米国政府による中国の華為技術(ファーウェイ)を対象とした輸出禁止措置の影響が早くも顕在化している。ファーウェイにとって重要なサプライヤーだった米国企業が相次いで同社への供給を停止するとともに、業績予想の下方修正を発表した。さらに、パナソニックも一部製品の供給を停止したほか、英アーム(Arm)も取引を中止する方針と一部で報じられている。今後は、米国外の企業も含めて影響が拡大しそうだ。 ファーウェイへの供給停止を明らかにした米国企業は、ルメンタム・ホールディングス(Lumentum Holdings)とコルボ(Qorvo)の2社である。ルメンタムはスマートフォンの顔認証システム向けレーザー光源、コルボはRF(無線周波)フロントエンドモジュールをファーウェイに納めていた。いずれも、ファーウェイが2018年に公表した92社の「核心的サプライヤー」に名を連ねている。 ルメンタムとコルボは、ファーウェ