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ブックマーク / ascii.jp (219)

  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編) (1/3)

    イラストやマンガでコミュニケーションするという、異色のウェブサービス「pixiv(ピクシブ)」。 現在のmixiは、主に日記を公開することで、他者とのつながりを持つ場として機能している。一方、pixivは日記の代わりにイラストを公開することで、他者とつながる点が最大の特徴だ。各ユーザーは他者のイラストにコメントやタグ、評価点を付けることによってコミュニケーションを図る。さらに、気に入ったイラストをブックマークしたり、作者をお気に入りに追加することもできる。 pixiv(ピクシブ) http://www.pixiv.net/ イラストを介したコミュニケーションサービス。会員登録したユーザーには、自作イラストをアップロードできるページが与えられる。これは、「mixi」などのSNSにおけるトップページに相当し、「マイミクシィ」や「お気に入り」に近似する機能も備えている。 サービス開始は2007年

  • 他国のカネでアニメを作るとき、何が起きるのか? (1/4)

    『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国とネット配信が起こす静かな革命』(星海社新書)を著したジャーナリスト 数土直志氏に、海外の投入が目立つ日のアニメビジネスについてお話を伺った 中国・外資参入が生む可能性と難しさ アニメを巡る状況がほんの数年で激しく動いている。厳しいと指摘される労働環境や業界全体の収益性とは裏腹に、作品・キャラクターへの人気は世界へと広がり、資金調達・制作・流通を巡る環境も大きく変わった。この潮目に、星海社新書より『誰がこれからのアニメをつくるのか?』を著した数土直志氏に再び話を聞いた。 ―― 数土さんにこの連載でお話を伺うのは2度目となります。その際のタイトル(後編)は、「日アニメは世界各国で負け始めている」という刺激的なものでした。あれから6年が経ちましたが、いま日のアニメが置かれている状況をどうみていますか? 数土 ずいぶん年月が経ちましたね。ま

    他国のカネでアニメを作るとき、何が起きるのか? (1/4)
  • 岩浪美和音響監督に聞く、劇場だからできたSAOの「迫力ある音」の秘密

    アニメのメインは当然“映像”ではあるけれど、声優の演技やサウンドトラック、テーマ曲、そして効果音など、サウンドも欠くことのできない「重要なファクター」となっているのは皆さんもご承知の通り。いまや、絵の素敵さ、ストーリーの巧みさに加えて、音響の素晴らしさも作品の善し悪しや完成度を推し量る判断基準のひとつとなっている。 さらに近年は「爆音上映ブーム」も誕生。映画館で「ド迫力のサウンド」を存分に楽しむイベント性の高い上映が人気だ。人によっては異なる映画館で同じ作品を見に行き、劇場ごとに異なる音響セッティングをそれぞれに体感しようとする人たちがいるなど、映画の新たなる楽しみさえ生み出されつつある。 そんな、アニメにとって重要な要素のひとつである「音響」にフィーチャーし、どういったプロセスやこだわりによって迫力のあるサウンド、感動的なサウンドが作り上げられていくのか。音にまつわる様々なプロフェッショ

    岩浪美和音響監督に聞く、劇場だからできたSAOの「迫力ある音」の秘密
  • 『正解するカド』野口Pが探ったCGアニメの「正解」とは? (1/4)

    〈後編はこちら〉 「楽園追放」から『正解するカド』へ セルルックCGの進化を目撃せよ テレビアニメは、前評判を超えて思わぬ話題となる作品が生まれる。2017年春アニメでは「正解するカド」がそれにあたるだろう。「異方」からやってきた2000メートル四方の巨大な物体と、それを操る知的生命体ヤハクィザシュニナ。彼と交渉を通じて共生を図る日の官僚・政治家たち。無限のエネルギーを生み出す「ワム」を提供されたことで、海外諸国との軋轢も抱え込むことになる――。 そんな物語の行く末も興味深いが、CGと手描きが同居する映像も、これまでにない視聴体験を生み出している。この作品を手がけている東映アニメーションの野口光一プロデューサーに話を聞いた。 1965年生まれ。岐阜県出身。東映アニメーション 企画営業部 映像企画部長代理 兼 映像企画室プロデューサー。 CGスタジオの草分けと言えるリンクスで腕を磨き19

