写真に映っているものの名前をなんでもお教えてください、と呼びかけたところ、あらゆる分野の人からものすごい量の情報が寄せられ、写真がたちまち名前で埋め尽くされる、という経験をした。 顛末を紹介します。
初めてグーグルフォトに泣かされた。まるで不意打ちだった。 4月のある朝、私は自分のスマートフォンを見ていた。また世界の災難のニュースでも届いているのだろうと思っていたのだが、目にしたのはグーグルフォトからの通知だった。グーグルの画像処理ロボットが、私が撮影した画像からムービー(スライドショー)を作成したという。 私はこれまでにも、AIがつくったムービーの類を見てきた。たとえば、フェイスブックの的外れな「Year in Review(この1年を振り返る)」などだ。だから、あまり期待してはいなかったのだが、「プレイ」ボタンを押して30秒も経たないうちに涙で顔がグシャグシャになってしまった。 5歳の少女の成長記録を自動的に作成 ムービーは、私の5歳の娘、サマラの写真を集めたものだった。カメラにのめり込んでいる彼女の父親、つまり私は、彼女が目を覚ましている瞬間を、ほとんどすべてと言えるほど写真に収
深夜の海岸線が青白く光る―毎年、春になると富山湾で「ホタルイカの身投げ」という現象が見られます。ホタルイカはふだん深海に生息している生物ですが、3月~5月頃にかけて水面近くまでやってきて、産卵します。その後また海深くへと戻るのですが、月明りのない新月の夜、方向を見失ったイカが誤って浜に近づき、波につかまって浜に打ち上げられるというのです。自らの意思に反して死を遂げるのに「身投げ」と呼ばれるのですから、ホタルイカとしてはやるせない気持ちでいっぱいでしょう。 さて、これまでの話はあくまで一説にすぎず、現代の科学をもってしても未だその生態が明らかにされていません。ゆえに出会えるだけでも幸運。海が青い光で埋め尽くされているような、いわゆる「絶景写真」を撮影し公開していたのは数人だけ。あとは点や線が疎らにあるような写真ばかりでした。この現象、地元の新聞ではたびたび紹介されることがありましたが、全国的
札幌市中央区の大型再開発施設「さっぽろ創世スクエア」の完成に伴い、札幌を代表する観光名所・札幌市時計台を訪れる観光客に困惑が広がっている。27階建ての創世スクエアは時計台の真後ろに位置し、写真撮影の際に背景に映り込んでしまうためだ。ビルに囲まれた時計台は、以前から「日本三大がっかり名所」との異名もあり、まちづくりの専門家は、周辺で進む再開発計画について「時計台の魅力を生かす開発を」と求めている。 <ドローン撮影>トドの怒濤 稚内・弁天島 4月上旬、大阪から観光に来た会社員の川西智美さん(44)は時計台の写真を撮ろうとして周囲をうろうろした。ところがどこから撮っても写真にビルが入ってしまう。「こんなビル街に歴史的な建物があるとは」。川西さん以外にもスマートフォンやカメラを手に、時計台を見上げながら行き来を繰り返す観光客らの姿が目立つ。
2020年4月26日UPDATE 記事公開から早いもので2年が経ち、こちらの記事は有料とさせて頂きました。 Here’s my «me too» story about Araki . Sorry that is only in Japanese. I hope some of your friends can help you read it or maybe you don’t need to read it you already understand something... In the end, finally i got his answer. I do now realize what he was thinking regarding us and his “art" 📸 All i can do now is to accept the situation as it
1916年に、ナショナル ジオグラフィックの全ページを割いて特集されたオーストラリアの記事には、先住民は「未開人」で「全人類の中で最も知能が低い人々」と書かれていた。(PHOTOGRAPHS BY C.P. SCOTT (男性); H.E. GREGORY (女性); NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE (2点とも)) 1930年11月2日、アフリカのエチオピアで催された皇帝ハイレ・セラシエ1世の戴冠式に、ナショナル ジオグラフィック誌は記者と写真家を派遣した。 トランペットに振り香炉、司祭に槍を持った戦士たち。絢爛豪華な式典の様子は、83枚の写真とともに1万4000語の記事となって本誌に掲載された。 だが、もし1930年に黒人男性のための同様の儀式が、エチオピアではなく米国で開かれていたとしたら、記事になることはまずなかっただろう。さらに言えば、もしハイレ・セラシエ
「インスタ映え」は地方を救うのか? 2017年12月、安倍晋三首相が講演中に発した「地方活性化の鍵はSNSにあります」という言葉が話題になった。この方向性は観光地や文化財にどう影響を与えるのか。宗教学・観光社会学を専門とする北海道大学准教授・岡本亮輔氏が考察する。 インスタ映えやSNSが地方活性化の有効策 お寺でミュージカル、竪穴式住居でお茶会、遺跡のパワースポットでヨガ……何事かと思うかもしれないが、昨年12月、安倍晋三首相の講演で出た言葉だ。文脈を確認しておこう。 ……天然記念物や、遺跡、神社といった文化財は、これまで後世に保存していくことが使命だった。もっと身近にその魅力を感じてもらう。文化財保護法の改正案を次期通常国会に提出し、文化財を観光やまちづくりに活用できるようにします。 お寺でミュージカル、竪穴式住居でお茶会、遺跡のパワースポットでヨガ。アイデア次第で地域の文化や歴史が世界
