以下、読書感想文としてのポエムである。 21st Century C1(以下 21CC と略)という、いささか変わった本がある。C言語のプログラマの多くが1980年代の知識に固まってしまっているのを打破しようと書かれた本なのだろうと、ざっと自分が1st editionを読んだ感じ2では思っている。C89 aka ANSI Cがいまだに標準だと思っている人3には、おすすめかもしれない。 「Cはパンクロックだ」 21CCでは C is Punk Rock 4 という表現が書籍の最初と最後に出てくる。このパンクロックが何であるかについての議論はしない5。ただ、パンクロックの例えが「シンプルかつ荒削りだけど力強い」言語に対するものであるというのは、個人的なパンクロックへの印象、そしてC言語の特徴をふまえれば良くわかる。 私も気がつけば30年ぐらいC言語で仕事をしていたりする。そして現在の2015年
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