印刷 東日本大震災による地殻変動で、東北や関東地方が地盤沈下しながら東に動いたため、陸地が引き延ばされた形になり、日本列島の面積は東京ドーム20個分にあたる約1平方キロ増えたことがわかった。国土地理院が、測量の基準となる三角点や水準点、約4万5千点の位置や高さを改定し、面積の概算値を計算した。 緯度と経度を示す三角点は、20都県で東への移動が確認され、最大で宮城県女川町が前回調査の1997年より5.85メートル東南東に動いた。標高の基準となる水準点は、宮城県の牡鹿半島が95年時点の調査に比べて114センチ低くなった。 変動の大きかった宮城県石巻市は0.02平方キロ、女川町は0.01平方キロほど広くなった計算になる。面積の計算は概算値で、同院が毎年公表する自治体の面積調査には反映しないという。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク標高の原点、震災で2.4センチ下がる(10