情報処理推進機構(IPA)のセキュリティセンターは2011年3月4日、午前10時に発生した韓国大統領府を含む韓国国内の29サイトに対するDDoS(分散型サービス妨害)攻撃についてアナウンスするとともに国内ユーザーへも対策を呼びかけた。 アナウンスでは、韓国のセキュリティベンダーであるアンラボによる調査結果を引用。それによると、今回の韓国へのDDoS攻撃の原因となったのは、韓国内の2つのP2Pサイト「シェアボックス」(http://sharebox.co.kr/)および「スーパーダウン」(http://superdown.co.kr/)からダウンロードできるファイルに組み込まれていたマルウエアだという。 このマルウエアは「ボット型のウイルス」で、攻撃者の指示によってDDoS攻撃などを実行する。アンラボでは、韓国内にある7000台に上るパソコンが同ウイルスに感染していることを確認したとしている
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