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ブックマーク / critic3.exblog.jp (22)

  • 感慨無量の控訴審差し戻し判決 - 死刑廃止イデオロギ-の敗北 | 世に倦む日日

    長い裁判が今日で事実上終わった。判決が出て、私は感無量の気分でいる。昨夜、布団に入って眠るとき、明日の判決を前に村洋はどうしているだろうかと天井を見ながら思った。ブログは光市母子殺害事件と大きな関わりを持っている。自慢でも自惚れでも何でもなく、事実としてネットの中でのブログと件裁判との強い結びつきは切っても切れないもので、2年前に最初の記事を上げたときからそれは始まった。3年半公開を続けているブログにおいて、最も多くアクセスを受けたのが2年前の4/18の記事である。この記事は当に反響が大きく、特に死刑廃止論者のネット左翼から徹底的な罵倒と糾弾の標的にされ、それは現在でもずっと続いている。裁判が終わったこれから先も続くだろう。印象としては、最高裁が差し戻し判決を出した2年前から、この問題について異常に関心が高まり、特にマスコミよりもネットの中で議論が沸騰して、そのネットでのブームを追い

    感慨無量の控訴審差し戻し判決 - 死刑廃止イデオロギ-の敗北 | 世に倦む日日
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    zyugem 2008/04/22
  • 社会倫理規範としての憲法 - 最高法規についての若干の考察 | 世に倦む日日

    憲法は為政者が守るべきもので国民一般は憲法に拘束されないという俗論がある。この議論が論壇で目立つようになったのは、私の認識ではごく最近のことで、九条の会による立憲主義のエバンジェリズムと、それから、特に民主党の憲法提言が出て、民主党の改憲論議を仕切っている枝野幸男が盛んに言い始めてからのことである。枝野幸男の論理と主張は、主として自民党の憲法草案の前時代性に対する批判の文脈から発せられていたものだったと記憶するが、ともかくその前後から特に左翼の論陣でこの憲法論が専らとなり、ネット左翼の憲法論の常識として定着した感がある。従来は、この議論を言う場合には「一義的には」という前置詞が使われていたが、最近は「一義的には」の限定が取り除かれて普遍的一般的な憲法概念となり、すなわち国民は憲法から全く切り離され、憲法の規定と拘束から自由な存在になった。 憲法が国の最高法規で、法律や条例や政令や、行政の命

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    zyugem 2008/04/09
  • 反貧困フェスタ2008 - 問題は政治によってでしか解決できない | 世に倦む日日

    千鳥が淵のお花見がてら、神田で開催された「反貧困フェスタ2008」に出かけてきた。週末の3/29は朝から好天で、東京の桜が満開となった絶好のお花見日和であり、都心へ向かう電車はお花見客を乗せて平日を上回る混雑だった。満開、花は満開、君はうれしさあまって気がふれる。花見客で電車が満員になる井上陽水の歌があった。土曜の電車は平日よりダイヤがルーズで、都心に到着するのが遅くなる。10:15に始まるシンポジウムに合わせて家を出たが、会場の一橋中学校に着いたときは時間を少しオーバーしていた。校門を入って受付で入場料を払い、校庭を横切って校舎に入ろうとしたら、左手の特設ステージから聞きなれた政治家の声が聞こえてきて、黄色のブレザーを着た福島瑞穂がマイクを持って演説していた。「この18歳の少年もお金がなくて大学進学を諦めざるを得ませんでした」。岡山駅で起きた殺人事件の話をしていた。 福島瑞穂は好感の持て

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    zyugem 2008/03/31
  • チベット暴動の政治 - 五つの視点からチベット情勢を考察する | 世に倦む日日

    第一に、チベットの暴動は暴動ではなく民衆の抵抗あるいは蜂起と呼ぶべきだという主張があるが、この議論は果たして認識として当を得ているだろうか。テレビのニュースの映像を見ていると、ラサ市内でチベット人が中国人の商店を集団で襲撃して、投石や放火の破壊行為を行っている。罪のない民間人の住宅店舗を襲撃する行為は、それが日頃の民族的抑圧に対する怨嗟と憤懣の爆発であるという事情があるにせよ、やはり抵抗や蜂起の言葉で事態を説得することを困難にする。同情はできても支持はできない。それを蜂起だとか抵抗の言葉で正当化するのなら、まずは政府や共産党や警察の庁舎を標的にするべきで、襲撃する対象は権力を持った自治区の要人でなければならない。さらに、今回は亡命自治政府のダライ・ラマ自身がチベット人に対して自制を求めている。抵抗運動を鼓舞する発言や声明を発していない。これだけの材料から考えても、暴動という言葉が事態の説明

