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  • 【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 Joshua Connolly 多事多難な激動の時代に生を受けたロバート・オッペンハイマーという男について語ること、描くという行為一般は、それが如何なる媒体であったとしても結局は「何について語らないか」という制作上の選択の連続に集約される行為に他ならない。それが映画であれば、尚更のことであろう。クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』は上映時間にして180分と、映画作品としては相当に贅沢な構成を許されている作品として映ることだろうが、オッペンハイマーの半生を語る上では十分と判断するには程遠いくらい、彼の生涯は多体系の相互作用の極致と言えるほどに複雑で多岐に渡る出来事で満ちていた。 『オッペンハイマー』が我々観客に語りかける3時間の物語は、僅か一瞬のことでしかないが、逆に言えばそれは、オッペン

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  • 【ネタバレなし解説】「三体」入門:“再現性”が崩壊する世界で科学者たちは何を見るか? | Fan's Voice | ファンズボイス

    世界で爆発的なヒットを記録した劉慈欣によるSF小説「三体」(早川書房)。SF界のノーベル賞と呼ばれるヒューゴー賞(長編部門)をアジア圏作品として初めて受賞し、その累計発行部数は2,900万部に上る。「世界で最も売れたSF小説の1つ」と呼んでも過言ではないだろう。かくいう筆者も原作小説の大ファンの1人で、翻訳版が発売されたその日は直ちに徹夜が確約されてしまうくらいには夢中になって読んだ。当に尋常じゃないレベルで面白いのだ。 原作を読んだことのない人にこの面白さをどうにかして伝えたいとき、私はこんな喩え話をよくする。人類の行く末を、現代のテクノロジーが行き着く先を見たいと思ったことはないだろうか?仮にここに、人類が2024年以降に経験する出来事が記載された未来日記があるとする。その日記には10年後、100年後の人類が開発する新たなテクノロジーや、襲来する厄災について、全てが詳細に書かれている

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  • 【会見全文】『DUNE/デューン 砂の惑星』ティモシー・シャラメ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らがベネチア公式会見に登壇! | Fan's Voice | ファンズボイス

    【会見全文】『DUNE/デューン 砂の惑星』ティモシー・シャラメ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らがベネチア公式会見に登壇! Mitsuo 第78回ベネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に選出された『DUNE/デューン 砂の惑星』のワールドプレミアが現地時間9月3日(金)に開催され、ティモシー・シャラメらキャスト陣とドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が公式会見に登壇しました。 作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデスの物語。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる過酷な“砂の惑星デューン”への移住を機に、アトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。父を殺され、復讐そして全宇宙の平和のために、巨大なサンドワームが襲い来るその星で、命を狙われるひとりの青年ポールが立ち上がります。 原作は、1965年の発売以来多くのカルチャーに影響を与え続けているフラ

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  • 【全文掲載】『aftersun/アフターサン』シャーロット・ウェルズ監督がネタバレ解説!来日Q&Aレポート | Fan's Voice | ファンズボイス

    【全文掲載】『aftersun/アフターサン』シャーロット・ウェルズ監督がネタバレ解説!来日Q&Aレポート Fan's Voice Staff ※記事には映画『aftersun/アフターサン』のネタバレが含まれます。 A24注目の新星シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作『aftersun/アフターサン』が5月26日(金)に日公開されました。 11歳の夏休み、トルコのひなびたリゾート地にやってきた思春期のソフィ(フランキー・コリオ)と、離れて暮らす父カラム(ポール・メスカル)。まぶしい太陽の下、二人はビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間を過ごします。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出していき──。 第75回カンヌ国際映画祭批評家週間でのワールドプレミアを皮切りに、「五感に訴えてくる、感動的なデビュー作」

