コンピューターモニターに表示された幹細胞。米コネティカット大学(University of Connecticut)の研究所で(2010年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【10月30日 AFP】幹細胞を使って、ヒトの胃組織の小さな塊である「ミニ胃」の作製に世界で初めて成功したとの研究論文が29日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。この成果により、がん、潰瘍、糖尿病などの研究に拍車がかかる可能性があるという。 米シンシナティ小児病院医療センター(Cincinnati Children's Hospital Medical Center)などの研究チームによると、実験室のペトリ皿で培養された「胃オルガノイド(組織構造体)」と呼ばれるこの組織は、「胃のミニチュア版」ともいえるもので、未成熟な細胞で構成されているという。
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