アジャイル ニュース フラッシュ
2009年8月8日、東京・青山にて、『パターン、Wiki、XP』の刊行を記念したイベント「第七回Wikiばな ~Wikiの起源へ~」が開催されました。 当日は約150名の方が集まり、動画中継のユニーク閲覧者数も296人と大盛況でした。会場の日本オラクル株式会社青山本社は、参加者全員が余裕で入り、無線LANも電源も完備など、会場の良さが印象的でした。 本稿では、当日イベントの模様を写真と動画でレポートします。なお、Wikiばな公式サイトにて、参加者による報告リンク集がありますので、こちらもあわせてご覧ください。 チュートリアル 江渡浩一郎さん「Wikiの起源へ」 資料・感想 ショートセッション1 稲尾尚徳さん「レビューパターン」 ショートセッション2 塚本牧生さん「Wikizenアパート(仮)」 資料・感想 セッション1 しばむらしのぶさん「「老子」からWikiWayへ」 資料・感想 ショ
最近仕事が非常に忙しく、帰りの電車の中で英語などを勉強しようとしても疲れからか中々みが入らないので、勝間本などの読みやすい仕事術系の本を読むことが多い。しかし、仕事術系の本というのは諸刃の剣で、相当に注意をしていても、読んだだけでなんとなく自分の生産性がいくばくかでもあがってしまったかのように錯覚してしまうのが恐ろしい。 日経ビジネスの2008年3月24日号の「有訓無訓」で鵤工舎舎主であり、宮大工の小川三夫さんという方が非常に面白いことを言っていた。 以前、トヨタ自動車工場で一番上級クラスという技能者の方たちが、何度か研修に来られました。若い人に技術を教えるのが難しいので、どうやって教えたらいいのか、宮大工にヒントを得てきなさいということですやろ。一度現場で話をした時、「何や禅問答をしてるみたいだ」と言うてました。意味が分からんとそりゃそうですよ、こっちは「教えるためには、教えてはいかん」
ぼくが尊敬する、Kent Beck 氏が書いた最近の記事「Appreciating Your Way to XP」、を許可を得て日本語訳しました。 印刷用のPDFもこちらに容易しました。 自分たちの良いところを認識することからはじめるXP (出典:”Appreciating Your Way to XP”) http://www.threeriversinstitute.org/AppreciatingYourWayToXP.htm Kent Beck, Three Rivers Institute 訳: 平鍋健児 概要 「問題を認識してそれを解決する」という考え方は工学では常識的だが、別の手法として、「現在うまくいっていることの価値を認識(appreciate)することからはじめる」というアプローチには、変化を生み出す大きな力がある。この記事では、AI=アプリシアティブ・インクワイアリ(
TddAntiPatterns - TDD のアンチパターン 目次 この文書について TDD のアンチパターン TDD アンチパターン・カタログ 嘘つき。 (The Liar) セットアップ過多 (Excessive Setup) 巨人 (The Giant) モック酔い (The Mockery) 検査官 (The Inspector) 太っ腹な残り物 (Generous Leftovers) 地元の英雄 (Local Hero) 小姑 (The Nitpicker) 秘密のキャッチ (The Secret Catcher) ペテン師 (The Dodger) 大声 (The Loudmouth) はらぺこキャッチ (The Greedy Catcher) 序列屋 (The Sequencer) 隠れ依存 (Hidden Dependency) 点呼 (The Enumerator)
_ 思いやり駆動開発 オブジェクト倶楽部夏イベントに参加して、 LTを「思いやり駆動開発」という題で行い、 ベストトーカー賞を頂きました LTで喋る前からみなさんに「がんばってください!」と励ましのお言葉を頂いたり、 喋ったあとも「おもしろかったですよ!」とありがたいお言葉を頂いたり、 懇親会でぼそっと「今週末で30になります」と言ったら みんなでハッピーバースデーを唄って頂いたり、 みなさんのおかげでとても楽しい1日を過ごすことができました。 とてもとても幸せな1日でした。 本当にありがとうございました。>ご参加のみなさま また詳しい話は追々この日の日記に追記していきます。 発表資料も後日UPします。 ひとまずコミュだけ作りました。 つ【ODDユーザーグループmixiコミュニティ】
