改訂の根拠 1. 診断基準A1の改訂 - 曖昧さを排し、トラウマ体験の定義を強固にした 2. 診断基準A2の削除 - 有用さが認められなかった 3. 診断基準Bの小改訂 B1 : 侵入記憶を明らかにし、抑うつ的な反芻を除外した B2 : 文化的な特性をより反映できるよう小改訂した B3 : フラッシュバックの定義を継続して起こる解離症状とすることを明確にした 4. DSM-IVにおける診断基準Cを、二つのクラスター(C, D)にわけた。これによって、3つの分類が4つになった。 5. 診断基準D(ネガティブな認知、気分)の改訂と追加 D2 : DSM-IVでは「未来が短縮した感じ」であったが、「未来に対する誇張した否定的な信念と期待」を含むよう明らかにし、拡張した D3 : 新しい基準。「自身や他人に対する、持続する、歪んだ非難」 D4 : 新しい基準。「持続する、ネガティブな感情状態」 6