宮崎駿監督の長編引退宣言、そしてスタジオジブリ製作部門の休業によって、国民的なヒットメイカー不在の危惧がささやかれていた、日本の劇場アニメーション。2016年から2017年にかけ、思いもよらないところから奇跡的な大ヒットを達成する作品が生まれた。 ひとつは『君の名は。』である。若い世代の観客を中心に一大ムーヴメントを起こし、急速に映画館が増え続けている中国などで、日本映画興行収入の新記録を打ち立て、世界の興行収入の累計で宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』を抜き、日本映画最大のヒット作とまでなった。 もうひとつは、『この世界の片隅に』だ。全国63館という公開規模から、熱狂的支持を得て口コミ、SNSなどによって公開館数を増やし、累計で200館以上にまで達するという偉業を達成、観客数はついに100万人を突破した。興行収入は10億円を突破、300億超えの『君の名は。』の規模とは比べにくいが、当初の状
残念だがそれほど人気がない。 俺は英国在住のおっさん。年始にロンドンで見たが、そもそも上映している映画館が少ない。毎日上映している映画館はロンドンで2-3か所。860万人住んでいるのに。 月に数回上映がそのほかに数か所。以上。ザッツオール。公開後1月以上経過しているから減ったのだろう。 客の入りは5割くらいで、そのうち6割がイギリス人、4割は東洋人。中国人韓国人日本人。 イギリスのメディアが君の名はを絶賛した、という記事は俺も見た。口コミサイトの評価も見てみたが、非常に良い。 更には上映後のイギリス人の反応を観察してみたが、満足そうに見えた。 ゆえに入口でのハードルなのだろう。ただし内容について「感動」「ラブストーリー」というよりは「展開が早く引き込むストーリー性」「映像の綺麗さ」が評価されているように思う。 若者のラブストーリーである「君の名は」がイギリスでアジア圏のようなヒットにならな
怖いと思っていたトランプ派は静かに就任式を迎え、多様な人種が集まるため「許容範囲が広い」と思っていたリベラルな反対派は、一部が過激化した——。しかし、対立する両者がたまたま一堂に会したことにより、不思議な対話もあちこちで起こっていた。ジャーナリスト・津山恵子によるトランプ就任式の緊急レポート。 「歴史的とは、こういうことかもしれない」と、目を見張った。 1月20日、米首都ワシントン。就任式を終えたドナルド・トランプ大統領が、ホワイトハウスに移るパレードを待っていたときだ。現場となるペンシルベニア・アベニュー沿いに数十万人が集まり、警備の鉄柵に寄りかかり、広場の階段に腰掛けて、寒さに耐え、新大統領が専用車で通るのを待っていた。 その間、トランプ支持派と、トランプ反対派の人々が、「会話」しているのを何度も見た。もちろん、半ば口論に発展したものも見た。しかし、決していがみ合ったりせずに、「辛抱強
NHK SONGSスペシャル『福山雅治 SONGLINE 歌い継ぐ者たち』第3回の放送が決定。今回はアメリカ・ニューオーリンズを訪ね、ジャズ誕生の歴史を追います。今年はアメリカで初めてジャズの音源が誕生してからちょうど100年。20世紀のポピュラーミュージックに多大な影響を与えた音楽、ジャズ誕生の秘密に迫ります。NHK総合で1月30日(月)放送 以下、インフォメーションより 福山がまず訪ねるのはニューオーリンズの中心地、フレンチクオーター。そこで福山は伝統的なニューオリンズジャズを継承するバンド、トレメブラスバンドと出会います。 ジャズはそもそも何故ニューオーリンズで生まれたのか? その謎に迫るため、福山はジャズの歴史に詳しい研究者を訪ね、アフリカや中南米から奴隷として連れてこられた黒人の悲しい歴史と即興演奏がもたらしたジャズ誕生の秘密に触れます。 ニューオーリンズジャズを語る上で欠かせな
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