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    zyugem 2008/03/24
  • 竹中平蔵の安心理論 - ドル危機を隠蔽する新自由主義の詭弁 | 世に倦む日日

    今日(3/23)の「サンデープロジェクト」に竹中平蔵が出てきて、またぞろ外国人投資家の「日売り」の話を始め、新自由主義のプロパガンダを視聴者にシャワーしていた。今度は法人税を下げろと言う。日の株価の下落率が他国の市場より大きいのは、諸外国より法人税率が高すぎるからだと説明していた。日経新聞を含め国内の数ある新自由主義のプロパガンダ装置の中で、最も露骨で厚顔なのが田原総一朗の政治番組で、世間の常識が徐々に新自由主義から離れ、「改革」政策の支持から離れて行っているのを必死でい止める世論操作の防波堤の役目を担っている。実は二日前の金曜日(3/21)にネットで調べたときは、日の「サンデープロジェクト」は、ドル下落がテーマで榊原英資の出演予告になっていた。それが土曜日に突然ひっくり返されて、竹中平蔵に差し替えられた。電通の横槍だろう。今日の番組の中で田原総一朗は榊原英資の悪口を言っていた。こ

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    zyugem 2008/03/24
  • 隠蔽工作はなぜ破綻したのか - 石破茂の独断専行と人望欠如 | 世に倦む日日

    わずか一日数千人の訪問者が見るだけの弱小ブログだが、微かに政治を動かしているかも知れず、昨夜(2/28)、野党三党の国対委員長が都内のホテルで会談し、石破茂への辞任要求で方針を一致させたとの報道があった。当は、四野党が幹事長会談でイージス艦問題の国会証人喚問を統一要求して欲しかったが、この問題で野党が足並みを揃える動きを見せたことは意味がある。日(2/29)、衆院予算委員会でイージス艦問題の集中審議が組まれているが、自民党はこの審議の後に予算案(税制法案)を委員会採決する構えであり、民主党は強行採決なら審議拒否だと言っている。果たして石破茂に対する格的な追及が今日の国会で見れるのか、今日の午後が終わってみないと分からない。民主党が腹の中で何を考えているかは依然不明で、今週初めから石破茂と防衛省の隠蔽工作があれだけ明白になっていたのに、民主党は国会でのイージス艦問題の集中審議を積極的に

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    zyugem 2008/02/29
  • イージス艦問題への政治の無反応 - 漁師の遭難は自己責任か | 世に倦む日日

    勝浦の川津漁港で昨日(2/25)の朝に「浦じまい」の儀式をやっている場面がテレビで放送されていた。海で遭難した漁師仲間の救助活動に区切りをつける共同体の儀式で、地元では江戸時代から続く風習だと言う。袈裟を着た僧侶が海に向かって先頭で経を読み、漁村村落の集団が小太鼓を叩いて祈りを捧げる。漁協川津支所の外記栄太郎組合長と親族の女性の二人が果物を港の海に投げ入れ、「哲大、お父さんとべるんだよー」と言っていた。この川津漁港の祈りの情景は、漁師親子が遭難した直後から何度か見る機会があり、非常に印象的で、今回のイージス艦の事件の中で一つの大きなモメントになっている。古きよき日の村落共同体、そこに生きる純朴な人々の心の健気さを感じさせられ、NHKの大晦日の「ゆく年くる年」を思い起こされ、あの映像に心から感動させられる。あの太鼓を叩く独特の「御法楽」の形式は日蓮宗のものだろうか。 直感的にそのように思

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    zyugem 2008/02/28
  • イージス艦はなぜ人命救助行動しなかったのか - 船員法13条 | 世に倦む日日

    今回の房総半島沖でのイージス艦の事故について気になることがあり、マスコミでもネットでもあまり触れられていないが、事故を起こしたイージス艦の艦長と乗組員は、なぜすぐに漁船の乗組員の救助活動をしなかったのだろう。新聞記事を読むと、事故が起きたのは19日の午前4時5分頃で、約20分後の午前4時23分にイージス艦「あたご」から海上保安部に連絡が入っている。具体的に海上保安部にどのような情報を入れたのかは不明だが、事故を察知した後で、現場の海上を目視して、漁船「清徳丸」の被害状況は一目瞭然だったはずだし、即座に人命救助に動いて当然だったのではないか。イージス艦が人命救助に動いた形跡は見られない。マスコミは、事故原因やその後の防衛省の報告と対応の遅れを問題にして批判しているが、私にはこの問題が最も大きく引っかかる。 衝突された漁船の船員が海上に投げ出されたことは、イージス艦の当事者でなくても誰が考

