「在日特権」絡みの議論を見ていると既視感を覚えずにはいられない。 この議論で一番問題なのは、各人が「在日特権と呼ばれるものの具体的な中身」をはっきり定義することなく口々に意見を述べていることだ。ある人はAについて「そんな事実はない」といい、またある人はBについて「こういう実例がある」という。まあ各論ならばそれでもいいのだが、そういう一面だけを取り上げて総論として語ろうとするから捻れを生じるのだ。 まずは、 実際に「特権」とする内容にはどのようなものがあるか それは「誰と比較しての」特権なのか 特権があるとすれば、それは「誰によって与えられているのか」 をはっきりしてから語るべきだろう。 例えば、以前私は在日特権の有無を検証するエントリを書いた。これは、執筆時点でのWikipediaに於ける記述に対して検証を行なったもので、この時点ではほぼ全項目について否定的な結論に達したが、その後に一部自