日本人の親切さは世界でも有名ですが、「お役所仕事」の不親切さは余り知られていません。「お役所仕事の改善策」は、行政刷新問題として連日マクロ的論議が交わされていますが、今回は超ミクロ的な身のまわりの実話を取り上げてこの問題を洗い出してみたいと思います。 衆議院選挙を前に「在外選挙人証」が見つからないことに気がついた私は、総領事館に出かけ再発行を依頼しました。何度か書類を書き換えさせられたあげく、前回の発行記録がやっと見つかりました。てっきりその場で再発行してくれると思いきや、私が出した「再発行願いの書類」を日本の役所に送ると言うのです。 肝心の「在外選挙人証」は選挙が終った後に東京の区役所からFedexで送られてきました。送料を見てみると1350円とあり、往復で2700円もの費用をかけて選挙に間に合わないなど、私にとっては「血税の無駄」そのものです。 この話を、母上をなくしたばかりの米国在住