    『正解するカド』野口Pが探ったCGアニメの「正解」とは? (1/4)
  • 角川会長に呼び出されて「マストドンを事業に活用せよ」と言われた

    我々はフェイスブックとツイッターを使い続けるのか? 世界人口の4分の1がフェイスブック (Facebook) を使っている。米国や英国では、赤ちゃんや老人を含めても2人に1人が使っている。先日、BBCの名物番組 "Panorama" が『What Facebook Knows About You』(2017年5月8日)とやっていた。人間を歩くバーコードにする。同社のユーザー分析アルゴリズムは、スタッフも説明できないほど複雑になってきていると述べていた。 ツイッター (Twitter) は、MAU(月間アクティブユーザー)では、フェイスブックの5分の1ほどだが、日は世界的に見てもツイッターの利用率が高い(アカウント数でだが4000万もある)。昨年、この『プログラミング+』というコーナーを立ち上げようとしたときに、エンジニアの方々へ技術情報の入手方法を聞いたら「ツイッター」という答えが多かっ

    角川会長に呼び出されて「マストドンを事業に活用せよ」と言われた
  • 検索大手「バイドゥ」の凋落でハッキリわかる、中国ネット環境の変化 (1/2)

    中国のインターネット産業は同国の若者にとって憧れの花形産業だ。そのトップに立つのが「バイドゥ」(Baidu、百度)のB、「Alibaba、アリババ」(阿里巴巴)のA、「テンセント」(Tencent、騰訊)のTの頭文字をとった「BAT」3社……だった。 バイドゥは北京に社がありサービスの柱は検索サイト、アリババは上海の隣、浙江省の杭州に社があり、サービス柱はECサイト、テンセントは香港の隣の広東省深センに社のあるSNSがサービスの柱となっている企業だ。 3つの異なる地域で、3つの業種のネット企業が中国を舞台に覇を争った「ネット三国時代」という状況だった。 そのバランスが大きく崩れつつある。 バイドゥが大きく落ちて、アリババとテンセントの2強状態となっている。あるいは、バイドゥに追いつきつつあるECサイトの「京東」(JD、ジンドン)を加えてBAT+ジンドン、ないしは「華為技術」(Huaw

    検索大手「バイドゥ」の凋落でハッキリわかる、中国ネット環境の変化 (1/2)
  • 過去最大規模のコミックマーケット91の二次創作人気を調査 (1/2)

    この連載では、独自に収集したデータを使って、みんな知ってるようで知らないニコニコ動画やpixivの現在を紹介していきます。連載一覧→第2期/第1期。 コミックマーケット91は過去最大規模で 12月29日から31日の3日間開催 2016年12月29日(木)から31日(土)にかけて、東京お台場の東京ビッグサイトにおいて同人誌即売会「コミックマーケット91」が開催されます。 今回は新しくできた東7・8ホールが初めて使用され、例年より700サークルほど多い約3万5700サークルが参加。過去最大規模のコミックマーケットとなりました。 第二期第14回では「コミックマーケット90」に関しての記事を書きました。今回はコミックマーケット91のサークル数の動向と、人気作品のpixivでの動きをみていきます。 これまでの回でも説明したとおり、コミックマーケットではジャンルコードという仕組みがあり、これを目安にど

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  • 『TAKERU』はSteamの始祖!? “同人ソフト”の天国だった (1/4)

    人物紹介 NPO法人ゲーム保存協会 理事長 ルドン ジョゼフ フランス生まれ。幼い頃より80年代の日ゲーム歴史に魅了され、その貴重な文化財を護り継ぐ取り組みを行なっている。 TAKERU30周年イベントにジョゼフさんも登壇予定!(詳しくはこちら) PCエンジンを追いかけ、偶然秋葉原で「TAKERU」と出会った フランス出身でありながら日で「NPO法人ゲーム保存協会」を設立し、理事長を務めるほどゲームへの愛情が強いルドン・ジョゼフ氏。初めて日に来たのは1992年の16歳のころで、その時は当時遊んでいたPCエンジンのゲームを探しに来たという。 「どこへ行けばゲームが売っているのかよく知らないまま東京を歩き回り、たまたま秋葉原にたどり着きました。しかしもう夜に近く、多くのお店は閉まっていて……その日はあきらめて帰ってしまいました。そして翌日また行こうとしたのですが、当時、まだ地名もよく

    『TAKERU』はSteamの始祖!? “同人ソフト”の天国だった (1/4)
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2016/11/15
    書泉にあったと記憶している。
  • 片岡さん、なんでコミケで同人誌出してるんですかっ?

