られる仕事」に関係しているのが、興味深いポイントだ。 そもそも二人とも、女とは一方向的な出会い方をしている。 ベニグノは窓越しにバレエのレッス

    zaikabou
    zaikabou 2019/01/07
    ひらりささんの、ソフィカル展の記事の関連で出てきた。相変わらず、はてな、関連記事が良い仕事をする
  • トークセッションのお知らせ - ohnosakiko’s blog

    今月17日(土)、静岡でトークセッションに参加します。静岡県芸術祭の関連イベントです(なんか最近、静岡づいています)。 以下は、チラシ文面の書き起こし。 第56回静岡県芸術祭 ふじのくに芸術祭2016 大野左紀子 × 大岡淳 トークセッション 「誰でも表現者」って当にステキなこと? ––––高大接続改革と表現教育–––– 時:2016年12月17日(土)13:30〜15:30 所:静岡県立美術館 講堂 入場無料・予約不要 2020年度から国公立大学の入学試験が、暗記中心の試験ではなく、受験生の思考力・判断力・表現力を問う試験に、ガラルと様変わりします。これが単に大学受験のスタイルを変えるだけでなく、大学と高等学校の教育方法を転換させ、中学校や小学校にまで影響を与える、日教育システムの大改革の一環であり、これに対応すべく、既にアクティブ・ラーニングの導入が積極的に推進されています。 こ

    トークセッションのお知らせ - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2016/12/13
    12月17日(土)13:30~15:30、静岡県立美術館講堂にて、大野左紀子 × 大岡淳 トークセッション『「誰でも表現者」って本当にステキなこと?』入場無料・予約不要
  • 「嫌悪感の表明」と「相互理解」の間 - ohnosakiko’s blog

    最近話題になっていた、セクシュアルマイノリティへの施策をめぐる千葉市長の一連のTweet(わかりやすくするため番号を振った) 1 先ほど定例記者会見で、性別が同一である者とパートナーシップを形成している職員が介護休暇や、結婚休暇に相当するパートナー休暇を取得できる制度を発表。 既に事実婚でも休暇の取得が可能なもので、性的多様性に配慮できる項目と判断しました。事実婚で許容されている分野・趣旨を今後も精査します— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2016年11月10日 2性的多様性の話でよく少子化の話をする人が居るのですが、では子供が出来ない年齢での異性婚も認めないということなのでしょうか?今でも性同一性障害の方は性別が変更できるのですが、それに反対しましたか?そもそも多様性を認めなければLGBT等で苦しんでいる方は異性婚に行くと思いますか? https://t.co/

    「嫌悪感の表明」と「相互理解」の間 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2016/11/14
    『嫌悪感の表明』に傷ついたり、『嫌悪感の表明』が積み重ねられることで実際の暴力に繋がったりする故の問題なので、みんなで向精神薬飲んだりロボトミー手術を受けたりして解決しよう(←ダメです)
  • 「理想」と「欲望」は切り分けできないし、「萌え絵」は「日本美術」ですよね(どっちかというと) - ohnosakiko’s blog

    「萌え絵」が批判されるのは歴史がないからじゃない - 最終防衛ライン3 結論が最初の方に書かれている。 「萌え絵」も「理想」のひとつであろう。「萌え絵」が批判されるのは、誇張表現だからだし、誰かにとっては「理想」ではなく「欲望」にしか見えないからだ。現在「芸術」として残っている「裸婦像」は多くの批判に耐えて残ってきたものである。果たして「萌え絵」はそれに耐えられるだけのバックグラウンドを形成できるだろうか。この点を無視して時間や歴史が解決すると結論付けるのは、いささか楽観的すぎるだろう。 「独りよがりの「理想」はしばし、欲望の発露として捉えられるだろう」ともあったが、「欲望」の発露と捉えられてはいけないというのは何故かなと思った。「理想」であり同時に「欲望」の発露でもある、ということではいけないのだろうか。ヌード絵画から少女マンガまで、ほとんどの絵がそうじゃないですか? ”「欲望」それ自体

