『悪法も法なり』という法諺(ほうげん。法律がらみの格言・ことわざ)があります。 ラテン語で "Dura lex, sed lex"("The law is harsh, but it is the law":「法は過酷であるが、それも法である」)と言います。 一般にはソクラテスが言ったとされていますが、ソクラテスの言行を記録したとされる文献である『クリトン』に、似た内容の話の記述があります。 現行の公職選挙法では、惜敗率(小選挙区における当選者の得票数に対する落選候補者の得票数の割合のこと)が高い落選者から比例区で復活」させるという、重複立候補制度が用意されています。 公職選挙法が「悪法」かどうかはさておき、この法諺の意味するところを今回の選挙結果にからめて当ブログなりに整理しますと、次のように集約できます。 『悪法も法なり』の意味する一点は法治国家としては現在実効されている法の遵守が第一