Unofficial Japanese subbed version (by Isana Kashiwai) Courtesy NASA/JPL-Caltech. Source: http://www.jpl.nasa.gov/video/index.cfm?id=1090 softsub version: http://www.youtube.com/watch?v=pX0b-W0UqhU&cc_load_policy=1
強い放射線が飛び交う宇宙は人間にとって過酷な環境だ。国際宇宙ステーション(ISS)は飛行士が浴びる放射線を最小限に抑えるように管理されているが、約5カ月半滞在した古川聡さんの被曝(ひばく)量は、日本の地上生活のおよそ100年分に達したとみられる。 太陽や銀河などから飛んでくる強い宇宙放射線は、ISSの壁を簡単に突き抜けるため、飛行士は滞在中に1日約0・5~1ミリシーベルトの放射線を浴びる。 宇宙に167日間滞在した古川さんの放射線量は累積で推定100~150ミリシーベルト程度。日本で自然に浴びる放射線量は年間約1・5ミリシーベルトなので、最大で約100年分に相当する。東京電力福島第1原発で働く作業員の上限線量(250ミリシーベルト)の半分以上だ。 古川さんは滞在中、高精度で小型の国産線量計を常に身に付けた。太陽活動の活発化で関係者に緊張が走った時期もあったが、線量は許容範囲内に収まったとい
2011年9月5日(月)16:00〜17:00 場所:JAXA相模原キャンパス(JAXA東京事務所はテレビ会議接続) 登壇者:石井信明(JAXA/ISAS 宇宙航行システム研究系/教授) (※以下は聞き違いや誤解による間違いがあるかもしれません) 概要 9月7日と14日に、「あかつき」の軌道制御エンジン(OME)の噴射テストを行う。いずれも午前11時50分ごろから その結果をもとに、11月の軌道変更に使えるかどうか評価する 噴射テストの結果がわかるのは今月末から来月ごろ。即日でわかるのは、ちゃんと噴いたかどうかということくらい OMEが使えない状態でも、金星の軌道に投入することは可能 金星再会合とエンジン試験噴射 2015年以降の金星再会合のため11月に軌道制御(軌道周期調整)を実施する予定。9月に行う試験噴射で軌道制御用2液エンジン(OME)の状態把握を行う予定。その結果をうけて11月の
はやぶさ2のイメージ図。小型の衝突装置を搭載し、小さなクレーターを作り、地下の試料採取も目指す=JAXA提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」について、2014年に打ち上げると発表した。地球と火星の間の軌道にある小惑星「1999JU3」へ18年に到着し、20年の地球帰還を目指す。 惑星への滞在期間もはやぶさの約3カ月から1年半に大幅に延ばした。前回、着陸失敗や機器のトラブルに見舞われたことを教訓とし、一つ一つの作業時間に余裕を持たせたという。 目指す小惑星は有機物や水が含まれ、約46億年前に地球が誕生する前の状態と近い物質があるとされる。そうした物質を回収、分析することで、太陽系の形成や生命の起源に迫れる可能性があるという。 計画責任者の吉川真准教授は「技術的には、はやぶさのようにドラマチックにならないよう、当たり前のよ
【動画】勢ぞろい国際宇宙ステーション(ISS)、太陽を通過太陽の前を横切るISS(上)。下は黒点群=3日午後2時16分、埼玉県本庄市、約2万分の1に減光した天体望遠鏡で東山写す太陽の前を通過する国際宇宙ステーション。右は黒点=3日午後2時16分、愛知県豊川市平尾町、恵原弘太郎撮影 米スペースシャトルや日本の補給船「こうのとり(HTV)」など5種6機の宇宙船が勢ぞろいした国際宇宙ステーション(ISS)が、太陽の前を横切った。愛知、埼玉、栃木県など東海から関東、東北の一部地域で3日午後2時すぎ、シャトルがドッキングして太陽パネルを広げたISSの姿が観測できた。 埼玉県本庄市役所で見えたISSは、秒速約8キロという猛スピードのため、太陽を横切る時間はわずか1秒余りだった。太陽は、地球の上空約400キロにいるISSより40万倍遠い。ISSは全長約100メートルだが、直径数万キロもある黒点とほぼ