    「理想」と「欲望」は切り分けできないし、「萌え絵」は「日本美術」ですよね(どっちかというと) - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2016/10/27
  • 「エロいかどうか」より「御しやすそうに見えるかどうか」では - ohnosakiko’s blog

    zaikabou
    zaikabou 2016/10/22
  • 『超絶技巧!明治工芸の粋』に肝を潰す - ohnosakiko’s blog

    先日、岐阜県立現代陶芸美術館で開催中の『超絶技巧!明治工芸の粋』を観に行った。 明治工芸と聞いてもあまりイメージの浮ばない方は、下のリンク先を。 岐阜県立現代陶芸美術館 展覧会情報01 左上の「パイナップル、バナナ」、中段中の「竹の子、梅」は実寸大の象牙彫刻(牙彫)。この安藤緑山の作品をナマで観たいというのが、今回の主な目的。 初めて行く岐阜県立現代陶芸美術館は、中央線多治見駅からバス15分、徒歩10分。目印が何もなくやや不安になりかけたところで、美術館地階入り口への道があった。滝と川を取り込んだ、風流ながら大胆な作りの建築物。周辺の山には散策路があるようだ。 七宝、金工、漆工、薩摩、刀装具、自在、木彫・牙彫、印籠、刺繍絵画の全163点の展示作品はすべて、京都の清水三年坂美術館所蔵(村田コレクション)のもの。 最初にあるのは、並河靖之の七宝の皿や壷。蝶をモチーフにした驚異的に緻密な仕事に度

    『超絶技巧!明治工芸の粋』に肝を潰す - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/11/20
    いま、岐阜に巡回しているのか
  • 『ソフィ・カル ---- 最後のとき/最初のとき』を見て - Ohnoblog 2

    ソフィ・カルがまた豊田市美術館で見られると知った時から、ずっと楽しみにしていた。 前回見たのは12年前の2003年。カルが一年に渡って23人の盲目の人たちにインタビューを行った上で制作した、<盲目の人々>という写真とテキストを組み合わせたシリーズ作品だ。 一人ひとりに「自分にとって美しいものは何か」と尋ねた上で、その人の肖像写真、質問に答えて語った言葉、そしてカルが彼/彼女の言葉から類推して写した写真の3点が1セットとなっている。 生まれつき視覚をもたない人々にとってある意味非常に残酷な質問に、盲目の人々が実にさまざまなものを挙げて、しかも具体的に答えているのが印象的だった。一番頭に焼きついているのは最初に展示されていた、 「私が見たもっとも美しいものは、海です。視界の果てまで広がる海です」 という男性の答え。 その人は生まれつきの盲人なのだから海は「見た」ことがないはずだ。「視界」も持っ

    『ソフィ・カル ---- 最後のとき/最初のとき』を見て - Ohnoblog 2
    zaikabou
    zaikabou 2015/10/23
  • 「盗作さん」と言われた話 - ohnosakiko’s blog

    (※この記事は五輪エンブレム問題における佐野氏の責任に言及するものではありません) ohnosakiko デザイン, 社会 佐野氏の人柄とかこれまでの仕事などにあまり関心はないが、今回この件で「クリエイト」ということにたくさんの人が強い期待を抱いていてオリジナリティ神話が生き続けているのを目の当たりにした気分 http://b.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20150902#bookmark-263706487 ohnosakiko デザイン, ネット >インターネットの質である「共有」というシステムを、自らの個人的な名誉と利益のために利用したというところ/デザイナーはエディター(出自を明らかにしたありものを編集する)に近いという認識が必要かも。 http://b.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20150902#bookmark-264651028 五

    「盗作さん」と言われた話 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/09/07
  • 「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog

    この数年、仕事先の地方の芸術大学でよく見かけるファッション。美術学部でも音楽学部でも見られる。 (微妙にデッサン狂ってる。左の人が多い印象) パステルカラーでパフスリーブのシフォンみたいなブラウス、薄くてヒラヒラしたミニスカート、長めフレアスカート、レースのソックス‥‥。少し前のロリータやメイド服の流れから?というかアイドルやアニメの影響?‥‥と思っていたが、こういうのが「童貞を殺す服」なのか? 「童貞を殺す服」のブランドを集めてみた - あめ姫は友達が少ない 大学内では、上の記事に掲載されているのほどコスプレ感のある人はほとんどいないが、そういう雰囲気をうすーく漂わせた甘いレトロな感じのファッションの女子はかなり多い。三人に一人くらいはいそう。 大学生の姪は、MILKが好きだと言っていた。彼女の場合、パンキッシュなスタイルから回り回ってガーリーに来たという感じ。 去年久しぶりに会った時、

