期待されるドローン点検について、具体的な効果測定が進み始めた 去る4月8日、自動車部品メーカー大手のデンソーが、RCヘリコプターメーカーのヒロボーと共同でドローンを開発したと発表した。彼らはこれまで培ってきた技術を活かし、強風や降雨などの気象環境、あるいは建築物の近くといった環境でも安定して飛行可能なドローンを製造。これを活かし、インフラ点検分野でのサービス開発を進めていくとしている。 インフラ点検は、ドローン活用が大きく期待される領域のひとつだ。特に日本では、高度経済成長期に整備された道路や橋梁などのインフラが老朽化することで、2037年頃には維持管理・更新費用までもが足りなくなると予測されている。そこでドローンなどのロボットを導入し、維持管理にかかるコストを抑制しようというわけである。それでは具体的に、どのくらいのコスト削減効果が期待できるのだろうか? この件について、近ごろ各所から検