先日の記事に徳保さん、Baatarismさんほかからコメントをいただき(ありがとうございます)、考えてみた。徳保さんのストーリーではアメリカ人は職さえ確保すれば自動車メーカーが海外資本でも気にしない。でも職が海外に行ってしまうのはイヤ。ゆえにトヨタは現地生産にシフトした。その結果日本車のシェアが増え、Big3が潰れてもかまわないと思うようになった。ということらしい。でも、「財は輸入せず自国内で生産すべき」というのは貿易保護そのものであり、あまりアメリカ流ではないと思う。実際、自動車以外の財ではそれほど気にしているようには見えない。自動車は自国内で生産しなきゃいけないと拘る理由は何だろうか。またこれと関連して、最近「消費地に近いところで生産する」という話をよく聞くのだが、これは何か経済学的な根拠があるのだろうか。食料品では地産地消という声がよく聞かれるけれどもそれは経済学的には否定されている