中国河南省鄲城(たんじょう)県の私立の小中学校で昨年八月下旬、保護者らの長い列ができた。九月の新学年開始を前に、県内の私立校百五校のうち百一校に対し、地元当局が新入生の受け入れを禁じると通知したためだ。慌てた保護者らは、学費返還を求めて学校に殺到した。
中国河南省鄲城(たんじょう)県の私立の小中学校で昨年八月下旬、保護者らの長い列ができた。九月の新学年開始を前に、県内の私立校百五校のうち百一校に対し、地元当局が新入生の受け入れを禁じると通知したためだ。慌てた保護者らは、学費返還を求めて学校に殺到した。
路面電車やモノレールなどを含む全国の鉄道会社百七十五社のうち、精神障害者向け運賃割引を実施しているのは半数余りの九十七社にとどまっていることが、国土交通省の内部資料で分かった。首都圏や中京圏などの都市部では、ほとんど実施されていない。身体、知的障害者はほぼ全社が実施しており、障害の違いによって対応に差が生じている。 昨年四月時点の調査結果をまとめた国交省の資料によると、精神障害者向けの運賃割引を実施している九十七社の内訳は、名古屋市営地下鉄など公営鉄道が十一社、大手私鉄が二社、中小の私鉄が八十四社。各社のホームページなどによると、一定の条件で、障害者本人や介助者の普通運賃を半額にするケースが多い。 一方、JR各社などには身体、知的障害者の運賃割引はあるが、精神障害者はない。精神障害は身体、知的障害と比べ、社会的に分類されたのが遅く、割引を受ける際に提示が必要な障害者手帳の交付開始が身体の一
虐待や経済的な理由などで実の親と暮らせない子どもの養育を担う里親制度で、県に登録している里親に対する養育の委託率が低迷している。昨年度末時点では32・6%と過去十年で最低に。国の里親委託推進の方針などにより登録そのものは増えている一方で、委託の実務を担う児童相談所(児相)側とのニーズの不一致などによる「未委託」状態の解消が課題となっている。...
精神科病院での虐待事件が後を絶たない。コロナ禍に伴い、虐待まがいの状況も生まれている。現行の障害者虐待防止法は病院などを対象外にしているが、医療機関も対象とする法改正が必要だ。 神戸市の精神科病院、神出病院では昨年、看護師ら六人が暴行罪などで有罪判決を受けた。入院患者を全裸にし、水を掛けるなど虐待を繰り返していたためだ。
愛知県内に住む外国籍の家族5人が日本の在留特別許可を求めた行政訴訟の控訴審判決が10日、名古屋高裁であった。倉田慎也裁判長は請求を退けた一審の名古屋地裁判決の一部を取り消し、家族のうち娘2人について「母国で社会生活を営むことに著しい支障がある」として、在留特別許可を認めるよう名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に命じた。 判決によると、一家は5人家族で、父親が2004年、母親と娘2人が翌年に南アジアから来日。日本で長男が生まれた後に不法滞在が発覚し、09年1月に退去強制処分を受けた。家族側は3人の子が日本の生活になじみ、母国での義務教育年齢を過ぎたことを理由に提訴したが、名古屋地裁が退けたた...
上司の教授らから暴言などのパワーハラスメントを受けたとして、鈴鹿医療科学大(鈴鹿市)看護学科の助教の四十代男性が、同大と看護学部の教授ら三人に計約五百五十万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論が十八日、津地裁であった。大学側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。...
グループホームやアパートなどで暮らす障害者を支えるため、24時間体制で相談支援や緊急時の受け入れなどを行う「地域生活支援拠点」の整備が進められている。ただ国が区切りとした2020年度末の段階で、整備済みの自治体は約6割にとどまる。障害者の重度化や高齢化も進む中、「親亡き後」を見据えた支援はどうあるべきか。 (五十住和樹) 知的障害のある人が共同生活を送る千葉県柏市のグループホーム「風の木」(定員六人)。二〇一八年、四十代の男性が入居した。それまで自宅で世話をしてきた七十代の母親は「重度障害者を受け入れてくれるグループホームは少ないから、できた時に入らないと」と話したという。運営する社会福祉法...
県内で唯一の少年院「駿府(すんぷ)学園」(静岡市葵区)の建屋が新しくなった。庁舎に太陽光パネルを設置し、新たに体育館を併設して災害時の避難所としても活用する。二月に工事を終えたばかり。「全国で最も新しい建屋の少年院」を見学し、少年たちの生活をのぞいた。 (高島碧) 早速、少年たちが生活する宿舎へ。一階には入院して最初の一週間を過ごす「静思寮」がある。黄緑色の鉄扉が付いた広さ三畳ほどの個室が並ぶ。室内に扉の取っ手はなく、自由な出入りは許されない。田島秀紀次長は「ここは被害者に思いをはせ、自分と向きあう部屋です」と説明する。新築で全面空調になり、各部屋にテレビが付いた。「昔は夏は扇風機、冬は廊下にストーブのみという少年院が多かった。快適になった」 少年はここで過ごした後、三階の共同部屋や個室に移る。個室の広さは同じだが、スライド式の木製扉に鍵は無く、南向きの窓には鉢植えの花が飾られている。室内
ユースク取材班は、名古屋市長選の告示前の3月26日〜4月1日、LINE(ライン)の友だちに「理想の市長は?」と尋ねるアンケートをしました。「現実の候補予定者は除く」との条件で質問したところ、計642人から回答が寄せられました。86%が愛知県からの回答でした。 第1位は愛知が生んだ三英傑の一人、織田信長で41票。理由としては、「力強さ」「新しいことを取り入れた」「経済発展に力を注いだ」といった声が寄せられました。「後から言われても」と指摘されそうですが、取材班も何となく予想していました。本当、本当です。 第2位は元大阪府知事でコメンテーターとしても活躍する橋下徹さん。38票でした。「話が納得できるし、分かりやすい」といった趣旨の理由が多く見られました。第3位は22票の現大阪府知事、吉村洋文さんでした。
中学生の娘が寝ている間にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた父親に対する控訴審判決が二十五日、名古屋高裁であり、鹿野伸二裁判長は「被害者の供述の信用性を判断するための審理が尽くされていない」として、父親を懲役三年六月の実刑とした一審の津地裁四日市支部判決を破棄し、審理を差し戻した。 父親は二〇一九年八月十二日夜、三重県内の自宅で寝ていた当時十四歳の娘の陰部に触ったとして起訴された。父親は一貫して否認し、無罪を主張。裁判では、被害を訴えた娘の供述の信用性が争われた。 一審判決は「ある程度具体的で診察と矛盾せず、高い信用性がある」と有罪の根拠としたが、鹿野裁判長は捜査時からの変遷に着目。法廷で「痛い」と述べた被害時の感覚を捜査段階では「覚えていない」と供述しており、父親に性交されたという法廷証言も警察官には語っていなかったことなどから、「具体的で明確といえない」と指摘した。
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