朝日新聞 11月12日付朝刊 「私の視点」(ネット上のソースなし) 韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」会長 李鶴来(イ・ハンネ) ◆BC級戦犯 韓国・朝鮮人への償い未完 「BC級戦犯」だった私がスガモプリズン(巣鴨刑務所)から釈放されて、この10月で50年になった。 私が問われた罪は何だったのか。なぜ私が獄中にあった1955年に「同進会」を結成し、韓国・朝鮮人のBC級戦犯に対する名誉回復と補償を求め続けてきたのかについては、00年8月に本紙「論壇」で述べた。しかし、問題は解決されぬまま今に至っている。 私たちが日本軍の軍属として「徴用」され、朝鮮半島から南方各地に派遣されたのは42年の夏だった。捕虜収容所での監視任務に就かされたが、捕虜の取り扱いを規定したジュネーブ条約も教えられず、粗悪な衣食住、医薬品の欠乏、過酷な労働環境の中で、各地の収容所で多数の犠牲者を出した。当時17歳の私にとっ
社会保障制度の専門家として、年金支給の視点から、靖国神社A級戦犯合祀問題を考えているのですが、合祀の法的根拠はちゃんとあります。合祀の選考基準は、 「戦傷病者戦没者遺族等援護法」と「恩給法」のいずれかに該当するということです。 A級戦犯の遺族にも公務による死亡として、軍人恩給の遺族年金が支給されていることから合祀の基準を満たしています。 昭和21年2月1日に、GHQの指令で旧軍人軍属の恩給が廃止されましたが、昭和28年8月1日に 「恩給法の一部を改正する法律」(法律第155号)により、旧軍人軍属の恩給、扶助料などを廃止前の制度に相当の制約を加え復活させました。 恩給法では、年金を受ける権利がなくなる理由の1つに、「懲役乃至は禁固に処せられた者」がありますから、遺族年金が支給されているという事実は、国内法では犯罪人という認定はしていないということがわかります。 大原康男国学院大学教授の「靖国
今朝の朝日新聞は次期首相の靖国参拝に反対する人が60パーセントに増えたと喜んでいます。社説でもこの結果を取り上げるはしゃぎぶりには眉をひそめるしかありませんが、靖国をめぐる朝日の記事で、面白いものを見つけました。 まだ日本が占領下にあった昭和26年10月7日付朝刊の記事で、見出しは 「靖国に祈る米国青年」 「身代わり立てて参拝」 「帰国後も真心ささぐ五年」 と三本もあり、写真も2枚ついた大きな扱いです。内容は、東京裁判の国際検事団付として日本にいた米国の青年、リード氏が、帰国してニュージャージー州の警察官となって後も、たえず日本の友人に身代わり参拝をしてもらい、靖国に奉納金も送っているというものです。 さて、朝日さんはこのエピソードを否定的に書いているでしょうか?いえいえ、そんなことは全くありません。それどころか、リード氏が靖国神社に寄せた手紙を、次のように感動的に紹介していま
今朝の朝日新聞は、極東国際軍事裁判(東京裁判)のインド代表判事だったパール氏について取り上げています。紙面を3ページも使い、インドでの現地取材もまじえた力作で、被告全員無罪を主張したパール氏の真意はどこにあったかをいろいろと分析していますが、肝心のパール氏自身の言葉の紹介がとても少ない。パール氏が自ら語ったことには最小限しか触れずにパール氏についてあれこれ論じた、不思議な記事構成となっています。 朝日は1面の記事紹介の文章の中で、「パルは、日本の戦争責任を否定する論者にとって、ほとんど神格化された存在だ。彼の意見書は『日本無罪論』とまで言われる。しかし、故国インドでの彼の歩みをたどってみると、異なる姿が浮かび上がってきた」「彼の本意は、日本の軍国主義の正当化にはなかった」と書いています。 ふーん、「神格化」ねぇ。そんなことしている人、見たことも聞いたこともないけどなあ。「軍国主義の正当
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