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  • 【単独インタビュー】『ダンサー イン Paris』セドリック・クラピッシュ監督が描き出すダンサーの夢と実人生 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【単独インタビュー】『ダンサー イン Paris』セドリック・クラピッシュ監督が描き出すダンサーの夢と実人生 Atsuko Tatsuta ひとりの若き女性ダンサーの第二の人生を、青春映画の名手セドリック・クラピッシュが描いたセドリック・クラピッシュ監督『ダンサー イン Paris』が9月15日(金)に日公開されました。 パリ・オペラ座バレエ団でエトワールを目指すエリーズ(マリオン・バルボー)。ところが「ラ・バヤデール」の公演中に恋人の裏切りを目撃して動揺し、怪我を負ってしまった彼女は、医師から踊れなくなる可能性を告げられます。10代でバレエを止め、女優という新しい夢を追いかける友人の「人生と一緒に夢も変えた」という言葉に胸を突かれたエリーズは、ブルターニュへと旅立ち、芸術を愛するオーナーが経営する瀟洒なレジデンスで、ホフェッシュ・シェクター率いるダンスカンパニーと出会います。独創的なコ

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  • 【ネタバレなしレビュー】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』 | Fan's Voice | ファンズボイス

    2020年8月28日、チャドウィック・ボーズマンが癌により43歳の若さでこの世を去った。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初のアフリカ系ヒーローを主役に据えた『ブラックパンサー』(18年)を歴史的な成功に導いた“新たなヒーロー”の突然の訃報は全世界に衝撃を与え、各界から哀悼の意が捧げられた。 あれから2年あまり、11月11日(金)についに待望の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が公開を迎える。作は、前作でボーズマンが演じたワカンダの王、ティ・チャラの死と、哀しみに暮れる人々の様子から幕を開ける。国王とヒーローを同時に失った国民が白装束に身を包み盛大に葬儀を執り行う圧巻のオープニングシークエンスにより、作がブラックパンサー/ティ・チャラと共にそのヒーロー像を作り上げたボーズマンの功績を讃え、追悼し、そのレガシーを繋いでいく為の作品であることが提示される。 そして

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  • 【単独インタビュー】『流浪の月』李相日監督が“理解されにくい”人々を見つめ続ける理由 | Fan's Voice | ファンズボイス

    屋大賞を受賞した凪良ゆうの傑作小説を李相日監督が映画化した『流浪の月』が5月13日(金)より全国ロードショーされています。 雨が降り出した公園で、10歳の家内更紗(白鳥玉季)に傘をさしてくれたのは、19歳の大学生・佐伯文(松坂桃李)。両親と離別以来一緒に住んでいる伯母の家に帰りたくない更紗は、部屋に入れてくれた文のもとで、そのまま2か月を過ごすことに。ところが、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまいます。それから15年後、“傷物にされた被害女児”とその“加害者”という烙印を背負ったまま、更紗(広瀬すず)と文は再会しますが、更紗は恋人・中瀬亮(横浜流星)と同棲中で、文のかたわらにも谷あゆみ(多部未華子)という女性がいました──。 原作は、2020年屋大賞を受賞した凪良ゆうのベストセラー小説映画化のオファーが殺到する中、凪良が李監督の映画のファンだったこと、さらには企画書に添えられて

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  • 【単独インタビュー】グラフィック・デザイナー大島依提亜が語る映画ポスターとパンフレットへの思い | Fan's Voice | ファンズボイス

    【単独インタビュー】グラフィック・デザイナー大島依提亜が語る映画ポスターとパンフレットへの思い Atsuko Tatsuta ポスターやパンフレットをはじめとした映画の宣伝素材を手がけるグラフィック・デザイナーの大島依提亜(おおしま・いであ)氏は、“欲しくなるパンフレット”を世に送り出す仕掛け人として注目を浴びています。 『かもめ堂』(06年)のカバン型のデザインや、夫婦の1週間を写真で追体験できる『パターソン』(16年)などの、作品内容にも深くコミットしたパンフレットのデザインは、映画ファンの琴線に触れると評判。今年の公開作でも、『ミッドサマー』(19年)や『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)、グザヴィエ・ドラン監督の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(18年)、『マティアス&マキシム』(19年)など多数の話題作に携わっています。 紙や書体選びに関するこだわりから

