東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られた事件で、逮捕された男の精神鑑定を行った結果、事件当時は心神喪失の状態だったと判断されたことが関係者への取材で分かりました。 東京地方検察庁は近く男を不起訴にするものとみられます。 この事件は、東京都内の図書館や大型書店で「アンネの日記」などの本300冊余りが破られているのが見つかったもので、東京・小平市の36歳の無職の男が、杉並区の2つの図書館で合わせて40冊余りを破ったなどとして、器物損壊などの疑いで警視庁に逮捕されました。 これまでの調べに対し男は、一連の事件への関与を認めていましたが、動機について意味の分からないことを話したことなどから、東京地方検察庁はことし4月から2か月間にわたって専門家による精神鑑定を行い刑事責任を問えるかどうか調べていました。 関係者によりますと、鑑定の結果、男は事件当時、心神喪失の状態
第三者機関が医療事故の原因究明と再発防止を図る制度の創設を盛り込んだ、地域医療・介護推進法案が17日、参院厚生労働委員会で可決された。18日の参院本会議で成立する見通し。来年10月の施行に向け、国が運用指針をつくる。調査するかどうかは病院が決めるため、公正さや透明性の担保が課題となる。 調査の対象は、診療中に起きた「予期せぬ死亡事故」。厚労省は年間1300~2千件と推計する。病院が第三者機関「医療事故調査・支援センター」に届けた上で、自ら調査し、結果を遺族とセンターに報告する。遺族がその結果に納得できなければ、センターが独自に調査し、遺族と病院に報告する。 「予期せぬ死亡事故」かを判断し、調査をするかは病院が決める。このため、厚労省は病院が恣意(しい)的に決めないように、届け出が必要な場合の基準や調査項目を指針で示す。だが、遺族は事故の調査を始めるよう病院に求めることができない。このため、
飲酒をやめることができないアルコール依存症の患者が増え続け、去年、推計で初めて100万人を超えたことが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。 特に女性の患者がこの10年間で2倍近くに急増し、研究班は女性の社会進出が進み飲酒の機会が増えたことが背景にあると分析しています。 この調査はアルコール依存症の実態を調べるため、厚生労働省の研究班が5年ごとに実施しているもので、去年は無作為に選んだ全国の4000人余りを対象に飲酒の習慣などについて聞き取り調査を行いました。 その結果、飲酒をやめることができないアルコール依存症の患者は推計で全国で109万人と、この10年間で29万人増加して初めて100万人を超えたことが分かりました。 男女別に見ますと、男性は95万人、女性は14万人で、特に女性では働く世代の20代から50代を中心に増え、10年前の2倍近くに急増しました。 女性の患者が増えた背景について
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