過激派組織などによるテロの脅威に直面する中東とアフリカで最大規模となる兵器の国際見本市がUAE=アラブ首長国連邦で開かれ、テロ対策で活用される無人機などに高い関心が集まっていました。 この見本市は2年に1度、UAEの首都アブダビで開かれていて、ことしは欧米など世界55か国のおよそ1200社が参加しました。 22日の開会式では、港に輸送された兵器が武装集団に奪われたという想定で軍事演習が行われ、過激派組織などによるテロ対策が重要なテーマになっています。 展示会場では、戦車やミサイルだけでなく無人機のコーナーが特別に設けられ、このうちスペインの企業は、7時間にわたって飛行しながら搭載された機関銃や小型のミサイルで地上の目標物を攻撃できるヘリコプター型の無人機を展示し、各国政府の関係者に熱心に売り込んでいました。 また、南アフリカの企業は、無人偵察機が集めた地上にいる人物の通信情報などを分析し、