教育・子育て 望まれる数学教育の改善 / 記事一覧 学生時代、数学が苦手だったという人は、多いだろう。 数学なんてなければいいのに、と思った人も多いに違いない。 それでは、なぜ、数学を勉強する必要があるのだろうか? 例えば、中学校で習う、二次方程式の解法、これを日常生活で使うことは、殆どない。高校で習う、代数、三角関数、指数関数、ベクトル、行列、微分積分も日常的に使っている人は、ほんの少ししかいない。 高校では、週に4時間以上も授業があり、大学入試では、少なくとも理工系では最も点差の開く科目だろう。 日常生活で使わないのに何故、これほどまでに重要視されるのだろう。 数学は、自然現象を記述する言語だから、数学のリテラシーを身につけておくことは重要であるし、確実に計算が出来るというのも大事だろう。 しかし、数学を学ぶ真の目的は、物事を筋道立てて考え、論証をする能力を身につける