EMCジャパンは3月31日、「ITインフラのTCOアセスメント・サービス」を開始すると発表した。4月1日から、中小規模から大規模まで、企業ユーザーを対象に無料で提供する。これまでEMC製品導入予定の企業に個別に行ってきたアセスメントサービスを無償のメニューとすることで、TCO削減につながる機器レンタルの潜在需要を掘り起こしたい考えだ。アセスメントは、現状のコスト試算と削減計画の立案を1週間程度で行うもので、EMCのレンタルプログラムを提案する。 「これまでは、いくらいくらの初期投資をしていただけると3年間でTCOがこれだけ安くなるという売り方をしていた。しかし、現在は投資という言葉だけで顧客は興味を失う」 3月31日に都内で開いた会見で、新サービス導入の狙いを説明した同社代表取締役社長の諸星俊男氏は、経済環境悪化で冷え込むIT投資マインドの実感をこう説明する。「キーワードは投資からコストダ