現在の最高裁9人の判事。後列左端がカバノー、右端がバレット、その横がゴーサッチ。(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 「保守6、リベラル3」という過去70年はなかった「超保守」の判事構成となったアメリカの連邦最高裁の最初の会期がこのほど、終わった。会期末の重大判決では保守寄りの判決がやはり目立った。秋からの次の会期には妊娠中絶やアファーマティブアクションなどの重要訴訟を最高裁が取り上げるとされており、「超保守化」の影響がどうなるのか注目されている。 最高裁における「保守」と「リベラル」 トランプ前政権の4年間はアメリカの司法と政治の関係を考える上で極めて歴史的な4年間だった。何といってもこの4年間で3人の最高裁判事を任命したことが大きい。トランプ氏の前のオバマ、ブッシュ、クリントンの3代の大統領は、いずれも2期8年間の政権だったが、最高裁判事任命の機会はいずれも2人分だけだった。その前のG
![アメリカ最高裁「超保守化」は何を意味するのか(前嶋和弘) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0943403bc6845aa6d0d21202e73619c90ecd3ce8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fmaeshimakazuhiro%2F00247210%2Ftitle-1626379787687.jpeg%3Fexp%3D10800)