生活保護を受給=預貯金なし、経済的に困窮か-障害者施設襲撃の容疑者 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者19人が殺害された事件で、元職員植松聖容疑者(26)が事件前、生活保護を申請し受給していたことが2日、同市への取材で分かった。神奈川県警津久井署捜査本部は、経済的困窮が事件の背景にある可能性もあるとみて捜査。1日からは捜査員を増員し、135人態勢で全容解明に当たっている。 相模原市地域福祉課によると、植松容疑者は3月24日に同区の緑福祉事務所を訪れ生活保護を申請。同日から同月31日までの分として約1万8000円を受け取った。 市では、収入が最低生活費(20~40歳の単身者は月7万5840円)を下回るなどの場合、収入との差額分を生活保護費として支給する。 植松容疑者は2月19日にやまゆり園を退職、同日から3月2日まで措置入院となり、事件当時は無職だった。 支給に当た
相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を受けて、自民・民進の両党は2日、それぞれ再発防止に向けた検討を始めた。政府内で始まった議論と同様に措置入院のあり方が焦点だが、会合に出席した障害者団体からは、障害者を排除する社会へ逆戻りしないよう求める意見が相次いだ。 自民党は「退院後のフォローアップ体制」の強化を議論する方針で、措置入院が解除された後も通院を義務づける仕組みづくりを検討する。党内には「犯罪をほのめかした人物にGPS(全地球測位システム)を埋め込むようなことを議論すべきだ」(山東昭子元参院副議長)という人権に関わりかねない意見もある。だが、出席者からは「措置入院を厳しくすると、精神疾患の方を社会全体で受け入れるという流れに逆行する」との慎重意見も出た。 民進党は障害者やその家族らの団体から意見を聞いた。「精神医療は治安維持のためではない」「地域で暮らすのが本来の姿」といった意見が相次ぎ
<前編から続く> 今回の事件を受けて、知的障害者の権利擁護と政策提言を行う「全国手をつなぐ育成会連合会」が声明を出し、私自身もツィッターやフェイスブックで「全力で皆さんを守ります」とコメントをしながら声明文を紹介しました。私と繋がっている多くの皆さんがすぐに「全面的に支持します」「守る側に〈絶対的に〉連帯します」「こうした理不尽を絶対に社会は認めない」「障害者も健常者も共に助け合い支え合って生きねばならない、それが社会に大きな価値を生み出す」と意思表示をしてくれました。「私も」と一言だけ添えてくれる人も多かったです。こうした書き込みを見る度にこみ上げる思いがしましたし、本当に心強いと感じています。 娘の場合、知的の区分けをすると重度に分類されるようです。ようです、と言うのは知的重度と言ってもジェスチャーや表情など本人の感情表現は実に豊かで、どうやら発話出来るかどうかが1つの判断材料にはなっ
<相模原市の福祉施設で起きた殺傷事件について、福祉現場の問題点と関連付ける意見があることに驚かされる。人間の尊厳と福祉の労働環境の改善は、本来別次元の問題だ> 日銀の金融政策について。このコラムをお引き受けした1年以上前から金融政策でできることには限界があると申し上げている通りで、その見解に変更なし。本当に日本全体の実体経済の増強をはかるなら、その1つとして行うべきは日本の企業数で言えば99.7%を占める中小零細企業(多くが地方経済とその雇用を支える中堅以下の地場産業)が本来持つ能力をいかんなく発揮し活動できる、税制も含めた制度そのものの徹底的な見直しやきめ細やかな政策の実施となりますが、その中小企業の代表である日商会頭ですら個人消費や設備投資への効果が限定的であるため追加緩和の必要なしと釘を刺しています。それにも関わらず、追加緩和として株を購入するとは。一体誰のための、何のための金融緩和
知的障害のある母の子育てと家族の現実を描いた『だいすき!! ゆずの子育て日記』、知的障害のある親をもつ女性の人生を描いた『ひまわり!! それからのだいすき!!』。シリーズ完結記念インタビュー後編では、一見すると重く社会派になりがちなテーマを明るく描いたことへの思いや、11年にわたって取材と連載を続けて感じた障害そのものについて、漫画家の愛本みずほさんに聞きました。 障害を明るく描くのは不謹慎か ――『だいすき!!』と『ひまわり!!』はどちらも社会派のテーマではありますが、読み味がとてもライトですごく朗らかです。読みやすいですし、障害の話だからって肩肘張らないでいいよと言われているようでした。 愛本みずほさん(以下 愛本) 説教くさい漫画は面白くないので、そういう雰囲気にはしたくないという思いはありました。もともと障害者を描こうと思っていませんでしたし、この作品は健常者のお母さんより少しでき
「BE・LOVE」(講談社刊)で連載されていた『ひまわり!! それからのだいすき!!』が完結した。知的障害のある母親をもつ女性ひまわりを主人公にした今作、その母親 柚子(ゆず)の妊娠・出産・子育てを描いた前作『だいすき!! ゆずの子育て日記』のシリーズ連載期間は足掛け11年にもわたる。 自分には描けないと思った ――『だいすき!! ゆずの子育て日記』は編集さんから企画を提案されてはじまったそうですが、声をかけられた時はどう思いましたか? 愛本みずほさん(以下 愛本) 難しそうなので無理だと思いました。私自身、子育ての経験がありませんでしたし、そもそも知的障害の方が子育てをするなんて考えたこともなかったんです。なので最初に話を聞いた時、率直に「子供を育てられるんだ」と思いました。知的障害について何も知らないということも躊躇した理由の一つでした。今でこそ特別支援学級などがありますが、40年ほど
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