マジックリン、超熟パンに、オロナミンC。 日々生活する中で、誰しも一度は目にしたことのある、身近な・・・あまりに身近すぎて意識すらしないような工業製品を木彫り作品にし続けているのが、彫刻絵画作家の内堀麻美さんだ。 東急ハンズ新宿店で開催されたマニアフェスタでは、「木彫りしちゃうマニア」として作品を出展。 「え?こんなものが木彫りに!?」と、多くの来場者の目を引いた。 なぜ身近なものを木で彫り続けるのか、インタビューした。 「これは美術作品に見えますか?」 ー マニアフェスタで初めて作品を拝見して、すごく興味を惹かれて。木彫りっていうと、素朴で、古くから生活に密着してきたプリミティブなイメージがあるんですが、そこに現代的な工業製品が乗っかっている。そのギャップが面白いなと思って。 内堀:木ってずっと日本人に馴染みのある素材で、彫刻らしさがある。で、絵画といえば油絵の具というイメージがあります