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    zyugem 2008/02/20
  • 岩国市長選における不在 - サイト・エバンジェリズム・センター | 世に倦む日日

    岩国市長選は非常に意義の大きな選挙で、勝利することが必要な選挙だった。この選挙と選挙の敗北は末永く人の記憶にとどめられ、後世、日人がこの時代の政治史の流れを辿るときに、一つのエポックとして思い返される大きな事件になることだろう。私は、1978年春の京都府知事選を思い出したが、30年前の政治を知らない若い人は、何かの機会に調べて知識を持っていただきたい。正直なところ、今年の1月に入ってからの選挙情勢の推移は、遠くから眺めていて、「この形になったら負ける」と思わせるものだった。井原勝介が辞職を表明した昨年の12/26の時点では、市長選の勝利は確実だと思ったし、対抗馬として立候補した相手候補の写真や経歴を見ても、井原勝介が選挙を落とす可能性はゼロだろうと思われた。年末から一か月の間に岩国市の中で民意の大きな変動が起きていたことになる。 岩国市長選で井原勝介が勝つだろうと予想していたのは、大阪

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    zyugem 2008/02/12
  • 橋下徹はなぜ勝てたのか - 大衆が求める「変革」と「強い個性」 | 世に倦む日日

    橋下徹が大阪府知事選に当選したことを契機に、BLOGの世界で奇妙な言説がまかり通り始めている。大阪で橋徹を支持した有権者はB層で、敗北した野党候補は「上から目線」であって、彼らはB層に届く「わかりやすい」メッセージを発信してなくて、今後の選挙で大衆から票を獲得するためには、B層にもわかりやすい「下から目線」の平易で親しみやすい議論をしなければならない、という主張である。その主張には付随したBLOG論があり、ネットがテレビより政治的な説得力がないのは、政治を論ずるBLOGが「上から目線」のものばかりで、「下から目線」でわかりやすくB層大衆に政治を論じたBLOGがなく、そういうBLOGが今の時代には必要で、自分のBLOGこそがその役割を引き受けるのだという自己主張がくっついている。要するに、単に橋下徹を出汁にした空疎な自己正当化だが、であれば訊ねてみたいことがある。 ブログは「上から目線」の

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    zyugem 2008/01/30
    「実にヒトラーが台頭した1930年代のドイツと同じ状況に日本はある。」
  • ウェ-バー『職業としての政治』を読む - アテネ民主政治と指導者 | 世に倦む日日

    政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である。もしこの世の中で不可能事を目指して粘り強くアタックしないようでは、およそ可能なことの達成も覚束ないというのは、まったく正しく、あらゆる歴史上の経験がこれを証明している。しかし、これをなし得る人は指導者でなければならない。いや指導者であるだけでなく、-はなはだ素朴な意味での-英雄でなければならない。そして指導者や英雄でない場合でも、人はどんな希望の挫折にもめげない堅い意志で、いますぐ武装する必要がある。そうでないと、いま、可能なことの貫徹もできないであろう。自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が-自分の立場からみて-どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間、そういう人間だけが政治への

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    zyugem 2008/01/14
  • 竹中平蔵の消費税増税反対論の策謀と森永卓郎の生活防衛論 | 世に倦む日日

    先週末(1/5)の日テレビ「ウェークアップ」に竹中平蔵が出演して、今年の経済と政局について解説を加えていた。普段はこの番組は全く見ない。おそらく五年以上見ていない。竹中平蔵が何を言うか聞くために久しぶりに見た。司会が変わっていた。日テレビは、ずっと昔、もう二十年ほど前だが、日曜日の朝の報道番組「ザ・サンデー」に中村敦夫を起用していたことがあった。記憶の片隅にある番組の印象は、きわめて尖鋭的な性格で、市民の視線から政治と社会の現状を告発する批判精神が横溢したものだった。その「市民の視線から」というのは、決して一般的な意味ではなくて、中村敦夫の個性が濃厚に被さった「市民の視線」であった。当時から「読売系のテレビでここまで言っていいのだろうか」と不安に思いながら見ていたが、案の定、番組は長続きすることなく終わり、中村敦夫は「政治改革」の波乱の時期の政界に身を投じて行った。 その後、読売系がテ

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    zyugem 2008/01/07
  • 「NEWS23」の生活破壊特集 - 生活保護窓口での虐待行政 | 世に倦む日日