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  • 【独占インタビュー】『ラスト・クリスマス』ポール・フェイグ監督「この映画はジョージ・マイケルへのラブレター」 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【独占インタビュー】『ラスト・クリスマス』ポール・フェイグ監督「この映画はジョージ・マイケルへのラブレター」 Atsuko Tatsuta クリスマス・シーズンを迎えたロンドン。クリスマスショップで店員として働きながら歌手を目指すケイト(エミリア・クラーク)。プライベートも仕事も混乱に満ち、友人のアパートを転々としている彼女の前に、突然、好青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が現れます。彼女を理解し、よき相談相手となってくれる彼にケイトの心はときめきますが、ふたりの間の距離はいっこうに埋まる様子はありません。そんな時、ケイトは謎めいたトムの真実を知ることになります……。 『ラスト・クリスマス』は、タイトルにも引用されているワム!の大ヒット曲「ラスト・クリスマス」を始め、英国ミュージックシーンのスーパースター、ジョージ・マイケルの楽曲にインスパイアされた、ロマンティック・コメディです。 主演

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  • 【単独インタビュー】『マーティン・エデン』ルカ・マリネッリ | Fan's Voice | ファンズボイス

    作家ジャック・ロンドンの自伝的小説を、イタリアを舞台に映画化した『マーティン・エデン』で主演を務めたルカ・マリネッリ。船乗りの青年が富裕層の女性との出会いにより教養に目覚め、作家を目指し、独学で底辺から高みへと上り詰めようとする切望と激情を圧倒的な迫力をもって演じました。 作がワールドプレミアされた2019年のベネチア国際映画祭では、『ジョーカー』(19年)のホアキン・フェニックスを抑えて男優賞を受賞。『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(17年)での怪演も記憶に新しく、7月に配信開始されたのNetflix映画『オールド・ガード』ではシャーリーズ・セロン率いる特殊部隊の一員を演じるなど、今最も話題のイタリア俳優です。 公開に先立ち行われたFan’s Voiceの単独オンラインインタビューで、マリネッリが作での役作りや撮影について語ってくれました。 ──ベネチアでの受賞、改めておめでとうござい

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  • 【単独インタビュー】『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』ジョー・タルボット監督&主演ジミー・フェイルズ | Fan's Voice | ファンズボイス

    【単独インタビュー】『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』ジョー・タルボット監督&主演ジミー・フェイルズ Mitsuo 『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したA24とプランBによる最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は、祖父が建てた美しい家を取り戻そうと奔走する青年と、彼を支える親友の物語です。 舞台は、ゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を走る路面電車、優雅に佇むヴィクトリアン様式の家が並ぶ、情緒豊かなアメリカ西海岸の都市サンフランシスコ。近年、急速な発展により多くの富裕層が住むようになったことで地価が高騰するこの街では、ジェントリフィケーションが進み、代々この地で暮らしてきた住人たちが居場所を失いつつあります。 そんな街で生まれ育った主人公ジミー(ジミー・フェイルズ)は、かつて家族と一緒に暮らした思い出深い、祖父が建てたヴィクトリアン様式の美しい家を愛して

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  • 【単独インタビュー】『ようこそ映画音響の世界へ』監督と脚本家が語る、良い映画音響とは | Fan's Voice | ファンズボイス

    【単独インタビュー】『ようこそ映画音響の世界へ』監督と脚家が語る、良い映画音響とは Atsuko Tatsuta ハリウッドの映画音響に焦点を当てた世界初のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』が大ヒット公開中です。 音楽、声、効果音など、映画の“音”は、どのように作られ、どんな効果をもたらしているのか。歴史に残る映画を支えてきたサウンドデザイナーたちや、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、ソフィア・コッポラ、クリストファー・ノーラン、ライアン・クーグラー、アン・リーら独創的な作風で知られる映画監督たちなどへのインタビュー、さらには名作のアーカイブなどから100年に及ぶハリウッド映画における“音”の歴史を読み解く、感動的なドキュメンタリーです。 映画ファンに、目から鱗が落ちるような新鮮な興奮をもたらした作を制作したのは、数々の映画人を排出してい