思いやり駆動開発(ODD) ソフトウェア開発を成功させる、もっともシンプルな「こころがけベース」のアプローチである。オブジェクト倶楽部2007夏イベントで発表された。ここでは、ついカッとなって私なりにこのコンセプトを膨らませてみたい。 ソフトウェア開発はコミュニケーションでできている。ソフトウェアの欠陥が発生しやすいのは、人と人の境界、プロジェクトとプロジェクトの境界。そしてそこにはコミュニケーションが生まれている。コミュニケーションには相手があり、その相手を「思いやる」ことが、大切だ。読み手のことを思いやるコードを書こう。システムのユーザを思いやる仕様にしよう。そんなシンプルな「こころがけ」だ。 具体的には、こういうこと。 システムを実際に使う「ユーザー」を思いやろう。ストレスなく使え、「思った機能がそこにある」ようなシステムにしよう。そのユーザが普段使っている言葉のUIを提供しよう。製
メモ。この前角谷さんと話した内容を下敷きに。 プロジェクトマネジメントはポストモダン化しつつある。 キーワードは「感情管理」。近代的なプロジェクト管理では、作業者は機械と同様、定量的なタスクをこなす装置(機械)と考えられていたが、現代的なプロジェクト管理では作業者の感情にフォーカスする。これはチームのメンバーにもリーダーにも当てはまる(リーダーの方がより強くあてはまる)。 ポストモダンプロジェクトマネジメント技法の代表例としてコーチングとファシリテーションが挙げられる。前者は規律訓練型、後者は環境管理型の側面が強い。コーチングが主にリーダーに対し、その振る舞いを規定し、強要する一方、ファシリテーションではその意図を不明確に・あるいは隠蔽し、メンバーの感情を暗黙のうちに管理しようとする。高度なファシリテーションではリーダーすらも暗黙のうちに管理されるようになる。 プロジェクトマネジメントがポ
朝会(デイリー・スタンドアップ・ミーティング、デイリー・スクラム、デイリー・ハドル*1、朝のロールコール*2)を説明するのは簡単だ。チーム全員が毎日顔を合わせ、現在の状況を迅速に確認しあう。立ってやるのはミーティングの時間を短くするためだ。以上。 でもこれだけじゃあ、「良い朝会」と「悪い朝会」の微妙な違いは分からないだろう。 朝会の定義は非常に簡単なものなのに、 うまくいっていない朝会があって私はとても驚いた。 すぐに原因は分かったが、そのチームはそれが何なのか分かっていなかった。 朝会の基本原則と詳細を意識していなかったのだ。 そのために朝会の問題について診断や解決がなされていなかったわけだ。 良い朝会を経験した人たちは、 うまくいってないときに何をすればいいかを知っている。 朝会に慣れていない人たちは、 うまくいってないときに何をすればいいかに気づかない。 「暗黙知なんだから、とにかく
社内の情報や知識(ナレッジ)を共有することは、多くの企業にとって長年の課題であるといえます。特に企業が大きくなり、組織が縦割りになればなるほど、部門や事業部を超えた情報共有が困難になります。 そういった状況では、グループウェアなどの仕事の延長上にあるツールを使うだけでは、仕事以外の話を含めた全社横断のコミュニケーションやナレッジの共有は難しいかもしれません。その課題を解決する可能性を秘めているのが「社内SNS」です。 SNSとはソーシャルネットワークサービスの略で、最近ではmixiが非常に有名です。 mixiは登録制の閉じた世界でのコミュニケーションツールで、プロフィールの登録や日記の投稿やコメント、コミュニティなどによって、人と人のつながりを構築・支援することを目的としたサービスです。 そして今、このSNSの仕組みを社内に導入することで、社内の情報共有に効果を発揮できるのではないかと期待
イベント・セミナー集客プラットフォーム 「こくちーずプロ」を使えば、驚くほど簡単で安全なイベント告知・集客ができます。誰でも使えるシンプルさ、とことんまでイベント集客の手助けができる拡張性、大規模なイベントの大量な申し込みも安心して受付ができる高機能を併せ持っています。 一般的なイベントだけでなく講演会や、定期的に開催する地域セミナー、クローズドな社内勉強会、大規模な学会など様々なイベント形態にあわせた募集が可能です。 サービスのトップへ セミナー会場検索サービス 「こくちーずスペース」は、イベント・セミナーの開催に適したセミナー会場(貸し会議室・ホール)を所有する全国2,700箇所以上の公共施設を掲載!リーズナブル・格安で安心して利用できる貸し会議室やレンタルスペースを中心にイベントの規模や設備など目的にあった施設を簡単に検索できます。 今まで見つけにくかった公共施設の詳細な情報をまとめ