    今年もあと一週間を切った。昨夜、クリスマスイブの「NEWS23」は、「生活破壊」と題した大がかりな特集を組み、言わば『ワーキングプア』のTBS版の企画を放送していた。特集の冒頭、今年6月に生活苦のために80歳の認知症の母親を絞殺した50歳の息子の姿が紹介された。息子はビルの警備員をして母子二人暮らしの生活を支えていたが、5年前に交通事故で左目を失明して仕事を辞めざるを得なくなり、事故の後遺症もあって新しい職に就けないまま収入が途絶えた。家賃の滞納が始まり、住居を退去するよう言われ、そしてガスが止められ、次に電気が止められ、最後に水道が止められた。その間、二人で窒息自殺しようと頭からビニール袋を被ったが、母が苦しむのを見て果たせず、最後に母親が自分でネクタイを首に巻いて絞めているのを見て、後押しするようにして絞めて死なせた。自分も後を追ってベランダでネクタイで首を吊ったが、自殺に失敗し、殺人

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    zyugem 2007/12/26
  • 凱旋の夜に星野仙一が見せた指導者の器 - 祝 北京五輪出場 | 世に倦む日日

    昨夜の「報道ステーション」に星野仙一が出演していた。成田からそのまま六木のスタジオに直行したようだった。心身とも疲労困憊のはずなのに、生放送の番組では疲れた顔ひとつ見せずに、いつもの口調と表情で質問に答えていた。60歳。その元気さというか、体力に恐れ入った。韓国戦の死闘を振り返って、「何度も胃に穴が開くかと思った」と言っていたが、当はどんなにか疲れていただろう。報道インタビューは成田ですでに終えている。それなのに、自宅に帰ることなく、深夜のテレビ局まで足を運んで、視聴者国民の前で再度の報告に及んでいる。星野仙一は立派だ。話の中身も感動的なものだった。部下を褒めて褒めて褒めまくる内容だった。主将の宮慎也を褒め、四番の新井貴浩を褒め、裏方のスコアラーを褒めちぎって談話を埋めた。「宮がいなかったら僕は今日ここに座ってなかったと思いますよ」。宮慎也が、試合でミスをした選手をすぐに呼び、野

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    zyugem 2007/12/05
  • 二項対立の選択脅迫と既成事実への屈服 - 現実主義の陥穽 | 世に倦む日日

    昨日(11/11)の朝日新聞(4面オピニオン)に姜尚中と山口二郎の対談記事が載っていた。姜尚中は「大連立はある種の詐欺だ」と小沢一郎を批判し、山口二郎も「小沢さんのもとで総選挙を戦おうとしても、党内は疑心暗鬼だろうし、プッツンする人が次の首相候補と言われても国民も困ると思う。この体制で政権交代を起こすのは難しいだろう」と言っている。一方、ネットの中には相変わらずファナティックな小沢一神教の信者がいて、小沢一郎を擁護する政治宣伝の連呼を鳴り止めようとしない。彼らが繰り出す脅し文句の一つは、これは野党と野党支持者を分裂させようとする自民党の策略であり、したがって小沢一郎を批判することは反自民勢力を分断させようとする自民党の謀略に乗せられることにあり、自民党の策謀に嵌められたくなかったら小沢批判の口を慎めというものである。この台詞はどこかで聞いたような覚えがある。 アフガンに侵攻したソ連を批判す

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    zyugem 2007/11/12
  • 高知新聞は社説を - 県民集会、県議会決議、国会法務委質問 | 世に倦む日日

    高知県の白バイ事故の冤罪事件について、高裁判決翌日の10/30にテレビ朝日が『スーパーモーニング』で大々的に報道し、また夕方の『Jチャンネル』でもフォローがあり、このニュースは全国津々浦々の人々に周知されるところとなった。テレビ朝日の報道は、瀬戸内海放送の検証報道の材料をパーツに使い、メッセージも瀬戸内海放送の冤罪告発のジャーナリズムをそのまま引き継いだものである。瀬戸内海放送のキー局がテレビ朝日で、大昔の話になるが、私はこの瀬戸内海放送のチャンネルで、キャンディーズがコケティッシュにレギュラー出演するバラエティ番組を下宿仲間と毎週楽しく見ていた。テレビ朝日などというキー局が東京にあるのをそのとき初めて知った。瀬戸内海放送はテレビ朝日のキー系列局の中では古株に属しているはずだ。『スーパーモーニング』には鳥越俊太郎が鎮座し、落合恵子まで出演していて、すなわち発せられたコメントに過不足なく、事

