特別支援学校の名古屋市立天白養護学校(天白区)は今夏、発達障害がある高校生を対象にプログラミング講座を初めて開いた。パソコンを使う就労先が増える一方、特別支援学校でのこうした講座は全国でもまだ珍しい。同校では指導できる教員も育成し、ICT(情報通信技術)分野への就労支援を充実させたい考えだ。 (斉藤和音) 夏休み中の八月、同校の会議室。七人の男子生徒がノートパソコンを使い、建物や街をつくるオンラインゲームのマインクラフト(マイクラ)に取り組んでいた。この日の課題は二チームに分かれ、それぞれ協力して家をつくること。