ChangeVision では、クレド(CREDO)を作って、みんなで会社の思いや行動指針を一つの方向にそろえ、力が合わさるようにしています。 以前のブログで、作成中のβバージョンをお見せしました。http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2006/08/changevision___fdaa.html 今回は、最新の1.0バージョンをお見せします。アジャイルのやり方に則って(?)、価値(values)、原則(principles)、実践(practices)で表現してみました。全部で、3価値、5原則、7実践、です。表裏があり、これを3つ折にして、名刺入れに入れて携帯します。 前文: 私たちは、「見える化」によって世界を革新します。 チェンジビジョンには、情熱をもった個人が集まっています。その力が合わさって、さらに強い力を生み出すために、また、迷ったときの意思
[edit] カリフォルニア 2007年10月5日 [edit] FogBugz On Demand 2007年7月9日 [edit] マネジメントの本 2007年6月29日 [edit] 記憶に残るようなカスタマサービスへの7ステップ 2007年2月19日 [edit] ファウンダーズ アット ワーク 2007年1月30日 [edit] Copilot 2.0リリース! 2007年1月26日 [edit] ビッグピクチャー 2007年1月21日 [edit] 新年の抱負: もっといい仕事につくこと! 2006年12月20日 [edit] 50万件のバグ! 2006年12月20日 [edit] 新作! 2006年12月18日 [edit] エレガンス 2006年12月15日 人々がソフトウェアをいじるのは、多くの場合、それで遊びたくてそうしているわけではない。彼らがソフトウェアを使うの
プログラマのためのユーザインタフェースデザイン 第 1 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 第 7 章 第 8 章 第 9 章 ストラテジーレターV 2002年6月12日 ミクロ経済学の補完財の原理について考えていて、私はオープンソースソフトウェアに関する興味深いあることに気がついた。それが何かというと、オープンソースソフトウェア開発に多額の資金を使っている企業の多くは、それが彼らにとって良いビジネス戦略だからそうしているのであって、突然資本主義を信じるのをやめて、「言論の自由と言うときの自由」に浮かれるようになったわけではないということだ。ストラテジーレターⅤ 5つの世界 2002年5月6日 5つの世界:すべてのソフトウェア開発が同じではない。 追記:インターナルシステム、コンサルウェア、パッケージソフトの間には大きなグレーゾーンがあり、この3つの世界はしばし
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最近、「見える化」という言葉が広く使われるようになった。ソフトウェア開発やプロジェクトマネジメントの文脈において、「トヨタ生産方式」が再度見直されていることが理由の1つであるが、この「見える化」という漢字かな混じり語のベタっとしたインパクトも大きく貢献していると思う。 この言葉からは「現場」や「アナログ」のにおいがする。スマートさからは離れているが、逆に「粘り強さ」や「実践感」といった点で「可視化」という無機質な言葉とは一線を画している。 実は、ここが「見える化」の肝であり、物理的な「モノ感」であったり、体を使った実践的な「行動」に繋がってはじめて見える化なのである。つまり「見える」だけでは「見える化」とはいわない。そこから喚起される実際の物理的な感触が、問題の解決にむけた身体的な行動を生み出してはじめて「見える化」なのだ。 そういう意味で、「何のための見える化か?」ということは、常に問わ
今週号のFortuneの特集記事(原文へのリンク)は、"Chaos by Design"というGoogleのマネージメントスタイルに関する記事。GoogleのBusiness Operationの上級副社長は、Shona Brownという元マッキンゼーの女性。1998年にCompeting on the Edge: Strategy as Structured Chaosという本を書き、イノベーションを起こすには、会社を「カオス状態」と「きちんと構造化された状態」の間の "structured chaos"(構造化されたカオス)と呼ぶ状態に置くのが一番良いと説いたのだが、Googleが今ある状態はまさにそれ、というのがこの記事の論点だ。 今考えてみると、Microsoftも、90年代の前半から中盤の、Windows95、IE3.0、IE4.0を出した時期は、まさに"Structured C
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