10月24日から一般公開が始まった東京モーターショー。取材する限りでは、ハイブリッド車や電気自動車に代表される「エコ」と、トヨタ「LFA」やホンダ「CR-Z」に見られるような「スポーツ」の対比が際立っていたと言えそうです。これを別の言葉で言い換えると、プレスルームで誰かが口にしていた「環境」と「官能」ということになるのでしょうか。 さて、これらの詳細は特設ページ(関連記事)や、11月末に発行される本誌2010年1月号をご覧いただくとして、ここではエコに付随して立ち上がりつつある新たな社会システムやそれに対応したビジネスについて触れたいと思います。 モーターショーの報道陣向け発表では、各自動車メーカーの経営陣が「電気自動車の時代になると自動車産業以外にも多くの変化が訪れる」と口々に語りました。たとえば、三菱自動車社長の益子修氏は、「自動車用Liイオン2次電池の2次利用について三菱商事などと検