千葉県市原市の実家で、自閉症の中学1年の3女=当時(13)=を絞殺したとして殺人罪に問われた無職、池田由起子被告(49)の初公判が4日、千葉地裁(栃木力裁判長)であり、池田被告は起訴内容を認めた。弁護側は「当時、鬱(うつ)病で責任能力はなかった」と無罪を主張した。 検察側は冒頭陳述で、「障害がある子の将来に絶望し、死んだ方がいいと考えた独善的で悪質な犯行」と指摘。弁護側は冒頭陳述で「娘や実母の世話で疲れ切っており、抗鬱剤を処方されていた」と述べた。 起訴状によると、池田被告は昨年2月3日午前2時ごろ、実家で寝ていた3女、耀さんの首を着物の腰ひもで絞めて殺害したとしている。