客室の明かりで「ファイト 日本」の文字を浮かび上がらせたホテルオークラ神戸=11日夜、神戸市中央区(撮影・吉田敦史) 東日本大震災から1カ月となった11日、神戸市内では、被災地の復興を願う明かりがともされた。ホテルオークラ神戸(同市中央区)が客室照明で建物東側に「ファイト」の文字を浮かべ、神戸ポートタワー(同)には発光ダイオード(LED)による「ガンバロウ!東日本」の文字が輝いた。 ホテルオークラ神戸は、阪神・淡路大震災直後にも、窓の明かりで同じ文字を描き、地元の被災者を勇気づけた。今回はホテル南側に「日本」の文字もともし、被災地へのエールを込めた。 神戸市も震災後、自粛していた六甲山麓の錨マークと北前船の点灯を再開。同市中央区の神戸メリケンパークオリエンタルホテルと神戸海洋博物館もライトアップを再開した。 神戸ポートタワーのメッセージ点灯は当面、日没から午後11時まで続ける。(黒田勝俊、