「体験格差」という言葉をご存じですか? 学校外での体験機会を得られるかどうか、子どもによって格差が生じていることを表す言葉で、「世帯年収が高いほど体験機会が多い」などと年収と絡めて、各家庭の年収によって体験格差が広がるかのような記事も散見されます。 このような情報が飛び交う中で、「海外旅行に連れて行けない」「習い事をさせてあげられない」「高価な知育玩具を買ってあげられない」……つまり「お金がなくてできないことが多く子どもに何もしてあげられていない」という罪悪感を抱くご両親からのご相談が増えています。しかし、私はそこに強い違和感を感じてきました。私自身、あまりお金のない家で育ちましたが、「何もしてもらってない」なんて思ったことは一度もありません。もちろん、生活をしていく上でお金はとても大切ですが、情報に左右され過ぎて「本当に大切なこと」を見失っていないか……。一度立ち止まって考えるきっかけに
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