文部科学省は、いじめの未然防止や早期発見ができたり、問題を隠さず適切に対応できたりした教員や学校をプラス評価するよう、都道府県教育委員会などに通知した。いじめ対応を、教員や学校を評価する基準に加えた通知は初めて。文科省は「いじめが少ないと評価される風潮が隠蔽(いんぺい)を生んできた。見逃さない努力をしてほしい」としている。教員の勤務評定につながる「教員評価」では、(1)日頃から児童生徒を理解できている(2)いじめの未然防止や早期発見ができた(3)問題を隠さずに組織的に取り組んだ-ことを盛り込むよう例示した。