福島原発の除染問題を巡り、自民党は、放射線量が低い地域を優先するなど事実上、すべての住民の帰還を断念することや除染作業などに国費を投入することを盛り込んだ提言をまとめました。これに加えて、政府・与党は、この除染費用を圧縮するために、年間の被ばく線量を1ミリシーベルト以下に抑えるとした目標を見直す方向で調整に入ったことが明らかになりました。 (政治部・千々岩森生記者報告) 今回、政府・与党が1ミリシーベルトの目標の見直しに向けて調整を始めた背景には、原発事故から3年がたつ前に、さまざまな目標について、より現実的に、より実現性が高いものに変えていきたいとの思いがありました。まず、政府側ですが、9月に菅官房長官、茂木経済産業大臣、石原環境大臣、根本復興大臣の4人で都内のホテルに極秘に集まり、1ミリシーベルトを見直すことで大筋の合意が図られました。また、自民党側でも、先月31日に了承された原発事故
菅義偉官房長官は1日午前の衆院国家安全保障特別委員会で、首相や官房長官、外相、防衛相らが参加する国家安全保障会議(日本版NSC)の議論の公表について「国家安全保障を損なわない程度に検討したい」とする一方、「議事録は作成しない」と答弁した。議論の詳細が秘密のまま明らかにならず、国民の「知る権利」が制約される可能性もある。 菅氏は、首相や外務、防衛、国交などの閣僚が参加する現在の安全保障会議でも「自由闊達(かったつ)な議論を確保する必要性、機微にわたる問題」のため議事録を作成してこなかったと説明し、「そこは民主党政権でも同じだった」と答弁。「だから(NSCでも)議事録は作らない」と続けた。 民主党の後藤祐一氏への答弁。民主党はNSC設置法案の修正案で首相、官房長官ら4大臣会合に議事録作成を義務づけている。 議論の公表は、31日に参考人として出席した柳沢協二・元内閣官房副長官補も求めていた。
10月31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した山本太郎参院議員(無所属)に対し、1日、議員辞職を求める声が相次いだ。自民党の脇雅史参院幹事長は党役員連絡会で「憲法違反は明確だ。二度とこういう事が起こらないように本人が責任をとるべきだ」と要求した。 下村博文文部科学相も「議員辞職ものだ。これを認めれば、いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる。政治利用そのもので、(足尾銅山鉱毒事件で明治天皇に直訴を試みた)田中正造に匹敵する」と批判した。 公明党の井上義久幹事長は「極めて配慮にかけた行為ではないかと思う」と述べた。同党の太田昭宏国土交通相も「国会議員が踏まえるべき良識、常識がある。不適切な行動だ」と批判。古屋圭司国家公安委員長は「国会議員として常軌を逸した行動だ。国民の多くが怒りを込めて思っているのではないか」と資質を問題視した。田村憲久厚生労働相は「適切かどうかは常識に照
山本太郎参院議員(無所属)は31日、同日の園遊会で天皇陛下に手紙を渡したことをめぐり、政治利用にあたるとの指摘に対し「どのようにレッテルを貼っていただいても結構です」と述べた。参院議員会館の自室で行った山本氏の記者会見の詳報は次の通り。「めずらしいですね。みなさん」--園遊会での出来事について説明してください「説明というのは」--今日、山本氏が陛下に手紙を渡したという報道があるが、事実関係は「陛下にお手紙を渡させていただきました」--内容は「内容ですか。現状をお伝えするという内容ですね。例えば、いま子供たちの被曝(ひばく)、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。それだけでなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんです、という話だとか、あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっているということ
秋の園遊会で山本太郎参議院議員が天皇陛下に直接、手紙を渡した問題で、参議院の議院運営委員会は1日、緊急理事会を開いて対応を協議します。 山本議員は、福島第一原発事故に関連して、子どもの健康被害や原発作業員が劣悪な労働環境で働いていることなどをしたためた手紙を直接、手渡しました。 山本太郎参院議員:「常識的に、陛下に対してお渡しするのは失礼にあたるかもしれない。この現状を知って頂きたいという自分の気持ちが勝ってしまった」「(Q.天皇の政治利用にあたる認識はあったか?)どのようにレッテルを貼って頂いても結構です」 山本議員の行動に対し、菅官房長官は「常識的な線引きはあるだろう」と苦言を呈しました。皇室の政治利用にあたるという指摘もあり、参議院議運委員会は1日、緊急理事会で対応を協議します。 朝日新聞社撮影
菅官房長官は記者会見で、山本太郎参議院議員が31日に開かれた秋の園遊会の会場で、天皇陛下に何らかの文書を手渡そうとしたことを明らかにし、園遊会にふさわしい行為かどうかは、本人が常識的に判断することだという考えを示しました。 この中で菅官房長官は、31日に東京の赤坂御苑で開かれた秋の園遊会の会場で、招かれていた山本太郎参議院議員が天皇陛下に何らかの文書を手渡そうとして、近くにいた侍従長が文書を預かったことを明らかにしました。 山本議員の行為について菅官房長官は、「天皇陛下に園遊会のような場で手紙を渡すことがその場にふさわしいかどうかは、参加された方自身が常識的に判断することだ。常識的な線引きはあると思う」と述べました。 また、菅官房長官は記者団が、「手紙の内容は把握しているのか」と質問したのに対し、「何も聞いてない。そういう行為があったということだけは承知している」と述べました。
【脱原発10000人デモ!原発ゼロを永遠に!NAGOYA ACTION】フライヤーの配布にご協力お願いいたします!毎週金曜アクションにて。18~20:00関電東海支社前@高岳駅スグ http://t.co/knYUKg66UY裏面 http://t.co/gXPycrp4DI
秋の園遊会で園内をまわられる天皇陛下に手紙を渡す山本太郎参院議員(左)=31日、東京・赤坂御用地(財満朝則撮影)(産経新聞) 山本太郎議員、「皇室政治利用」で処分も=参院、1日に対応協議 山本太郎参院議員が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡したことに関し、政界からは31日、皇室の政治利用に相当するなどとして、山本議員への批判が相次いだ。山本議員の処分を求める声も上がっており、参院議院運営委員会は11月1日午前に理事会を開き、対応を協議する。(時事通信) [記事全文] ◆天皇陛下に手紙を手渡す ・ 山本太郎参院議員、天皇陛下に文書手渡す 秋の園遊会で - 朝日新聞デジタル(10月31日) ・ 陛下への手紙について、山本太郎氏「原発労働者の劣悪環境知ってほしかった」 - 産経新聞(10月31日) ◇各党の反応 ・ 山本氏の陛下への手紙渡し 官房長官「常識的な線引きある」 - 産経新聞(
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