    「童貞を殺す服」雑感 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/07/17
    “○○雑感”というタイトルで徒然に語る感じ、終風翁的な先住民はてなー枯れ感があって、良い
  • 「ミソジニー」といかに付き合うか - ohnosakiko’s blog

    非モテ」と言うより「ミソジニー」の問題のような - NC-15 お前ら今日からミソジニーって言葉使うの禁止な - AnonymousDiaryミソジニー」は女性嫌悪、女性蔑視の意。男性→女性だけでなく、女性→女性もある。男性嫌悪は「ミサンドリー」(Wikipediaの解説)。 検索していたら、約一年前のこんな記事を見つけた。 マスメディアでの男性批判が、男性を女性嫌悪に走らせる - ARTIFACT@ハテナ系 ミソジニーで思い出したのが、内田樹の『エイリアン3』の分析だ。 エイリアン3 [DVD] シガニー・ウィーバーAmazonエイリアンシリーズの中で興行的に失敗だったとされる3は、ヒロインのリプリーが「常習的・遺伝的な性犯罪者」のみが収監されている囚人星に漂着し(2で助けた子供と仲間は死亡)、そこで囚人達の強烈な反発、憎悪、セクハラに晒され、最終的には彼らと共にエイリアンと闘うと

    「ミソジニー」といかに付き合うか - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/05/29
  • 昔、新幹線の中で - ohnosakiko’s blog

    ここでした芸大の呼称の話とは関係ないが、出身校というテーマで思い出したこと。 20代の終わり頃だったか、東京から帰る新幹線の中。満席で車両の間にも座れなかった人が結構いる中、私は堂車に来た。コーヒーでも飲んでしばらく過ごそう。 「ご相席になりますがよろしいですか」。案内されたテーブルの窓際の席では、50代後半あたりと思しき人品卑しからぬ紳士が新聞を読んでいた。「すいません」と言って、私は向かいの通路側に掛けた。 コーヒーを頼み、さっき買った雑誌をめくっていると、また「ご相席お願い致します」という声がした。 見ると40歳に手が届くくらいだろうか、さりげなくブランドものを身につけた綺麗な女性が「失礼します」と軽く会釈しながら、私の隣、紳士の真向かいに座った。 一つのテーブルに偶然座ることになった、他人同士の3人。 こういう場合互いに無視しているのもアレかなぁ、「今日は混んでますね」とか言った

    昔、新幹線の中で - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/02/11
  • 自分の文章が入試問題に使われること - ohnosakiko’s blog

    センター試験の国語に「クソリプ」「パクツイ」問題 著者「俺が正解できるのか」 - ねとらぼ 上のタイトルだけ読んで一瞬「センター試験の問題に、クソリプとかパクツイという単語を散りばめたテキストが採用されたのか、すごいな」と思ったらそうではなく、佐々木敦氏の『未知との遭遇』(筑摩書房)の中のツイッターについて論じられている箇所からの引用で、そこにツイッター・ジャーゴンである「クソリプ」や「パクツイ」に相当する事例が出されているということだった。 ↓問題文 大学入試センター試験 | 解答速報2015 | 予備校の東進 問2で思わず笑ってしまった。『教えて君』と『教えてあげる君』の関係を記述した5つの文から正解を選ぶのだが、「これを作った人、それぞれ具体的な例を思い浮かべていたでしょ」と思えて仕方ない。いや絶対そうだ。試験会場で笑いをかみ殺した受験生もいたのでは。 著者の佐々木氏は自身の文章が掲

    自分の文章が入試問題に使われること - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/01/19
  • ピンクのダサ/イケが男性にわからないのは当たり前 - ohnosakiko’s blog