今年の「新語・流行語大賞」で年間大賞を取った「インスタ映え」。写真共有サービス「Instagram」で写真の見栄えのよさを意味する言葉で、インスタ映えする場所や食べ物、家電などが話題になっている。 Instagramでは「#インスタ映え」で72万件以上もの投稿(記事掲載時点)がある。色鮮やかなお菓子やきれいな景色の写真が並ぶが、インスタ映えの流行にネガティブな声を上げる人も少なくない。 Google検索で「インスタ映え」を検索すると、関連する検索キーワードで「写真の撮り方」「食べ物」「場所」などがある一方で「うざい」「くだらない」「バカ」などネガティブな言葉も並ぶ。ときには「インスタ蝿」などとやゆされることもあるが、なぜここまでインスタ映えに対して世間の風当たりは厳しいのか。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています たった1枚の写真から、謎に包まれていた巨大観音像の正体が判明――。Twitter上で繰り広げられた、奇跡のような歴史ミステリーの解読劇に「鳥肌立った」「集合知の勝利」といった声が寄せられています。 発端となったのは、サイト「コンクリート像を見にゆきます(仮)」の管理人・つるま(@clane_2015)さんが12月1日にTwitterに投稿した1枚の写真。そこには1体の巨大な観音像と、その周りに集まった大勢の人々が写っていました。「この観音像が撮影された場所、年代を探しています。これだけ巨大な観音像なのに、日本のどこにあった(ある)ものなのか、全く不明なのです」とつるまさんは呼びかけました。 巨大な観音像と、それを取り巻く人たち。近畿地方のとあるお寺に眠っていたとのこと(画像提供:つるまさん) つるまさんによると、この写真は近畿のとあ
インドシナ戦争後に南北に分裂したベトナムで発生したベトナム戦争は20年にも及ぶ長期の戦いとなった。 この戦争は、アメリカを盟主とする資本主義陣営(南)と、ソ連(現ロシア)を盟主とする共産主義陣営(北)との対立を背景とした代理戦争でもあったとも言われている。 ベトナム戦争を記録した写真は主に南側のものが多かったが、これらの写真は、ベトナム通信社と提携したアマチュア写真家とフォトジャーナリストが撮影したもので、国民解放戦線と北ベトナム軍が含まれている希少なものだ。 1. ナムカンフォレスト(Nam Can forest)―1972年 この画像を大きなサイズで見るimage credit: dyt. 2. タインチー(Thanh Tri)でのトレーニング―1965年9月 この画像を大きなサイズで見るimage credit: dyt. 3. 爆撃されたハム・ロング橋(Ham Rong Bridg
スペインのカディス県のカディス湾内にあるバイア・デ・カディス自然公園内には「自然の脳」と呼ばれるようになった沼地がある。 印象的な色彩の脳そっくりの景色。だが、沼地にその呼び名がついたのはつい最近のことで、この画像がきっかけになって広く定着したという。 これを撮ったのは自然生物写真家のクリストーバル・セラーノだった。彼は2015年に、初めてカディス湾上空を飛んだときにこの異様な眺めを見て驚いたという。 そしてすかさずその風景をカメラにおさめたそうだ。 広大な自然公園に広がる脳状の沼地 カディス湾の南に位置するバイア・デ・カディス自然公園は、大小の川の流入によって生まれる多様な地形を楽しむ自然保護区でもあり、その面積はなんと105平方kmもある。 沼地や湿地、浜辺や松林などを内包する広大な公園は、自然愛好家の間でも人気のスポットなのだ。 そして写真の場所は、サンフェルナンドという地域にある平
未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ Movie&Books リアルロボットアニメとそのプラモデルの黄金時代はたった4年しか続かなかった、という話。 じつのところ、オレの師匠はあさのまさひこである。そして最初に書いておこう。あさのまさひこは、この本を書くことで彼の大きな使命のひとつを全うしてしまった。かつて8年在籍したモデルグラフィックス編集... 2022年 01月 13日 カメラ 捨てる画素の話 外出先で写真を撮るならもっぱらSIGMA fpになって久しい。最初は45mmのキットレンズだけ装着して不自由さを楽しもうとか言っていたのに、もっと小さくて何が起こるかわからないレンズが欲しいとい... 2022年 01月 10日 町中での出来事 神座のラーメンとジメジメした植物の景色
未組立プラモ写真家。稀に組む。山登る。からぱたへのお問い合わせ、文章・写真・DJ・飲酒のオファーはTwitter @kalapattar からどうぞ
アメリカの郊外はここ数十年で大きく変わった。 かつては郊外に暮らす人々の憩いの場であったショッピングモールは、小売業界が崩壊する中で極めて苦しい状況にあり、その多くが閉鎖に追い込まれた。 郊外の不動産やゴルフコースも近年、進化を遂げている。 Business Insiderは今年3月、「郊外の死」をテーマとした連載記事を展開し、我々の知る「郊外の暮らし」が消えつつある現状を報じた。 マックマンション(編集部注:安い建材で作られた大邸宅。過熱する住宅市場の象徴とも言われる)の価格の急落ぶりを見れば、都市部と郊外の線引きが以前にも増して曖昧になっていることが分かる。そして、全米各地で閉鎖されたショッピングモールが増加している。郊外にはもはや、全盛期の頃の輝きはない。 この記事では、アーティストで活動家のセフ・ローレス(Seph Lawless)氏やBusiness Insiderの記者が捉えた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く