既にイカロス君がつぶやいている通り、本日、「イカロス君の大航海」が発行されました。近日中にamazon.comや大型書店に並ぶそうなので、楽しみにされている方は申し訳ございませんが、今しばらくお待ち頂ければ幸いです。 中身については、楽しみにしてお待ち頂ければと思うのですが、簡単に紹介させて頂きますと、36ページ(表紙/裏表紙合わせて40ページ)で三部構成になっております。 一部 イカロス君の大航海を描いた絵本(小学生向け) 二部 イカロスを通じて宇宙工学の一部を学ぶ教育部(中学生以上向け) 三部 IKAROSの主要データ(高校生以上向け) 大人から子供まで少しずつ楽しめる内容になっております。 今週中には必ず購入できるようになると思いますので、気長にお待ち頂ければと思います。ISAS生協、JAXA関連ショップに入荷するのも、もうしばらく時間がかかるとのことです。 では、今後共イカロスの応
日本の金星探査機「あかつき」は、金星周回軌道への投入に失敗しました。6年後、2016年12月と2017年1月の再接近時に再投入を目指すとのことです。 2010年12月8日午前11時に開かれた記者会見の様子です。 (参考) ■JAXA|金星探査機「あかつき」の金星周回観測軌道投入(VOI-1)の結果について 続きを読む
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)は、平成22年5月21日(日本標準時、以下同)に種子島宇宙センターから打ち上げた金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入マヌーバ(VOI-1)を12月7日8時49分から実施しましたが、軌道推定の結果、金星周回軌道への投入ができなかったことが確認されました。 現在、宇宙航空研究開発機構内に宇宙科学研究所長を長とする調査・対策チームを設置し、あかつきの金星周回軌道投入に失敗した原因につきまして調査中です。対応状況、調査結果については随時お知らせいたします。
11日夜、打ち上げに成功した準天頂衛星「みちびき」。「8の字」を描きながら南北を往復する独特の軌道の衛星が実現する端緒は、12年前に打ち上げた通信衛星の失敗にあった。 準天頂衛星は、ビルや山で電波が遮られるのを避けるために、日本の真上近くを飛ぶ。衛星測位システムの構築を目指し、通信総合研究所(現情報通信研究機構)などが1970年代から構想していた。しかし、コストの問題で実現の見通しは立たなかった。 「実際に打ち上げを見られて本当にうれしい」。実現に向け、基礎データを積み上げてきた情報通信研究機構の田中正人上席研究員(52)はそう語る。 実現のきっかけになったのは、98年2月に打ち上げられた通信放送技術衛星「かけはし」。ロケットのエンジンの燃焼が不十分で、予定していた静止軌道より低い軌道へ投入されてしまったため、計画していた実験をほとんど行えないまま、99年8月に運用を終了した。 だが、田中
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルには「へその緒」が残っていた――。 はやぶさの帰還から50日たった2日、苦難の旅路とそれを支えた技術について、探査計画を率いた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が講演し、秘話の数々を披露した。 東京・お台場の日本科学未来館で開かれた講演会「『はやぶさ』が挑んだ宇宙飛行、これから」には、中高生や家族連れなど約400人が詰めかけた。 まず、読売新聞東京本社の老川祥一社長が「これほど若い人に夢と希望を与え、大人にも日本の科学技術への自信を感じさせてくれた快挙はない」とあいさつした。続いて川口教授が、はやぶさの技術について解説。帰還直前、3台中1台だけ動いていた姿勢制御装置が異常を示したことなど、苦労話も明かした。 「へその緒」と呼ばれるのは、はやぶさの本体からカプセルへ7年間、電力を供給し続けたケーブル。帰還直前にこれを切断し、カプセルを地球へ「産み
宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連
