相模原市の加山俊夫市長は27日、事件があった相模原市の知的障害者施設を訪れ、他人を傷つけるおそれのある人を強制的に入院させる「措置入院」が終わったあとの対応の在り方について、国などと共に検討する考えを示しました。 このあと加山市長は報道陣の取材に応じ、「被害に遭われた方にご冥福をお祈りし、けがをされた方の1日も早い回復をお祈りします」と述べました。 そのうえで、市が、ことし2月から「他人を傷つけるおそれがある」として植松容疑者を強制的に入院させる措置入院の対応を取ったことについて、加山市長は、「今の法律の中ですべき対応は行ったと思うが、措置入院のあとの市の対応がどうあるべきだったかは十分検証したい。例えば、こうした情報を行政や警察が共有し、フォローアップできる仕組みを法的に担保することが大事なのではないか」と述べ、措置入院が終わったあとの対応の在り方を国などと共に検討する考えを示しました。
塩崎厚生労働大臣は19人が死亡、26人が重軽傷を負った事件の起きた相模原市の知的障害者施設を訪れ、自分や他人を傷つける危険性がある人を、強制的に入院させる措置入院が終わったあとの対応の在り方などを検討する考えを示しました。 このあと、塩崎大臣は記者団に対し、容疑者の男がことし2月から一時的に、自分や他人を傷つける危険性がある人を強制的に入院させる、措置入院となっていたことに関連して、「措置入院後の本人に対するフォローアップの在り方を充実していかなければならないという指摘も当然ありえる。ほかの役所や地方自治体とも連携して再発防止策を練っていきたい」と述べ、措置入院が終わったあとの対応の在り方などを検討する考えを示しました。 そのうえで、塩崎大臣は「障害者差別解消法が、この4月から施行されたばかりだが、このような事件が起きたことは大変、残念でならない。差別と偏見のない社会を作るのが極めて大事な
母親がやさしく語りかける声が、子どもの脳の発達に大きく貢献している。こんな研究結果がアメリカで発表されました。「CNN」や「TIME」、「Daily Mail」などがいっせいにこれを報じたのも、“母は偉大なり”が世界共通言語である証拠でしょう。 子どもたちのコミュニケーション能力を左右する、母の声。子どもがそれを認識するまでにかかる時間はなんと……。 スタンフォード大学の薬学部で実施されたこの研究は、母親の声が他の一般女性と比べたとき、子どもたちの脳にどう反応を与えるかを調べたもの。被験者は7歳から12歳までの24人の子どもたち。MRIで脳のスキャニングをしながら、母親と知らない女性の声(子どもの名前ではなく意味のない単語)をランダムに聞かせました。 その結果、じつに約97%の子どもたちが自分の母親によるものだと脳が認識するまで、じつに1秒足らずで認識してしまうことが判明したのです。あくま
これからの日本の医療で、大事なこととは何でしょうか?団塊の世代が75歳以上になる2025年に向け、医療や介護の体制をどう再構築するかが大きな課題になっています。このたび、朝日新聞デジタルで医療、健康、介護にかかわる情報を伝える「アピタル」の編集長に就任するにあたり、日本医師会長の横倉義武さん(71)にインタビューしました。初当選のときから、「地域医療の再興」を掲げる横倉さんが、新たな地域医療体制の中心に据えるのが「かかりつけ医」です。病気になったときだけでなく、食事や運動などの普段の健康づくりからかかわることで、その役割を担うのが「かかりつけ医」だと、横倉さんはいいます。一方で、2025年の医療提供体制を示す都道府県の「地域医療構想」づくりが本格化するなか、入院ベッド数の削減にはどう対応するのでしょうか。さらに、新しい専門医制度のありかたや、地域や診療科ごとの偏在問題など課題も山積していま
虐待など実親の養育が難しい場合に、乳幼児が血縁のない夫婦と法律上の親子となる特別養子縁組について、2015年は544件(速報値)成立していたことがわかった。 25日に始まった厚生労働省の有識者検討会で公表された。同省によると、過去10年間で最多。 特別養子縁組は、養親の申し立てを受けた家庭裁判所の審判で成立する。養子は原則、6歳未満で、虐待など子の利益を害すると判断されれば、実親の同意は必要ない。 成立件数は06~12年に300件前後で推移していたが、13年に474件、14年に513件に増え、15年も増加傾向が続いた。養子縁組のあっせんを行う民間団体が増えたことが背景にあるという。 ただ、ドイツやフランスなどと比べて件数が少なく、検討会では促進策について議論する。
「突然、差別するようになった」=襲撃施設園長、知事と面会-相模原事件 障害者施設「津久井やまゆり園」で多数の死傷者が出た事件について、報道陣の質問に答える黒岩祐治神奈川県知事=26日午後、相模原市緑区 入所者ら19人が刺殺された相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の園長は26日午後、事件を受け施設を訪問した神奈川県の黒岩祐治知事と面会し、元職員だった植松聖容疑者(26)について「突然、障害者を差別するようになった」と語った。 〔写真特集〕相模原・障害者施設殺傷事件~入所者19人死亡~ 園長は植松容疑者について、「(2012年に)就職したころは普通の人だった」と説明。しかし、突然、障害者を殺すという趣旨の言動をするようになったという。入所者に暴力を振るうことはなかったが、今年2月に衆院議長に障害者殺害を予告する内容の手紙を渡そうとしたことが発覚。「施設職員にふさわしくないと考え
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