    夏コミの前日、8月12日に「2016年春アニメで「一番見られた作品」は? なぜか東芝が公開」という記事を書いた。突如、東芝のサイトに掲載されたアニメ視聴の分析データについて紹介したものだ。 その後のネット検索で“アニメ視聴ログ分析ギルド”というサークルを発見。このデータを活用して2016年春の36作品の視聴状況について解説した同人誌を作っているとのこと。ちなみに、東芝がTimeOnのブログで公開したデータは、誰でも自由に使っていいものだそうで、こういう活用方法はむしろ歓迎しているようだ。 同人誌のほうにも興味を持ったので、メンバーのmarginian Kさんに連絡を取ってどんな内容か聞いたところ、見誌もまだないので一番に手に入れたいなら「コミケの会場まで買いに来て」とのこと。ということで、取材班(筆者一人だが)はコミケ会場に向かった!! え~と、なんでいらっしゃるのですか? さて、ブース

    片岡さん、なんでコミケで同人誌出してるんですかっ?
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2016/08/30
    torneでもこういうのやってくれないかな。
  • 「もう金塊を付けるしかない」ほどのアニメBD特典合戦に革命 (1/5)

    今回お話を伺ったのは、視聴サービス「Viewcast」の企画立案者であり、アニメ関連のイベント/配信番組の司会でもおなじみの“ゆま”さんこと高橋祐馬氏。株式会社アニプレックス 企画制作グループ所属 パッケージに“800P超の絵コンテ”を付けられる冴えた方法 「僕らにはカツカレーしか残されてない」 そんな名言が飛び出した高橋祐馬氏へのインタビューから5年。彼が所属するアニプレックスは今年3月、アニメジャパンにて注目すべきサービスの発表を行なった。それが「Viewcast」だ。だ。 これまでは、購入したDVD・BDの編・特典映像・副音声などは再生して観るよりほかなかったが、それがすべてモバイルデバイスで楽しめる。しかもパッケージ配送の関係上、同梱を見送られていた数百ページの資料が丸々見られるなどの特典をデータで提供するシステムまで備えている。 その狙いや背景にはアニメとメディアの関係の変化が

    「もう金塊を付けるしかない」ほどのアニメBD特典合戦に革命 (1/5)
  • 普通のブラウザーではアクセスできない「ダークウェブ」とは? (1/3)

    一般的なブラウザーでアクセスできるウェブサイトは、通称「サーフェスウェブ」とも呼ばれている。インターネットの表面、薄皮1枚というわけだ。その下には「ディープ(深層)ウェブ」という世界が広がっている。この多くはデータベースが占めているのだが、その最下層にあるのが通称「ダーク(闇の)ウェブ」だ。 今回はダークウェブがらみの犯罪を取り締まる、警察庁の情報技術犯罪対策課に取材した。 複数サーバーを自動で経由し匿名化する「Tor」とは? ダークウェブは、たとえURLを手に入れても、IEやChromeなどのブラウザーからは、アクセスできないサイト群。しかも、そこへのアクセスは匿名化され、追跡が著しく困難になっている。当然、世界中から犯罪者が集まり、非合法コンテンツがやりとりされている。拳銃からドラッグ、コンピュータウイルス、盗んだクレジットカード番号などが、ショッピングモールに並んでいるかのようだ。

    普通のブラウザーではアクセスできない「ダークウェブ」とは? (1/3)
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2016/07/11
    Welcome to Undergroundのコピペは本当だった!!
  • 絶対入れたい使いたい! Chromebookで使えるアプリ17選 (3/5)

    ウェブサービスも使い倒す! さまざまなウェブサービスのアプリも公開されている。多くはウェブサイトだが、アプリとして登録しておく方がシームレスに利用できる。ツイッターなら、複数カラムの表示が可能な「TweetDeck」が使いやすい。後で読むサービスでは「Pocket」が公開されている。「Instapaper」はアプリでは公開されていないが、Chromeブラウザの拡張機能として用意されている。 TweetDeck by Twitter

    絶対入れたい使いたい! Chromebookで使えるアプリ17選 (3/5)
  • 「ガルパン 劇場版」のBD/DVDを観たら週末は聖地・大洗へ! (1/5)

