4日の円相場は、円安が加速し、夕方になって1ドル=88円台に乗せた。2010年7月下旬以来約2年5カ月ぶりとなる円安ドル高水準となる。 東京外国為替市場の終値に相当する午後5時は、連休前の昨年12月28日の同時刻と比べて1円77銭円安ドル高の1ドル=88円08-10銭。対ユーロは0円22銭円安ユーロ高の114円58-62銭となっている。 午後5時以降もさらに円安が加速しており、ドルは88円前半で値動きが続いている。 米国の減税失効と歳出削減が重なる「財政の崖」の回避で、円売りドル買いが進んだ。市場では「4日発表の12月の米雇用統計が改善すればさらにドル買いが進む」(外為ディーラー)との見方も出ている。