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瀧口範子(ジャーナリスト) 【第32回】 2009年02月10日 損しても最後に笑うのはアマゾン? 新型電子書籍端末「キンドル2」の正体 「アマゾンがキンドル2を発表」――。 2月9日のアメリカのビジネス・メディアは、この話題でもちきりになった。最初のバージョンからデザインがグッとおしゃれになり、さらに軽量かつ小型化。厚みはiPhoneの上を行く0.36インチ(0.91センチ)ながら、スクリーンは明瞭になった。ダウンロードできる書籍数も4倍近くの23万冊に増え、ページ繰りも素早い。発売予定は2月24日。 だが、今回の発表のポイントはそんなおしゃれなデバイスにあるのではない。ここでCEO(最高経営責任者)のジェフ・ベゾスが言及したある小さなせりふが、アマゾンのこれからのビジネスモデルをくっきりと浮かび上がらせたのだ。それは、書籍と雑誌メディアの未来のエコシステムの中核にアマゾンが陣取る
米Google日本法人は2月10日、自社製ブログパーツをPRする口コミマーケティングを中止したことを明らかにした。ブロガーに報酬を支払って記事を書いてもらい、自社サイトにリンクしてもらう行為が「Googleの検索ポリシーに反していたことが分かったため」と説明している。 ブログ口コミネットワーク「CyberBuzz」の会員に、「Google急上昇ワードランキング」のブログパーツの紹介や貼り付け、ダウンロードサイトへのURLの掲載を依頼し、協力した会員に掲載費を支払っていた。 だが「外部のブログに当社のガジェットについて記述してもらい、サイトへリンクしてもらうことは、Googleの記事ランキングに影響を与えた可能性があり、当社のガイドラインに抵触する」(同社広報担当者)と判断して中止した。記事を掲載したブロガーには個別に削除依頼を行っているという。 Googleはガイドラインで、検索結果のペー
霞が関を頂点とした中央集権的な行政システムが日本の国力を奪っている。霞が関は省益確保に奔走、特殊法人は天下りの巣窟となっている。効果に乏しい政策を検証もなく続けたことで行政は肥大化、国と地方の二重、三重行政と相まって膨大な行政コストを生み出している。 さらに、補助金や法令を通じた霞が関の過度の関与によって、地方自治体は「考える力」と自主性を失った。1990年代の景気対策で積み上げた公共投資の結果、末端の市町村は多額の借金にまみれ、住民が望む行政サービスを手がけることもままならない。国と地方の借金総額は約1000兆円。これが、今の行政システムの限界を如実に示している。 増え続ける社会保障コストを賄うため、増税論議が俎上に上がる。年金や医療の信頼を取り戻すためには国民負担が必要だ。それは、国民も分かっている。だが、既存の行政システムには膨大な無駄が眠っている。それを看過したまま増税に応じるのは
拡張現実(AR)を使うどのようなアプリケーションやビジネスが考えられるのか。Webのコミュニティやサービスに詳しい日本技芸の濱野智史リサーチャーは「ソーシャルAR」に注目する。「mixi」のようなARサービスに大きな将来性があるという。 現象として面白いなと思うのは,ニコニコ動画でCGM(Consumer Generated Media)的に技術開発が進んでいることですね。例えば「ARToolKit」という技術シーズがあって,それがフリーで公開されて,ニコニコ動画上でそのツールを用いて製作された作品が公開されたり,オープンソース的にハックされていくという流れがあって,その現象自体が非常に面白い。 これまで,研究所や大学の最新の研究成果に触れる機会というのは,どうしても限られてしまっていたと思うんです。これに対し,ニコニコ動画の「ニコニコ技術部」の作品というのは,技術開発の成果やプロセスその
By Will Leitch, a contributing editor covering sports and film at New York since 2008 and the author of six books, including the novels 'How Lucky' and 'The Time Has Come.' In case you don’t remember the precise details of what the Silicon Alley dot-com boom-and-bust in the late nineties and early aughts was like, allow me to remind you, because I was there. Everyone showed up to work, hung-over,
先週から今週にかけて、安藤忠雄氏の自伝をはじめとして日本の「建築家」と呼ばれる人々の考えと、その住宅、いわゆる「作品集」を集めた著作を、数冊まとめて読んだ。 それにしても、安藤忠雄氏は、今や時代の寵児であり、どの本を読んでもベタ褒めである。その中にあって、黒川紀章氏だけが「過剰装飾のバブルの反動で、シンプルなものを求める時代の要望にマッチして脚光を浴びているにすぎない」と看過している。正鵠かどうかは分からないが、たしかに鋭い指摘である。 ご存知のように、安藤氏は建築専門の学校を卒業したわけではない。若いときからヨーロッパを放浪し、建築物を観て回った。後には設計図書を手にして、再度建築物を観て回り、独力で力をつけていった。 そして、あらゆる設計コンペに応募しつづけながら、食えない生活を続けていたが、黒川氏の指摘にあるようにバブルが弾けてから脚光を浴び、東大教授となったとたんに有名人とな
米Amazon.comは2月9日、電子書籍リーダーの第2弾となる「Amazon Kindle 2」を発表した。同日から予約を受け付け、24日に出荷開始する。価格は前モデルと同じ359ドル。 厚みが前モデル(0.7インチ)より薄い0.36インチ(0.91センチ)になり、重量は前モデル(10.3オンス)よりわずかに軽い10.2オンス(289グラム)。ページをめくるためのボタンが両サイドに配置されたことで片手での読書が容易になり、またジョイスティック方式のコントローラボタンでページ上の上下左右の移動がしやすくなった。 6インチの画面は従来と同じ600×800ピクセルの解像度だが、従来モノクロ4階調だったのを16階調とした。ページをめくる速度は前モデルより平均20%高速化しているという。メモリ容量は2Gバイトで、書籍1500冊以上を本体に保存できる。バッテリー持続時間は20%以上延長され、ワイヤレ
Jeff Bezos, Amazon's chief executive, unveiled the Kindle 2 on Monday in New York.Credit...Michael Appleton for The New York Times Setting up an obvious battle with Google and another possible one with Apple in the fast-growing electronic-book business, Amazon.com on Monday introduced the Kindle 2, a new version of its popular e-book reader. The announcement strengthens the bid by Amazon for contr
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