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    zyugem 2007/11/03
  • 「何となく軽い支持」の勝利 - 防衛省疑惑の入り口で少し道草 | 世に倦む日日

    一昨夜、田中康夫代表から電話があり、初めて直接に声を聞く機会を得た。テレビで聞く声と同じだったが、しっかり落ち着いた響きがあり、発する言葉の輪郭が明瞭で、重量感があり、聞き取りやすく、それが非常に印象的だった。途中からやはり早口になり、単位時間あたりの情報量は多くなったが、それでも話が逸れたり曖昧にはならない。考えてみれば、現職の国会議員と直接に会話したのは、これが最初の体験だ。国会議員の候補者とは何十回も何十時間も飽きずに議論したことがあるけれど (笑) 。 確かに、私は有名人の公党党首からメールや電話をもらって舞い上がっているのかも知れない。そうではないとは言わない。だが、田中康夫は単なる有名人やテレビタレントではなくて、私が「華麗なる内閣」で経済産業大臣と国土交通大臣に指名した政治的実力者である。 政治家としての能力を期待し、見込んでいる大型の指導者なのである。もし私が菅直人から電話

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    zyugem 2007/10/26
  • 田中康夫代表からの激励メール - 防衛省不正疑惑を追及せよ | 世に倦む日日

    昨日、新党日の田中康夫代表からメールが届き、防衛省の不正疑惑追及の記事について激励と助言を頂戴した。代表は以前からブログをご覧になられていると言う。これは私にとっては大きなニュースで、感動と緊張の両方が錯綜して、公開の記事の中でどう気持ちを表現すればよいのか戸惑う。メールをもらった事実を書くべきかどうか少し躊躇ったが、私の中ではこれは慶事であるから、素直に喜んで公表することにした。何と言っても彼のメディア批評は昔から抜群のセンスがあり、多忙な中で彼が関心を持って読んだり見たりしている情報(コンテンツ)は見逃せないものが多く、それに対する批評には立ち止まって目を通さざるを得ない。簡単に無視できない。先日の『フラガール』もそうだった。田中康夫のメッセージは常に気になる。中身も表現も気になる。そういう批評家は今の日では少ない。 立花隆くらいだろうか。立花隆が解説する政治事件や社会事件の記事は

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    zyugem 2007/10/23
  • 恥と共に去りぬ - 安倍晋三の退場と自民党後継総裁の政治 | 世に倦む日日

    今回の安倍晋三の辞任劇は、日の憲政史上最悪の汚点として残るもので、議会制民主主義に対する卑劣な侮辱行為である。新聞やマスコミは様々な見方を示しているが、根底には安倍晋三自身の生まれながらの日国民への軽蔑意識と民主主義への拒絶観念がある。安倍晋三の傍若無人は遺伝子が為さしめているもので、要するに六十年安保のときに権力の座を追われた戦犯岸信介とその娘の洋子、その二人から受け継いだ日国民への不信と戦後憲法の民主主義に対する怨念が精神構造の中核にあり、安倍晋三の傲慢で欺瞞に満ちた行動を突き動かしている。安倍晋三の驚天動地のわがままと無分別は、母親の洋子が許し唆しているもので、恐らく、参院選敗北後に辞任させず居直らせたのも、代表質問直前に辞任させたのも、安倍洋子の倒錯した溺愛妄念が庇護し誘導しているのに違いない。国民は徹底的にバカにされ、コケにされたのだが、安倍洋子と安倍晋三は国民をバカにして

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    zyugem 2007/09/13
  • 華麗なる内閣(2) - 官房長官 国谷裕子 | 世に倦む日日

    9月4日の『クローズアップ現代』を見ていたら、知的障害者が社会的に孤立して犯罪を繰り返す実態が紹介され、心ある弁護士や福祉施設の人々が、そうした知的障害者の厚生を支援する姿が映し出されていた。番組に出てきた59歳の女性は、知的障害のために厄介者扱いされて家族から見捨てられ、旅館の住み込みで生計を立てていたが、やがてそこも追われて路上生活者となり、生きるためにパンを盗むなどをして、何度も刑務所に送られる人生を送っていた。番組では、知的障害者が福祉行政の援助を受けられる「療育手帳」の制度があること、にもかかわらず知的障害者の多くが制度の存在を知らず、自己責任でホームレスの窮乏や犯罪者の人生を強いられ引き受けさせられている現実があること、そうした知的障害者を救うべく取り組みを続けている人々がいることが紹介されていた。番組を見ながら、自然に涙が溢れてきて、報道番組なのに名作ドラマを見ている視聴者に

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    zyugem 2007/09/09