渡辺謙「GODZILLA」出演に込めた日本人としての願い渡辺謙にとって「GODZILLA」への出演は、今の日本を見つめ直す機会になったのかもしれない。ゴジラの出現には核実験などが絡むため、どうしても東日本大震災や原発事故に思いを巡らせることになる。だが、被災地の1日も早い復興を願うからこそ、作品に込められたメッセージに目を背けず、決して風化させてはいけないと説く。一方、初めて“がっぷり四つ”に組んだゴジラには、その咆哮に希望の萌芽を見いだし目を細めていた。(取材・文/鈴木元、写真/堀弥生) 子どもの頃は、どちらかといえば東宝のゴジラよりはガメラ、大魔神の“大映派”だったという。ゴジラ映画も見たことはあるが、なぜこれほどまでに根強い、世界的な人気があるのかは疑問だった。しかし、初めてゴジラと真っ向から対じしたことで見えてきたものがある。 「なぜ皆がゴジラのことを好きなのか、あれだけ街が破壊さ
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