『危機に立つ国家』とは、1983年にアメリカ合衆国が教育の危機的状況を訴えた連邦報告書である。これをきっかけに全国的な教育改革運動が起こった。 内容 現状 ・ 10年前完了した学力の国際比較では、アメリカの学生・生徒は学力テストのうち19種類で1位または2位がとれなかったし、他の工業化諸国と比べると7回も最下位になっている。 ・アメリカの成人のうち約2,300万人は、日常の読み、書き、理解のテストで機能的に文盲である。 ・17才のアメリカ人の約13%が機能的に文盲 であることがわかった。特に少数民族の青年層ではこれが40%にも及んでいる。 ・大学入試委員会実施の進学適性テスト(SAT) の得点は、1963年から1980年にかけて、実質低下しっぱなしである。 ・大学入試委員会実施の学力試験も、近年は物理、英語などの教科で一貫して低下している。 ・17才青年層の多数が「高度の」知的スキルを期待