県教委が新年度 配置費用助成へ 学校図書館を充実させ、子どもたちに豊かな心や思考力、判断力を養ってもらおうと、県教委は2009年度、学校司書らをすべての公立小中学校に配置する費用を市町村に助成する。学校図書館に常時、人がいることで温かみのある空間にし、調べ学習などに利用する仕組み作りが進むことを期待している。 学校司書は図書館に常駐して資料を整理するほか、子どもたちに本を紹介したり調べ学習のアドバイスをしたりする。県教委によると、県内の公立小中学校計347校(本校のみ)のうち、学校司書がいるのは約3割の90校。 常駐する人がいないため、休み時間以外は図書館に鍵を掛けておく学校もあり、利用しづらく子どもたちの足が遠のいてしまう恐れがある。また、資料を整える人材がいなければ、図書館を活用した授業も難しい。 このため、県は市町村に対する財政支援を決めた。臨時職員やボランティアとして雇用する場合、