    数日前、「ダサピンク現象」関連の某記事に以下のようなブコメをつけた。 ohnosakiko (「女性はピンクが好き」という統計結果とダサピンク批判は両立するのだが、そこが理解されないのは多分一般的な男性にはダサいピンクとイケてるピンクの違い(その重要性)がわからないからじゃないかと思えてきた。 http://b.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20150106#bookmark-238237822 今更クドいがおさらいしておくと、ダサピンク現象とは、主に男性管理職が「女向けだからピンクでしょ」という考えで製品の色を決定した結果、女性消費者から「これじゃない」と思われがち、というケースを「象徴とした」現象。実際にそういうことが起こっているという声は、こちら(大の最初の記事に引用されている)にあるし、この後同じような発言を幾つかtwitterで見た。 色に限らず、「女/男向け

    ピンクのダサ/イケが男性にわからないのは当たり前 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2015/01/08
    女性の買い物に付き合うと、一口にピンクと言っても、その多様性に驚くし、似合う似合わないに極めて敏感だ
  • 「50過ぎたら楽になるわよ」の真実 - ohnosakiko’s blog

    40歳前後の頃、50代の女性に「50過ぎたら楽になるわよ」と言われたことがある。 彼女たちは私が持っていた一般人対象の美術系講座の生徒さんで、当時53〜54歳くらい。皆さんとても明るく楽しそうでエネルギッシュで、「私より全然元気だな〜」といつも感心していた。 50過ぎたら楽になる。それを聞いた時、私は思わず「ほんとに?」と真顔でいついたのを覚えている。その人は笑って「たぶんね」と言い、「ある時憑き物が落ちたみたいに、スーッと軽くなるの。ね?」ともう一人に同意を求め、隣の人は「先生くらいの年齢は一番大変なのよ。でもそこを抜けたら楽だから」と言った。そうなんですか。 確かに、その頃の私はいろいろとしんどかった。眼に見える更年期障害はまだなかったが、精神的には不安定。その中心にあったのは、加齢恐怖だ。 その頃、同世代の同性の友人と会えば、 「最近ちょっとヤバいんだ」 「うん。私もちょっともう、

    「50過ぎたら楽になるわよ」の真実 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2014/09/08
  • 『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog

    「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きるのに余計なものであるとして、発揮する機会を奪われてきた。女性の生き方として賞揚されてきたのは、生まれて初めて出会った異性と恋に落ち、一生の愛を誓い合って生きること。しかし今やロマンチックラブのベールは剥がれ、一方で女性が能力を発揮しそれを正しく活用することが、社会の発展にも寄与するということになった」 このようなジェンダー観を、この作品も共有しているように見える。 その上でこの物語を要約すると、 「女は自立や自己解放を追い求めるべきだが、それはこの社会では孤立と紙一重。かといって男はもう当てにならない。なぜなら女がこれまで分断されていたのは、男の作った社会規範のせい(女の特殊な能力を封印させるのもその一つ)だから。頼れるのは同じ女だけ。シスターフッド万歳! ただし男社会での出世を望まない男なら

    『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2014/05/11
  • 高学歴女子が新・専業主婦を目指す時代 - ohnosakiko’s blog

    かつて斎藤美奈子は『モダンガール論』の中でこう言った。「女の子には出世の道が二つある。立派な職業人になることと、立派な家庭人になること。職業的な達成(労働市場で自分を高く売ること)と家庭的な幸福(結婚市場で自分を高く売ること)は、女性の場合、どっちも「出世」なのである」。 「立派な職業人」とは古い言葉で言えばキャリアウーマン、「立派な家庭人」とはここでは、上昇婚で果たされるゆとりある専業主婦を指す。このが出たのは2000年。今でもこの命題は有効なのだろうか。 少なくとも高学歴女子に関しては、まず何をおいても「立派な職業人」になり「職業的達成」を果たすのが生きる道だという認識が持たれてきた。高い学歴の中で身につけた専門知識と技術を武器にキャリアアップし、結婚しても仕事をやめず家事・子育ては夫と完全分担。実現できるのはごく一部の人だとしても、結婚を志向する高学歴女子の目指すべき「理想」のライ

    高学歴女子が新・専業主婦を目指す時代 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2014/03/06
    『高学歴だがキャリアを捨て平均より高収入の夫の支えでロハス生活を満喫、主婦ブロガーやママ起業家を目指す』アッハイ
  • 野蛮な食べ方 - ohnosakiko’s blog