    人気アニメ「ガールズ&パンツァー 劇場版」のBD/DVDがようやく5月27日に発売されました! 劇場に足を運んだ方もそうじゃない方も、きっと自宅で迫力の戦車戦を楽しんでいるころではないでしょうか? まだ劇場版観ていない方もいるかと思いますので劇場版の内容は詳しく触れませんが、劇中には舞台となった茨城県大洗町の風景がたくさん登場します。そこで今回は、まだ大洗町に行ったことがない方に聖地・大洗がどんな場所なのかをお伝えします。なお、この記事には大量の画像がありますのでモバイル回線では転送量がデンジャラス。無線LAN接続でお読み下さい! べ物は美味しいし、町のあちこちに「ガルパン」関連の看板やポスターが多数ある大洗は、ブラブラ散策しているだけでも楽しめます。それに今なら海水浴シーズンより少し時期が早いので、比較的ゆっくりと街を巡ることもできます。それではパンツァーフォー! ところで大洗ってどん

    「ガルパン 劇場版」のBD/DVDを観たら週末は聖地・大洗へ! (1/5)
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2016/05/28
    既存版権貼り付けではないオリジナルグッズがいつの間にこんな大量に⁉︎
  • 映画館の常識を破壊した男からの手紙

    ライブハウス用の高額な音響機材を購入して「極上爆音上映」を実施しているMADな映画館・立川シネマシティ担当者との往復書簡です。「常識破りの成功 映画館に革命を 立川シネマシティ「極上爆音上映」の野心」とあわせてお楽しみください。 シネマシティ 遠山武志様 拝啓 桜の頃も過ぎ、新緑が燃え立つように輝いています。輸血袋の季節ですね。 遅ればせながら先日、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」極上爆音再上映に伺わせていただきました。狂気しか感じなかったため、僭越ながら筆を執りました。始まりは久しぶりに拝見したシネマシティ公式サイトです。 「6000万円超のスピーカーを購入」という旨のPDFが目に入った瞬間「あっダメだ死ぬやつだこれ」「英雄の館への扉開きすぎだろ自動ドアか」「心が壊れたら残るのは狂気だけって当だわ」と幻聴が聞こえ、見届ける義務を感じました。 買ってしまったのはMeyer So

    映画館の常識を破壊した男からの手紙
  • 10回観たい劇場アニメを作るには――こうして『キンプリ』はアトラクションになった (1/4)

    『キンプリ』の名を世に知らしめたのは、Twitterにアップされた無数の「応援上映会」のレポートマンガだった。『キンプリ』を“アトラクション型アニメ”として送り出した西浩子プロデューサーへのインタビュー後編。(c) T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会 〈前編はこちら〉 『キンプリ』快進撃は「応援上映会」の凄まじい反響から始まった 劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』、通称『キンプリ』は、女児向けアニメ『プリティーリズム』シリーズからのスピンオフ作品だ。男性アイドルキャラクターを主人公にしており、ターゲットは女性のアニメファン。 当初はリピーター頼みだったというが、Twitterなどで口コミが爆発的に拡散され、男性層にも知られる大きなブームとなった。特に劇場でライヴのように声援を送れる「応援上映会」は大きな話題を呼び、劇場

    10回観たい劇場アニメを作るには――こうして『キンプリ』はアトラクションになった (1/4)
  • 社長に「1000人が10回観たくなる作品です」と訴えた――『キンプリ』西Pに訊く (1/5)

    観たら最後、誰かに話さずにはいられない。口コミで火が付いたキンプリこと劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』。プロデューサーの西浩子氏は「絶対に裏切りたくない1700人に向けて作った」という。 (c) T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会 〈後編はこちら〉 あの『キンプリ』が興行収入3億円を突破 上映開始から2ヵ月過ぎた10日間で1億5000万円上乗せ!? 今、ネットを中心に『キンプリ』が大ブームだ。キンプリとは、3月現在公開中の劇場版アニメ『KING OF PRISM by PrettyRhythm』。女児向けのテレビアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』(2013年)のスピンオフ作品で、登場人物は男性アイドル。ターゲットは女児ではなく女性層を中心とした大人メイン。大人のアニメファンには知名度が低く、1月9日の公開当

    社長に「1000人が10回観たくなる作品です」と訴えた――『キンプリ』西Pに訊く (1/5)
  • 甲子園を日本最大の興行たらしめる「物語のルール」をアニメに取り入れる! (1/5)