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  • 【ネタバレなし予習】『TENET テネット』の背景にある物理学的概念を解説 ─ クリストファー・ノーランの科学〈完結編〉 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【ネタバレなし予習】『TENET テネット』の背景にある物理学的概念を解説 ─ クリストファー・ノーランの科学〈完結編〉 Joshua クリストファー・ノーラン作品『インセプション』、『インターステラー』、『メメント』に通底する時間概念を解説してきた連載の完結編となる今回の記事では、9月18日(金)に公開を迎えるノーラン最新作『TENET テネット』を根底から楽しむための予習解説を行う。公開前ということで、物語の根幹に関わるようなネタバレは避けているので、その点は安心して欲しい。ネタバレを避けつつも、読者の方々が『TENET テネット』を劇場で観る際に、劇中で登場する小難しい科学用語に不必要に惑わされぬよう、そうした科学知識をこの場で予め理解してしまおう、というのが記事の意図である。 まず公開前に『TENET テネット』を鑑賞した者として、言いたいことがある。確かに『TENET テネット

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  • 『インターステラー』『メメント』における時間遅延と時間反転 ─ クリストファー・ノーランの科学〈中編〉 | Fan's Voice | ファンズボイス

    最新作『TENET テネット』公開に先立ち、クリストファー・ノーランの代表作とも言える『メメント』、『インセプション』、『インターステラー』の3作品を中心に解説を行う連載。これらの作品に通底する「時間概念」について考察を深め、『TENET テネット』との接続性を分かりやすくするものだ。 記事では、『インターステラー』がいかに科学的に整合性が取れた物語だったのかを理解していただいた後に、『メメント』『インセプション』『インターステラー』という3作品の延長線上に『TENET テネット』の存在を確かに感じられるよう、関連をまとめていくつもりだ。 それでは早速、いろいろな疑問を「愛の力」ではなく、科学の力で解消すべく、『インターステラー』の解説を始めよう。 重力と時間の遅れ 前回の『インセプション』記事でも解説したが、アインシュタインの一般相対性理論によると、重力とは「時空の歪み」そのものであ

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  • 【単独インタビュー】『行き止まりの世界に生まれて』ビン・リューが開いた人生の扉 | Fan's Voice | ファンズボイス

    第91回アカデミー賞、第71回エミー賞にダブルノミネートされたドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』は、アメリカ・シカゴ在住のビン・リューの監督デビュー作です。 イリノイ州ロックフォード。貧しく暴力的な家庭に生まれ育ったキアー、ザック、ビンの3人にとって、いつも一緒のスケートボード仲間が、もうひとつの家族でした。ところが、成長するにつれ、それぞれの道を歩み始める3人。ようやく低賃金の仕事についたキアー、父親になったザック、そして映画を撮り始めたビン。ビンのカメラは、“アメリカで最も惨めな町”で希望を見いだせず、もがく若者たちの痛みを露わにしていきます──。 スケボー少年だったビンが、仲間たちの12年間の奇跡を追った『行き止まりの世界に生まれて』は、“ラストベルト”と呼ばれるアメリカの反映から見放された“錆びついた工場地帯”に生きる若者たちを通して、今日の分断されたアメリカへの深い考

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  • 【単独インタビュー】『WAVES/ウェイブス』トレイ・エドワード・シュルツ監督 | Fan's Voice | ファンズボイス

    注目の気鋭スタジオA24の最新作『WAVES/ウェイブス』が7月10日(金)に公開されます。 ある夜を境に幸せな日常を失った兄と妹を主人公に、誰もが体験する青春の挫折、恋人との出会いと別れ、親子の確執、家族の絆、そしてすべての傷を癒す愛といったさまざまなテーマを、実験的かつ現代的な手法で鮮烈に描かれた『WAVES/ウェイブス』。スクリーンいっぱいに躍動するサウンド、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワーク、登場人物の心情を疑似体験するストーリーテリング。傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語は、いまだかつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせます。 特筆すべきは、フランク・オーシャンをはじめ、ケンドリック・ラマー、アニマル・コレクティヴといった、音楽シーンをリードする豪華アーティストによる31の名曲たち。トレイ・エドワード・シュルツ監督は事前にプレイリス

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  • 【ネタバレありレビュー】『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』作り続ける表現者にささぐ“共生”のメッセージ | Fan's Voice | ファンズボイス

