長時間労働による過労や職場の事故で死亡し、労働災害と認定された人たちを追悼する慰霊式が、東京 八王子市で行われ、参列した人たちが亡くなった人を悼むとともに、労災事故根絶への思いを新たにしました。 八王子市内にある慰霊施設には、これまでに労働災害で亡くなった27万人余りの人たちがまつられていて、毎年この時期に慰霊式を開いています。 23日は、全国から遺族や厚生労働省、経済団体の関係者などおよそ600人が参列しました。 この中で、昨年度1年間で労災と認定された2494人が新たにまつられ、黙とうがささげられました。 また、厚生労働省の幹部があいさつし、働く人たちの安全と健康を守る取り組みをさらに進め、労災事故の根絶を目指す決意を示しました。 そして、慰霊の願いが込められた風船が空に飛ばされると、参列者一人一人が祭壇に花を手向け、亡くなった人たちを追悼していました。