もういい加減「はやぶさ」ネタはやめようと思っているんだけど、あまりにプロパガンダが酷いんで看過出来ない。 まぁこの点は「マスゴミ」も「ネトウヨ」も同じなんだが。 科学予算削減の民主、はやぶさ絶賛は「現金過ぎ」 「あきれる声」とか事実誤認もはなはだしい。まぁ、JAXAの予算が削られてるというのは、政治のせいではあるのだけど。 まず、事実として「はやぶさ2」は昨日今日始まろうとしたプロジェクトではない。一連の流れは、私がここで一々説明しないでも、松浦さんの日経BPでの連載を見てもらうといい。 松浦晋也の「宇宙開発を読む」 松浦晋也の「宇宙開発を読む」 面白い記事だし、私がここで恣意的にまとめてもしょうがないんで、リンク先を読むといい。特に象徴的なのは、 実現の瀬戸際に立つ「はやぶさ2」 これを読めば、「はやぶさ2」が始まってくれないのは、「民主党」のせいではないことがわかる(3年前の記事だ)。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」が6月13日深夜、7年間に渡った航海を終えて地球に帰還。14日深夜0時より、相模原キャンパスにおいて川口淳一郎プロジェクトマネージャによる記者会見が開催された。 JAXAの川口淳一郎・はやぶさプロジェクトマネージャ。ほぼ完璧な再突入に、笑顔も見られた オーストラリアで撮影された再突入の写真を見つめて感慨深そうな川口プロマネ 小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)は、小惑星からのサンプルリターン(試料の持ち帰り)技術の確立を狙って開発されたもの。2003年5月9日にM-Vロケット5号機で打ち上げられ、2005年9月に小惑星イトカワに到着。2回の着陸を行い、このほど地球に帰還した。途中、幾度となく重大なトラブルに見舞われ、その都度不死鳥のごとく蘇る様は多くの人に感動を与え、社会現象にもなった。 会見の冒頭ではまず、川口プロマネから状
6月の帰還・再突入にむけて運用もしだいに秒読み状態になってきました。再突入カプセルの担当の方々には、本当にお待たせいたしました。これからが本番です。再突入と回収は、「はやぶさ」計画を代表する目標の1つです。なにしろ、スペースシャトルなどの地球周回軌道からの再突入に比べると1桁も高い熱の条件にさらされ、それに耐える新規技術ですので、これは大きなステップですし、また大きな関門でもあります。 多くの方は、「はやぶさ」が地球の近くに帰ってくれば、再突入はパラシュートを開けば完了するかのようにお考えの方も多いのではないでしょうか。「はやぶさ」から切り離されたカプセルは、高度が70-80kmという高々度で最大の熱の環境にさらされます。パラシュートを開くのはずっと低い高度ですから、なんといっても耐熱技術こそがまさに真価を問われるわけです。「はやぶさ」は、まず、これに挑戦することになります。 この帰還・再
燃料漏洩により、再度 12/8(2005) から姿勢喪失し、交信が途絶しました。 1年以内に復旧できる確率が60-70% あったため、救出運用に変更し、 地球帰還を2010年6月まで3年延期しました。 ・ビーコン信号が、2006年1月23日に受信された。 ・ 搭載のリチウムイオン電池は故障、化学推進機関の燃料・酸化剤はともに 喪失したもようです。 ・ 1月26日からは、イオンエンジン用の「燃料」であるキセノンガスを用いた 姿勢制御運用を開始し、地球・太陽を指向させることができました。 ●復旧運用の状況 (2) ・以来、中利得アンテナにより、256 bps で断続的な運用ができていますし、 11月からは、地球との距離も近づいて低利得アンテナでの連続的な更新が 実施できています。 ・ 地球指向も概ねできています。スピン安定状態で、姿勢制御へのキセノン の使用を抑えています。スピン速度は、10分
月に見つかった「洞穴」の入り口=宇宙機構提供 月面に洞穴の天窓のような縦穴が見つかった。月探査機「かぐや」が、月全域を高い精度で観測したことで初めて発見された。縦穴の底には、巨大な洞穴が存在している可能性が高く、将来の月基地に使えるかもしれないと期待が高まっている。 この穴は、月の赤道付近にある「マリウスの丘」と呼ばれる地域にあった。かぐやが昨年から今年に撮影した写真に、直径65メートルほどの変わった穴が写っていた。普通のクレーターより壁が切り立ち、直径に比べてかなり深かった。 宇宙航空研究開発機構が、穴にわずかに差し込む光や形状を解析したところ、穴の深さは80〜90メートルで、底には幅370メートルの巨大な横穴がありそうなことがわかった。周囲はかつて火山活動が活発だったと考えられる地帯。地球の火山にあるように、表面が固まった溶岩の内部で、溶けている部分が流れ出してできた洞穴と見られ
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