    【ネタバレありレビュー】『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』作り続ける表現者にささぐ“共生”のメッセージ SYO ※記事には映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のネタバレが含まれます。 誕生から、約150年──時代を超え、受け継がれてきた小説「若草物語」が、現代的な“風”を吹き込まれ、再び映画化された。 『レディ・バード』で青春ドラマの流れを変えたグレタ・ガーウィグ監督が、シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ティモシー・シャラメといった旬のキャストを迎え、「今の感覚」で紡ぎあげたヒューマンドラマ。米南北戦争時代、女性の立場が決して高かったとは言えない社会で「自分らしい生き方」と「思いやり」を胸に気高く生きた四姉妹の人生をつづる。 父親が従軍牧師として出征し、母(ローラ・ダーン)と4人の娘となったマーチ家。勝気な性

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  • 【単独インタビュー】『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』のジョン・チェスター監督による“ディズニーランドよりも楽しい”農場生活のススメ | Fan's Voice | ファンズボイス

    【単独インタビュー】『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』のジョン・チェスター監督による“ディズニーランドよりも楽しい”農場生活のススメ Atsuko Tatsuta アニマルプラネットなどの数々のネイチャー番組や映画を手掛けてきたジョン・チェスターが、自らの究極の農場づくりと理想の生活を目指して奮闘した記録を収めた『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』。 殺処分寸前で保護した愛犬トッドの鳴き声が原因で、大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョン&モリー・チェスター夫は、一念発起し郊外へ引っ越すことを決意します。それは、料理家のモリーの“当に体に良いべものを育てたい”という夢を叶えるために、ふたりが理想の農場づくりに挑む第一歩でした。ふたりが購入したのは、200エーカー(東京ドームの約17個分に相当)の荒れ果てた農地。土地を耕し、土壌を作り直し、有

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  • 【単独インタビュー】『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』ディーン・デュボア監督 | Fan's Voice | ファンズボイス

    記事には映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』の結末に関するネタバレが含まれます。 『ヒックとドラゴン』シリーズ第3弾として、“人間とドラゴン”の新たな冒険を空前のスケールで描く『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』。 2010年8月に日公開され大ヒットとなった『ヒックとドラゴン』で、解り合い共存の道をみつけた人間とドラゴンたち。あれから6年、“ヒック”とドラゴンの相棒“トゥース”たちが暮らすバーク島は、急激な人口&ドラゴン増加で定員オーバーに。亡き父の跡を継ぎ、若きリーダーに成長したヒックは、島を捨て、ドラゴンたちと新天地を探し求める決断をします。ところが大移動の旅の途中、最凶のドラゴンハンターに命を狙われ、“トゥース”の前には白い謎のドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現します。そして彼らは、人間が住めないドラゴンたちだけの隠された王国に辿り着きます──。 監督・脚を務めたカナダ出

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  • 【単独インタビュー】ポン・ジュノ監督がネタバレ解説する『パラサイト 半地下の家族』の真意 | Fan's Voice | ファンズボイス

    記事は、ポン・ジュノ監督自身からの『パラサイト 半地下の家族』および『母なる証明』に関する重大なネタバレが含まれます。編観賞後にお読みください。ジョーダン・ピール監督『アス』のネタバレも含まれます。 韓国の気鋭監督ポン・ジュノの長編第7作目となる『パラサイト 半地下の家族』。 2019年5月に開催されたカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを韓国映画として初受賞という快挙を成し遂げ、ゴールデングローブ賞でも韓国映画として初の外国語映画賞を受賞する他、数々の映画賞に輝いています。来る第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚賞、編集賞、美術賞、国際長編映画賞の計6部門にノミネートされており、受賞が期待されています。 物語の舞台は現代の韓国・ソウル。ひなびた半地下の住宅で暮らすキム一家は、事業に何度も失敗している父親のギテク、元ハンマー投げの選手ながらも今は内職に精を出すチュンスク、大

    【単独インタビュー】ポン・ジュノ監督がネタバレ解説する『パラサイト 半地下の家族』の真意 | Fan's Voice | ファンズボイス