手塚治虫が描いた「在日」 大体1年も前に書いた記事のことなど自分でも忘れているのだが、それでも時々情報提供があって嬉しくなる。ガガリアンやってて良かったと思うね。 「マンガで在日朝鮮人はどう描かれてきたか」(上・下)で「在日朝鮮人の出てくるマンガ」の情報提供を求めたところ、最近、大阪のAさんという方から「手塚治虫も在日朝鮮人をテーマにしたマンガを描いていた」とのメールを頂いた。伏して感謝する次第である。今回はその作品を解説する。「神様」と呼ばれる手塚が在日問題を扱っているのに、どういうわけか殆ど論じられることがないためである。 「ながい窖」(サンデー毎日1970年11月6日増刊号掲載)。大企業の重役を勤める在日朝鮮人(作中では帰化朝鮮人という設定で、帰化朝鮮人と在日朝鮮人は厳密には違うが、便宜上、在日朝鮮人としておく)の苦悩を描いた作品だ。 私はこんな作品を手塚が描いていたことをまったく知
ストーリー・解説 1951/04-1952/03 「少年」(光文社)連載 地球人と宇宙人の共存と対立をテーマとしたSFマンガで、アトムが初めて登場した作品です。未来の地球……。ある日そこへもうひとつの地球から、大移民団がやってきました。そのもうひとつの地球には、日本もアメリカもあり、この地球人とまったく同じ顔をした人々がいたのです。しかし、もうひとつの地球ははるか昔に爆発して滅んでしまい、そこに暮らしていた人々は、何千年もの間、宇宙艇に乗って宇宙をさまよっていたのでした。地球人たちも、最初は彼ら宇宙人を歓迎していましたが、やがて食料難が起こり、各地で対立が起こるようになりました。各地で宇宙人狩りが始まり、ついに地球人と宇宙人は全面戦争の危機に直面してしまいます。そこで立ち上がったのが、地球人でも宇宙人でもないロボット少年のアトムでした。単身、宇宙人の宇宙艇へと乗り込んでいくアトム大使。彼の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く