    30歳を過ぎるまで、カラスミというものをべたことがなかった。そういう珍味が世の中にあることも知らなかった。 結婚して数年経った頃、お歳暮かなんかで九州の人からカラスミを頂いた。 「なにこれ」 「カラスミ。ボラの卵巣を塩漬けにしたやつ。ったことないか」 「ない」 「酒のあてに最高だぞ」 「へえー(ワクワク)」。 薄くスライスして皿に並べた。見たとこ奈良漬けそっくりだ。なんかパッとしないべ物だね。しかし一切れ齧ってみると‥‥ナニコレウマイ! 日酒を飲みながら「おいしいねー」と喜んでカラスミを口に放り込んでいたら、「おいおい」と夫に咎められた。 「そうパクパクうなて。奈良漬けじゃないんだから。これ、幾らするか知ってるか」 「知らない」 「五千円はする」 「えっ、そんなに」 「チビリチビリとべるもんなの、こういうのは。パクパクうもんじゃないの」 そうなんだ。 滋賀の人から鮒寿司が送ら

    野蛮な食べ方 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2014/01/22
    カラスミとか鮒寿司とか豆腐ようとかへしことか、品の良い悪い高い安い以前にそんなにいっぱい食べられないような…
  • 『アーティスト症候群』感想、書評のご紹介 - ohnosakiko’s blog

    ネットではちらほらと言及、感想が見られるようになりました。比較的まとまった量で書かれているものを紹介しておきます(アドレスの羅列で失礼します。トラックバックを下さった方は、ありがとうございました)。 http://d.hatena.ne.jp/j0hn/20080220 http://yaplog.jp/parsleymood/archive/678 http://homunculus.exblog.jp/7341011/ http://pub.ne.jp/rokumon/?entry_id=1237251 http://d.hatena.ne.jp/t-kawase/20080228/p1 mixiのレビュー(7件)。 http://mixi.jp/view_item.pl?id=983874 全般に、「芸能人アーティスト」の章を中心に、「辛辣」「容赦がない」という印象のようです。まあこ

    『アーティスト症候群』感想、書評のご紹介 - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2013/11/04
    芸能人アーティストなどについて言及している著書。こんど読む
  • アートとイラストの違いがないとしたら、アートをイラストと呼んでいいのだろうか? - ohnosakiko’s blog

    それだと怒る人がいるんじゃないかな。主にアート方面に。 逆にイラストをアートと呼んで、「何でもアートです」ということにした方が”丸く”収まるのかもしれない。 でもその”丸さ”って何だろう。 アート、デザイン、イラスト(80年代の話) - Togetter 少し前にブックマークしたTogetter、かなり長いが面白いので、例によって気になったtweetを抜粋しながら、思いつくまま適当な解説と意見を書いてみる。 ● ラッセンの評価を考えると、 例えばデザインすげー言われてる光琳や彼が含まれる琳派があって、明治初期は無視状態だったけど、ジャポニズムを受けて国内で再評価、装飾だけでなく表現を取り入れる「日画」までも出てきて、今では「美術」そのものな扱いなんじゃない?— ミソー・バーニー (@misonikomioden) October 1, 2013 淋派も、明治10年代の終わりから20年代に

    アートとイラストの違いがないとしたら、アートをイラストと呼んでいいのだろうか? - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/30
  • 「公募展」をめぐって - ohnosakiko’s blog

    茂木健一郎による「国立新美術館」と「公募展」批判 - Togetter 公募展をめぐるツイートあれこれ - Togetter 会田誠とパルコキノシタの公募団体に対するやりとり - Togetter 脳科学者の茂木健一郎氏が国立新美術館で開催されていた『アメリカン・ポップアート展』に感動しつつ、その会場の隣で開催されていた公募団体展*1 を「ポリシーなし、キュレーションなし、単なる愛好者の団体」「「国立新美術館」でやる「公募展」が「アレ」なんてことは、まともなアート関係者はみなわかっているのに、誰もそれを言わない」「現代のアートにつながる文脈や批評性は、ないから」「あるのは年功序列と新陳代謝のない停滞」とコキおろしていたのに対し、Twitterでさまざまな反応が出ていた。 面白かったので、「公募展」で検索して出てきたtweetの中から、個人的に目に止まったものをピックアップし、勝手な補足や自

    「公募展」をめぐって - ohnosakiko’s blog
    zaikabou
    zaikabou 2013/10/19