いずれも告示前に投稿されたものだが、石原慎太郎都知事の声援ビデオや、コマーシャル風の独自製作ビデオが、選挙期間中もネットを通じて流れる仕組みだ。 公職選挙法の規定では、告示後の更新はできないが、これならば問題なさそう。 ただ、特定の候補や政党を一方的に批判した映像も公開されており、都選挙管理委員会は対応に苦慮している。 「経験と高い見識、実行力、頼りがいのある政治家だと思います。絶対に東京に必要なんです」 ベテランの自民党現職候補の陣営が今年6月、動画サイトで公開した、石原知事のビデオメッセージの一コマだ。陣営幹部は「多くの人に見てもらおうと思った」と説明するが、ビデオを見れば、石原都政とのパイプの太さを自然とアピールできるようになっている。 民主党の若手現職候補の場合、動画サイトに投稿するため、わざわざ約1分間のコマーシャル風のビデオを製作した。この候補は「若い人がネットに親しんでいるの