    連載に繰り返し登場するのが、アニメスタジオ「サンジゲン」だ。これまで、009 RE:CYBORG、蒼き鋼のアルペジオについて松浦社長に、そしてモンストのYouTube展開について、ウルトラスーパーピクチャーズの平澤直プロデューサーにお話を伺ってきた。今回は平澤プロデューサーに、現在放送中の『ブブキ・ブランキ』について聞く。サンジゲンにとってクリエイティブ、ビジネス両面で大きな跳躍となる作の見所も示してもらった。 ウルトラスーパーピクチャーズ プロデューサー。Production I.Gを経て2014年より現職。主な作品に『ブブキ・ブランキ』『モンスターストライク』『ウルトラスーパーアニメタイム』。Production I.Gでは『翠星のガルガンティア』『ブレイク ブレイド』などのプロデューサーを務めた。 ストーリー:『ブブキ・ブランキ』 10年ぶりに日に帰国した一希東は訳も分からぬま

    甲子園を日本最大の興行たらしめる「物語のルール」をアニメに取り入れる! (1/5)
  • ゲームにはソシャゲがあった。マンガにはいま、何がある? (1/4)

    連載では2011年から電子書籍を追っている。連載開始時にはまだKindleの日版サービスは始まっておらず、開始以降も大手出版社のメジャータイトルがそこに並ばず、KDPを使ったセルフパブリッシングがブームになったりもした。 それから4年以上が経ち、電子書籍はコミックが大きなシェアを占めるようになった。紙と電子の関係は? そこで作家や編集者、出版社の役割はどうなっていくのか? 漫画家を住居の面からサポートする「トキワ荘プロジェクト」の菊池健氏と考えた。 菊池氏は現在、MDC(マンガデベロッパーズカンファレンス)という、マンガの未来を考えるセミナーイベントを断続的に実施している。 成長著しい電子コミックに潜む危機 ―― インプレスの調査では「5年後の2020年には電子コミックの売上が紙のそれを逆転する」という予想ですね。 菊池 はい。しかし僕は『当にそうなるだろうか?』という危機感も持って

    ゲームにはソシャゲがあった。マンガにはいま、何がある? (1/4)
  • なぜ音楽は無料が当たり前になってしまったのか (1/5)

    音楽ビジネスの総売り上げはもはや最盛期の半分以下 いつか音楽について書こうと思っていたのだが、なかなか考えがまとまらず、と言うか、どこから手をつければいいのか見当がつかず、常に気になりながらもほかのネタを書くことで音楽の話題に触れることをできるだけ回避してきた。 ところが担当編集者から「なぜ音楽はこれほどまでに無料が当たり前になってしまったんですかね?」という問い掛けがあり、いよいよ書こうと思うにいたったわけである。 まぁ、音楽を嫌いという人はほとんどいないと思うけれども、筆者も若い頃からかなり幅広いジャンルの音楽は雑多に聴き込んできた自負があり、一時期DJの真似事もしていたこともあった。相当量のCDとアナログレコードも所有していた。ところが、数年前からなんとなくモノに囲まれた生活が息苦しくなり、徐々にCDを処分し、ついには今年の夏の引っ越しを契機にレコードもすべて売り払ってしまった。もは

    なぜ音楽は無料が当たり前になってしまったのか (1/5)
  • Googleの開発者に聞いた! 「Inbox」の使いこなし術 (1/2)

    「Inboxを開発したグーグルの中の人にいろいろと聞いてみた」では、Inboxの開発者の一人、シャリーニ・アガーワルさんにいろいろとお話を伺った。今回は、シャリーニさんから教えてもらった、Inobxの魅力を実際のアプリを使って紹介する。 旅行ごとにフライトやホテルの情報を集約する「トラベル」機能 シャリーニさんが一番気に入っているのが、「Trips」。日語版では「トラベル」という機能だ。Inboxではプロモーションやソーシャルといったカテゴリーにメールを自動分類し、まとめてくれるバンドル機能が搭載されている。トラベル機能も似た感じで動作するのだが、全部がまとまるわけではなく、それぞれの旅行ごとに関連するメールをまとめてくれるのだ。 シャリーニさんは旅行趣味で、先日の取材時もペルーから帰国した直後だったそう。彼女がフライトを予約し、同行した友人がホテルを予約していた。旅行前に予定表を書く

    Googleの開発者に聞いた! 「Inbox」の使いこなし術 (1/2)